家族葬の喪主挨拶|続柄別に使えるシンプルな例文を含め徹底解説 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
家族葬の喪主挨拶|続柄別に使えるシンプルな例文を含め徹底解説
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「家族葬の喪主挨拶って何を話せばいいんだろう?」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

家族葬は基本的に少人数で気心知れた親族のみで執り行われることが多い葬儀の形です。

近年ではコロナによる人数制限や感染拡大を防ぐため、家族葬は葬儀の形の中でも増加傾向にあります。

基本的に親族のみで執り行われることから、喪主挨拶が必要ないのではないかと考えている方も多いようですが、喪主挨拶はどんな葬儀であっても必ず必要な儀式となっています。一般葬ほどかしこまった形で用意する必要はないものの、参列してくれた人への感謝や故人への弔いの言葉をしっかりと伝えましょう。

以下で家族葬の喪主挨拶の役割や実際の続柄別の例文を作り、詳しく解説していくのでぜひ最後までご覧ください。

 

家族葬にも喪主の挨拶は必要


結論からいうと、家族葬にも喪主の挨拶は必要です。

家族葬でも、故人と親しい友人や遠方の親戚が参列する場合は挨拶を行うのが一般的とされています。参列してくれた方々への感謝を伝えるためにも、通夜・通夜振る舞い・出棺時などのタイミングで挨拶を行いましょう。

 

喪主挨拶の役割


喪主挨拶の一番の役割は、家族葬に参列してくれた方への感謝を伝えることです。

喪主挨拶の文章には「参列してくれた人への感謝」や「故人への弔い」の言葉をこめ、故人を送り出す意味があります。喪主からの挨拶として言葉を選び、葬儀を進めていく必要があるでしょう。

通夜や葬儀の準備などで忙しい場合も多いですが、後述する例文や喪主挨拶で避けたほうがよい内容をよく読み、自身の喪主挨拶を作作成しましょう。

 

家族葬での喪主挨拶のタイミング


家族葬での喪主挨拶のタイミングは以下の通りです。

・通夜

・通夜振る舞い

・告別式の出棺時

・精進落とし

・僧侶や参列者への挨拶

 

家族葬をスムーズに執り行うためにも、喪主挨拶のタイミングを把握しておきましょう。

 

家族葬での喪主挨拶続柄別の例文


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ここからは、家族葬での喪主挨拶の例文を続柄別に紹介します。家族葬での喪主挨拶を控えている方はぜひ参考にしてください。

 

通夜での喪主挨拶


通夜での配偶者の挨拶の例文は以下の通りです。

 

「本日はご多様の中、夫〇〇の通夜にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

みなさまには生前親しくしていただいたこと、故人に代わりまして厚く御礼申し上げます。

故人の生前同様、今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」

通夜での子どもの挨拶の例文は以下の通りです。

「本日はご多忙のところ、母〇〇の通夜に参列いただき、誠にありがとうございます。

皆さまからいただきました、たくさんのご厚意に深く感謝申し上げます。

今後とも、母〇〇の生前と変わりないご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。」

 

以上が通夜での喪主挨拶になります。

 

通夜振る舞いでの喪主挨拶


次に通夜振る舞いでの配偶者の喪主挨拶の例文は以下の通りです。

 

「本日は、ご多忙のところ、お越しいただきましてありがとうございます。

おかげさまで、無事に通夜を済ませることができました。

夫〇〇もさぞ喜んでいると思います。

お話は尽きませんが、夜も更けて参りましたので、お開きとさせていただきます。

本日は、誠にありがとうございました。」

通夜振る舞いでの子どもの挨拶は以下の通りです。

「本日はご多様の中、母〇〇のためにお集まりいただきありがとうございます。

皆さまのおかげで、無事葬儀を終えることができました。

それでは、夜も更けて参りましたので、お開きとさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。」

 

以上が通夜振る舞いでの喪主挨拶になります。

 

告別式の出棺時の喪主挨拶


告別式の出棺時の配偶者の挨拶は以下の通りです。

 

「遺族を代表して、〇〇の妻である〇〇が一言ご挨拶を申し上げます。

本日は、ご多様の中お越しいただきましてありがとうございます。

生前〇〇にいただきました、たくさんのご厚誼につきましては、〇〇に代わりまして深く感謝を申し上げます。

本日は、誠にありがとうございました。」

 

