通夜とはどんなもの?参列や服装のマナーは? | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
通夜とはどんなもの?参列や服装のマナーは?
突然の訃報で驚き、お通夜があると聞かされても、お葬式や告別式と何が違うのかわからなくて困ってしまったことはありませんか?

最後のお別れですから、参列の際のマナーや、服装も気になるところですよね。

今回は、お通夜の具体的な内容や、気を付けたいポイントについて紹介していきます。

通夜とは?


18-①

一般的に、葬式とは2日間にわたるお別れの式を指します。このうち1日目に行われるのが通夜、2日目に行われるのが葬儀・告別式です。

1日目のお通夜は、親族や生前に親しかった方が故人とともに夜を過ごすものです。現在ではお通夜は夕方以降に始まるため、仕事などで告別式に参加できない人でも供養ができるようになっています。

お通夜では供養のため、僧侶による読経が行われ、参列者がそれぞれ焼香を行います。焼香が終わると通夜振る舞いと呼ばれるお料理を食べつつ、故人の思い出などを話しながらお線香を絶やさず午前0時頃まで過ごします。

以前は親族や特に親しい友人などで執り行うものでしたが、最近では一般弔問者も参列することが多くなってきています。そのため、親族で過ごす仮通夜と、一般弔問者が参列できる本通夜の2つを行うというケースも見られるようになりました。

通夜に参列するときの服装


通夜に参列するときは、どのような服装が望ましいのでしょうか。

ここでは、男性と女性別に通夜に参列する際に服用について紹介していきます。

男性の場合は喪服で参列すること


男性は喪服を着用するのが基本となります。

喪服は黒無地のスーツですが、生地に光沢のないものが良いでしょう。シャツの色は白、靴下・ネクタイは黒一色のものを選び、靴も黒が望ましいとされています。結婚指輪や時計を除き、アクセサリー類の着用もやめましょう。

お知らせ当日に駆け付ける場合など、どうしても喪服が用意できない場合はできるだけ黒系の無地の服を選びます。襟付きの白シャツと黒系のジャケットが必要です。

女性の場合も喪服が基本


女性の場合も、基本的には喪服を着用します。アクセサリーは真珠が望ましく、一粒のイヤリングまたは一連のネックレスだけを付けるようにしましょう。ストッキングやパンプス、バッグは服と同様に黒色がベストで、飾りのないものを使います。

お化粧は薄化粧にします。チークや口紅は使わないか薄付きにし、アイシャドウも目立つ色を避けてパールやラメのないものを選びましょう。髪型も、ロングの場合はシンプルなまとめ髪が好印象です。

通夜の流れ


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一般的なお通夜の流れは、下記の順番で進行します。

 

①受付から待機まで


まずは受付で名乗り、受付担当の方にお悔やみの言葉をお伝えしてから香典を手渡しましょう。

香典はあらかじめ袱紗に包んでおいたものを取り出し、受付の方から見て正面になるようにしてから手渡すようにしてください。きちんと包んだもの以外はマナー違反です。

香典を渡せたら会葬者名簿に氏名を記入し、着席して開式を静かに待ちます。案内通りに速やかに着席しましょう。

 

②開式とお焼香


僧侶が会場に入ると開式となります。読経が行われるので、読経が終わるまでは静かに過ごしましょう。寺院によっては経本を配布していることがあり、弔問客も一緒に読経をすることもあります。その場合は供養のため、心を込めてお経を読み上げます。

読経が終わると焼香が始まります。焼香の順番は喪主、親族、参列者の順番です。

自分の番が来たら、次の方に「お先に失礼します」と言ってから焼香に向かいます。喪主や親族に一礼してから焼香台の前に立ち、遺影に向かって一礼をします。焼香を終えたら手を合わせてもう一度一礼をしましょう。

地域やお寺によって焼香を何回行うかは異なりますが、最大でも3回が上限です。参列者が多い場合には1回だけにしてください。

 

③閉式とあいさつ


全員が焼香を終え、僧侶が席を離れると閉式です。

最後に喪主からのあいさつがあれば、それをきちんと聞いてから退席するようにしてください。喪主のあいさつがない場合にはそのまま退席しましょう。

 

④通夜振る舞い


お通夜の後、故人と縁の深かった人には通夜振る舞いのお食事がすすめられることがあります。

どうしても参加できない事情があるときを除いては食事に参加し、箸をつけてから帰るようにしましょう。誘いを断ってすぐに帰ってしまうのはマナー違反とされています。

通夜に参列する前に知っておきたいマナー


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訃報を聞くと動揺してしまい、マナー違反をやってしまいがちなものです。ここでは事前に知っておきたい、お通夜でのマナーを5つご紹介します。

 

①二連のネックレスは絶対にダメ


女性は真珠のアクセサリーを付けるのが望ましいのですが、このうち真珠であっても二連のネックレスは絶対に付けてはいけません。

二連のものには不幸が重なるという意味があり、お通夜を含め、お葬式には不適切です。

 

②毛皮を使った衣類は絶対に着用しない


冬の寒い時期、コートやマフラーなどで毛皮(ファー)を使ったものは温かく便利ですよね。しかし、毛皮を使った衣類はお通夜やお葬式に絶対に着て行ってはいけません。毛皮は殺生を思い起こさせるものですので、お葬式の場にはふさわしくないものです。

 

③通夜振る舞いは極力断らない


通夜振る舞いは単なる懇談会ではなく、故人の供養のためのものでもあります。

そのため、どうしても退席を急がなくてはならない場合でも、一度は食べ物に箸をつけてから退席するようにしてください。

持ち帰りができる場合もあるので、その場合はお食事を受け取ることを忘れないようにしましょう。

 

④遺族の方と会ったらまずはお悔やみの言葉を


動揺されている遺族の方に対しては、どう声をかけるべきか……と、悩んでしまうこともありますよね。その場合はタイミングを見計らって、一言お悔やみを伝えることは忘れないようにしてください。

お悔やみの言葉としては「このたびはご愁傷様です」「非常に残念です」といったものを使うと失礼がありません。遺族の方への気遣いを持ってお悔やみの気持ちを告げましょう。

 

⑤焼香の仕方はケースバイケースで


参列者が多く、お通夜に時間がかかりそうな場合には多少省略するほうがベターです。

省略する場合は回数を1回で済ませたり、お線香を額の高さに上げずに香炉にくべたりするのが基本です。

親族や参列者の方をお待たせしないよう、ケースバイケースで対応してください。

まとめ


いかがだったでしょうか。お通夜は親族や生前親しかった方が故人をしのぶ大切な夜です。

葬儀に出られない方は最後のお別れの日になりますし、マナーを守り、思いやりを持って行動しましょう。慣れない場ですので多少の失敗はあるかもしれませんが、気持ちがしっかりと故人やご遺族の方に伝えられれば大丈夫ですよ。