葬儀のお礼はメールでも大丈夫?メールの書き方を紹介 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
葬儀のお礼はメールでも大丈夫?メールの書き方を紹介


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葬儀後の挨拶に直接伺えない場合には、「挨拶状(礼状)」を送るというのが一般的となっています。さらに現代ではインターネットが普及していることもあり、「メールで挨拶文を送る」ということも双方にとって効率的な場合もあるでしょう。今回はそんなときのために、「メールで挨拶文を送って良いケース」について、マナーや注意点も踏まえ、その内容・書き方・例文まで、詳しくご紹介します。

葬儀のお礼はメールでも良い?


葬儀後の挨拶回りは「直接お宅まで伺って伝える」というのがもっとも丁寧で、正式な形です。お礼の仕方と丁寧さの順番は次のように、『直接会って伝える>電話で伝える>礼状で伝える>メールで伝える>LINEで伝える』となっていて、「直接会って伝える」以外は略式とされています。

場合によってはメールでも良いケースもありますが、あくまでも略式であるということを前提に、相手との関係をよく考えた上で、どのように伝えるかを決めましょう。

親しい間柄ならメールでも問題ない


葬儀後のお礼をメールで伝えるのは正式ではありません。特に目上の方や年配の方の中には、礼儀やマナーを重んじる方も多くいらっしゃいますので、よほど親しい間柄でない限りは、メールでのお礼は控えたほうが無難でしょう。

メールでも許される関係というのはかなり限定的にはなりますが、例えば子供のころから付き合いのある幼なじみや、学生時代の友人、親しい親戚の人、会社の同僚でも特別に仲の良い人など、普段から親しい間柄であれば大丈夫でしょう。

本来はお礼状を送るのがマナー


会葬や香典に対するお礼としては、先ほどご説明したように「直接会って伝える」というのがもっとも丁寧で正式です。しかし遠方であったり、電話では相手方のタイミングの問題もあるなど、直接伝えられないことも多いでしょう。そういった現状を踏まえて現在では、「挨拶状(礼状)」を送ることが一般的なマナーとなっています。

そして親しい間柄でもメールだけで済ませるのはマナー違反ですので、メールと合わせてお礼状も送るようにしましょう。また、会社で顔を合わせる機会がある上司には、直接口頭で伝えるのが望ましいでしょう。

葬儀のお礼メールを送るときのポイント


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このように、親しい間柄であればメールで葬儀のお礼を伝えることは可能ですが、メールで伝えるにあたっては、葬儀のマナーがあるのと同様に、気を付けなければならないポイントや、いくつかの注意点があります。基本的にはビジネスメールのマナーに準じて書くようにします。そして親しい間柄とはいっても、絵文字の使用は避けましょう。

早めにメールを送る


メールで葬儀のお礼を伝える場合の注意点としては、葬儀を終えてから「遅くとも1週間以内に送る」ということです。遺族側としては葬儀後もなにかと対応しなければならないことが多く、うっかりしてしまいがちです。とはいえ、葬儀からあまり時間が経ってしまうと先方に対して失礼になってしまいますので、メールを送る場合はなるべく早めに送りましょう。送り忘れを防ぐために、あらかじめToDoリストに書き加えておいたり、アラームをセットしておくなどするのもおすすめです。

略式をお詫びする


先ほどもご説明しましたが、葬儀後のお礼は「直接伝える」ことがもっとも丁寧で正式です。メールで葬儀のお礼を伝えるのはあくまでも略式であるということを念頭に置いて、文章には「略儀ながらメールにて」や「取り急ぎメールにて」など、本来のマナーに反して正式な手続きを省略することのお詫びの旨を必ず盛り込みます。

しかし、そこは親しい間柄ですので、堅苦しくなりすぎない程度に、かつ丁寧な文面を心がけて書くと良いでしょう。

使う言葉に注意する


葬儀のマナーとして、挨拶で避けるべき「忌み言葉」があります。葬儀後の挨拶をメールで送る場合も同様に、避けるべき言葉に注意してください。「浮かばれない」「迷う」などの、故人が天国にたどり着けないようなネガティブな言葉は使わないようにしましょう。

「いろいろと」や「くれぐれも」などの重ね言葉はつい使ってしまいがちですが、不幸を繰り返すという意味合いで避けなければならない「忌み言葉」となります。また、「ご多忙」は亡くなるという字が含まれているので忌み言葉となり、その場合は「ご多用」と言い換えることが望ましいとされています。

句読点を打たない


一般的に寺院や僧侶に送る手紙は、普通の手紙とは異なり「句読点を打たない」という特殊なルールがあります。この理由としては「もともと書状は毛筆で書かれていたため句読点が不要である」という考え方や、「句読点で区切ることは縁を切ることを連想させる」など諸説ありますが、これがマナーとなっています。

そして、葬儀関連の挨拶状や礼状、またメールでも同様に、句読点を用いずに書くことが望ましいとされています。この場合、句読点を用いない長い文章は読みにくいですから、伝えたい情報を簡潔に書き、改行をうまく使うことがポイントになります。

