祖母・叔父など親戚が亡くなったときの喪中の範囲はどこまで?期間や過ごし方 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

0120-066-382
葬儀の豆知識
祖母・叔父など親戚が亡くなったときの喪中の範囲はどこまで?期間や過ごし方
葬儀

現代においては、高齢化も相まって人の死に直面する機会は昔に比べると、かなり減ってきてはいますが、避けられるものではありません。人生のどこかで、親族が亡くなることがあるでしょう。

葬儀はもちろんのこと、親族といっても喪に服すとなった場合は、喪中の範囲は曖昧なことが多いのです。では、喪中の範囲はどのようになっているのでしょうか。ここでは喪中になる親族の範囲について紹介してきます。

 

喪中の範囲は基本2親等まで


喪中は亡くなった方を偲ぶことを目的に、現在でも日本にある風習のひとつです。親族が亡くなれば、葬儀などにも参列することになりますが、喪中の範囲はどうなるのでしょうか?喪中の範囲は基本的には、2親等までです。親等の数え方は「親子関係で1」と数えます。

親子であれば1親等、兄弟の場合は自分、自分の親、親の子どもという数え方になるので2親等となりますね。親や兄弟は、特に近しい親族なので喪中の範囲になりますが、祖父母や叔父叔母、いとこなどは喪中の範囲にあたるのか確認していきます。

 

祖父・祖母が亡くなった場合の範囲


祖父母の場合は自分、自分の親、親の親、つまり親子関係は2つなので祖父母は2親等ということになりますので、喪中の範囲にあたります。親等でいうのであれば兄弟姉妹と同等ということになりますね。

ご自身が結婚している場合、配偶者の祖父母も喪中の範囲にあたるのかどうかについては、親等の考え方として血縁関係だけでなく、婚姻関係にあるものも親等として数えます。ですので、義理関係であっても配偶者の祖父母も2親等にあたり、喪中の範囲に含まれます。

ただし、絶対ではなく、疎遠である場合や絶縁状態の場合には喪に服さないこともあり、あくまで生前の関係性によって左右されるものになります。

 

いとこや叔父・叔母が亡くなった場合


叔父、叔母は自分、自分の親、親の親、親の親の子にあたりますので3親等となります。いとこの場合は、そこに更に1親等が加わりますので4親等となります。

先程、「喪中の範囲の基本は2等身まで」と書きましたが、親の兄弟、その子どもであるため、親交が深い場合は喪中の範囲とすることがあります。

故人を偲ぶことが目的ですので、単純に続柄でなく、亡くなった方への悲しみの気持ちの度合いによって喪中にするかどうか決めるのがよいでしょう。曾祖父や曾祖母に関しても親等は3親等なので喪に服するかどうかは、生前の関係性で決めるのが一般的です。

 

喪中の期間は故人との間柄によって変わる?


関係性

喪中の期間は故人とご自身がどのような関係だったかによって変わります。実父母が亡くなった際は13カ月、夫が亡くなった際も13カ月、妻が亡くなった際は90日、兄弟姉妹が亡くなった際も90日。

その他にも父方の祖父母が亡くなった際は150日、母方の祖父母がなくなった際は90日、叔父叔母が亡くなった際も90日となっています。

夫と妻、父方の祖父母と母方の祖父母とで日数が違うのは、この喪中の日数を定めた決まりは明治時代のものなので、男性優位の考え方が強かったためと考えられます。現在は廃止された決まりが風習として残っているだけですので、喪中は1年を目処とする人が多のです。

 

喪中の過ごし方


喪中、いわゆる「喪に服す期間」というのは「期間付きで自宅にて身を慎むこと」といわれています。喪に服している間は、基本的にはお祝いごとは控えていれば問題ないでしょう。

故人を偲ぶ期間である一方で、やらなくてはいけないことも多くあります。それぞれ詳しく確認していきましょう。

 

喪中に行うべき法要


喪中に行うべき法要としてまず「四十九日」があります。厳密にいうと喪に服する期間には喪中の他に「忌中」というものがあります。忌中は喪中よりも、身を慎むべき期間ともされており、その期間が「四十九日」となっています。

亡くなった日から四十九日の時点で「四十九日法事」を行い、同時に個人を偲ぶ会なども開催されることもあります。そこで忌中期間は終わるとされていますが喪中期間はその後も続きます。

その後は、命日から100日後に行う「百か日法要」や四十九日後の初めてのお盆期間(初盆)に行う法要などもあります。亡くなった日から1年の時点で「1周忌法事」を行い、その時点で喪中期間を終わるとされています。

亡くなった後、多くの法要を行う必要がありますが、その中でも「四十九日法要」「一周忌法要」は、特に重視されている法要です。

 

喪中にしてはいけないこと


喪中にしてはいけないこととして、まずお祝いごとがあげられます。新年のお祝いを始め、自身が主催となる結婚式なども控えましょう。新年のお祝いに関しては、おおいに注意が必要です。

まず、年賀状は新年を祝うための文書となりますので、送ることも可能な限りもらうことも避け、交流がある人には年が明ける前に喪中をしらせるお手紙や、はがきを送りましょう。

また、お寺への訪問は問題ありませんが、神社は神道に関係がある場所で、「神道では死は穢れ」という考え方もありますので、神社への訪問は避けましょう。結婚式に呼ばれてしまった場合は、喪中であることを伝え、可能な限り欠席をするのがマナーです。

根底に「お祝いごとを避ける」という考え方がありますので、それに合わせて、控えるべきかどうか考えましょう。

 

喪中はがきを出す範囲は?


家族

喪中はがきを出すべき範囲は、喪中の範囲である2親等までの親族といわれています。

ただし、これも絶対的なルールではなく、あくまで目安であって、3親等でも喪中はがきを出しても構いませんし、2親等であっても別居していたり、疎遠である場合は、出したりしなくても問題ないとすることもあります。

加えて喪中はがきを出す範囲は、はがきを出す「世帯主から見た場合の親等」で考えるのが一般的です。結婚している場合は、夫と妻の連名ではがきを出すこともあれば、別々で出す方法もあります。これに関しても、特に厳密な決まりはありません。

喪中はがきは一般的な手紙ではなく「今年は新年のお祝いは出来ません」ということを知らせるためのものなので、一般の手紙や年賀状のように近況を知らせるものにならないよう書き方に配慮をしましょう。また喪中であることは会社にも伝えておきましょう。

 

まとめ


古くからの風習ながらも現在でも、亡くなった方を偲ぶ期間として、その風習が残る喪中。風習として大切に受け継がれていますが、きっちりとしたルールが存在しているわけでもないということがおわかりいただけたと思います。

大切なのは、ある程度の習わしに従った上で、故人を悼み、冥福をお祈りすることです。どんなに願っても人が亡くなってしまうことは止められません。そんな時が来た時に、慌てふためかないように、事前に色々と知っておくのも大事ですね。