宗教・宗派に気を付ける


葬儀に関連する事柄には、宗教・宗派によって異なるマナーがあります。葬儀は基本的には故人の信仰していた宗教・宗派で執り行いますので、喪主や親族側としてメールでお礼を伝える場合も、それに合わせて言葉を選ぶように気を付けましょう。

《仏式》

馴染みの深い「香典」「法要」「供養」といった言葉は仏式のみで使える言葉です。また「逝去」という言葉は尊敬語ですので、身内である故人に対して用いるのは不適切です。この場合は「死去」とするのが適当です。

《神式》

「死去」や「永眠」ではなく「帰幽(きゆう)」という言葉が使われます。香典も「御玉串料」となります。香典返しのことは「気持ちばかりの品」などと表現するのが無難です。

《キリスト教式》

カトリックの場合は死去や永眠を表す言葉として「昇天」「帰天」と言い、プロテスタントでは「召天」と表現します。また、仏式の法要にあたる言葉としては「諸式」と書くと良いでしょう。

葬儀のお礼メールの例


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それではここで、いくつかの目的別に、メールでの具体的な文例をご紹介しましょう。親しい間柄にあるとはいえ、あくまでも厳粛な葬儀のお礼ということですので、礼儀正しい文面を心がけるようにしてください。

内容としては、主に以下の3つを書きます。

  • 会葬や香典に対するお礼の言葉

  • 葬儀に関連する諸行事を無事に終えた報告

  • 略儀でお伝えすることのお詫び


注意点としては、「件名はできるだけ簡潔に分かりやすくする」、そして「故人と差出人の名前、日付も書く」ということを覚えておきましょう。

通夜参列・葬儀参列のお礼


 

件名:□□より 葬儀参列のお礼

本文:

〇〇〇〇様

 

先日はご多用の中 亡父△△△△の葬儀にご参列いただきまして ありがとうございました

おかげさまで 無事に葬儀を終えることができ 故人も安心したことと思います

亡父になりかわりまして ご厚情に感謝申し上げます

本来なら直接ご挨拶させて頂くべきところではございますが まずはひとことお礼を申し上げたく メールにて失礼ささせていただきます

取り急ぎ 参列のお礼まで

××月××日

        □□□□(差出人の名前)

 

供花のお礼


 

件名:□□より 供花のお礼

本文:

〇〇〇〇様

 

この度は 亡母△△△△の葬儀に際しまして 立派なご供花を賜りましたこと 誠にありがとうございました 謹んで母の霊前に飾らせていただきました

おかげさまで無事に葬儀を終えることができましたことも併せてご報告させていただきます

本来であれば 直接ご挨拶させていただくべきところではございますが ひとことお礼を申し上げたく メールにて失礼ささせていただきます

〇〇様の温かなお心づかいに 心より感謝申し上げます

取り急ぎ 御礼まで

 

××月××日

        □□□□(差出人の名前)

 

弔電のお礼


 

件名:□□より 弔電のお礼

本文:

〇〇〇〇様

 

先日は 亡父△△△△の葬儀に際しまして 丁重なご弔電をいただきまして 誠にありがとうございました

生前に親しくさせていただいた〇〇様のご弔意をいただき 故人も喜んでいることと存じます

おかげさまで とどこおりなく葬儀を執り行うことができましたこと 併せてご報告させていただきます

本来なら直接ご挨拶させて頂くべきところですが まずはひとことお礼を申し上げたく 略儀ながらメールにて失礼ささせていただきます

取り急ぎ お礼まで

 

××月××日

        □□□□(差出人の名前)

 

 

会社関係者への香典のお礼


 

件名:□□より 香典のお礼

本文:

営業課のみなさま

 

この度は 亡父△△△△の葬儀に際しまして 過分なお心遣いを賜りましたこと 心より御礼申し上げます 

忌引き休暇中にはみなさまにご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした 

おかげさまをもちまして無事に葬儀を終えることができ 来週より出社させていただきます

略儀ではございますが まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます

 

△△月△△日

        □□□□(差出人の名前)

 

 

友人への香典のお礼


 

件名:□□より お香典のお礼

本文:

〇〇〇〇様

 

この度は 亡父△△△△の葬儀に際し 過分なお心づかいをいただきまして

ありがとうございました 

おかげさまで つつがなく葬儀を終えることができ 亡父も安心したことと思います

まずはひとことお礼をと思い メールを送らせていただきました

〇〇様のご厚志に家族ともども感謝しております

また改めてご連絡させていただきます

取り急ぎ お礼まで

 

××月××日

        □□□□(差出人の名前)

まとめ


今回は「葬儀後の挨拶をメールで送る場合」について解説しました。メールでお礼を伝えることはあくまでも略式であることを踏まえて、メールを送るかどうかを判断しましょう。また葬儀関連の事柄には独特のマナーやルールがありますので、ポイントをよく理解して、失礼のないよう大人の対応を心がけたいものです。そして何よりもメールの文章は、定型文を参考にしつつも、「感謝の気持ちを込めて書く」のがもっとも大切だということを忘れないでくださいね。