告別式の出棺時の子どもの挨拶は以下の通りです。

 

「本日はご多様の中、母〇〇の葬儀並びに告別式にご参列いただきまして、ありがとうございます。

故人も皆様からいただきました、多くのご厚誼につきまして深く感謝していることと存じます。

今後とも変わりなき、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。本日は、誠にありがとうございました。」

 

以上が出棺時の喪主挨拶です。

 

精進落としでの喪主挨拶


精進落としでの配偶者の挨拶は以下の通りです。

 

「本日はご多様のところ、お越しいただきありがとうございます。

皆さまのおかげで、無事に夫〇〇の葬儀を済ませることができました。

ささやかではございますが、皆様への感謝の気持ちを込めて、料理をご用意させていただきました。

短い時間ではございますが、どうぞごゆっくりお召し上がりください。

本日は誠にありがとうございました。」

 

精進落としでの子どもの挨拶は以下の通りです。

 

「本日は、父〇〇のためご多様の中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

皆さまのおかげで、葬儀並びに告別式を無事に済ませることができました。

ささやかではございますが、精進落としの席をご用意いたしましたので、どうぞゆっくりとおくつろぎください。」

 

家族葬の挨拶に入れたほうがいい内容


状況によっても異なりますが、家族葬の挨拶時は以下の3つの内容を加えることがポイントです。挨拶時に困らないためにも、入れておいたほうがいい内容を確認しておきましょう。

 

・お通夜や葬儀へ参列してくれたことへの感謝

・個人や家族への感謝

・今後の遺族同士での付き合い方

 

以上が家族葬の挨拶に入れたほうがいい内容です。以下で詳しく解説していきます。

 

お通夜や葬儀へ参列してくれたことへの感謝


家族葬の挨拶では、まずお通夜や葬儀へ参列してくれたことへの感謝を伝えましょう。「本日はご多様の中、お越しいただきましてありがとうございます」と述べるのがおすすめです。挨拶のはじめにお通夜や葬儀へ参列してくれたことへの感謝を述べると、気持ちのこもった挨拶になります。

 

なお、参列者の中には高齢の方もいるので、聞き取りやすいようにはっきりと話すのがポイントです。マイクが設置されている場合は、マイクに近づいてはきはきと話しましょう。

 

故人や家族への感謝


お通夜や葬儀へ参列してくれたことへの感謝を述べた後は、故人や家族への感謝を述べるのがポイントです。「〇〇の生前中には、格別のご厚情をいただきありがとうございました」や「生前は父の〇〇が大変お世話になりました。」のように述べるといいでしょう。

 

なお、時間に余裕がある場合は、故人の生前のエピソードを盛り込むのもおすすめです。自分なりの言葉でまとめ、故人や家族への感謝を伝えられるようにしましょう。

 

今後の遺族どうしの付き合い方


故人や家族への感謝を伝えたら、今後の遺族どうしの付き合い方を述べましょう。

「今後も変わらぬご厚誼を賜れますと幸いです」や「今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」と述べるのがいいでしょう。

 

家族葬の挨拶に避けた方がいい内容


日常の中で使っている言葉でも、家族葬の挨拶の場面では避けた方がいい言葉があります。うっかり使ってしまうと、参列者を不快にさせてしまう場合があるので注意が必要です。

 

・忌み言葉や重ね言葉が入った文章

・直接的な表現をした言葉

 

以下で避けた方がいい言葉の例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

忌み言葉や重ね言葉が入った文章


家族葬の挨拶では、忌み言葉や重ね言葉が入った文章を避けましょう。忌み言葉とは、無くす・死亡・消す・忙しいなど不幸を連想させる言葉です。お忙しい中、と言ってしまいがちですが、葬儀の場面ではご多様の中、と表現することが正しい表現です。

また、浮かばれない・迷う・壊れるなども忌み言葉になるので避けるようにしましょう。

 

重ね言葉とは、「いろいろ・しばしば・だんだん・ますます」など、同じ意味の言葉を重ねて使う表現です。

特にたまたま・日々・時々などは日常生活の中で使う機会が多いので、うっかり家族葬の喪主挨拶の場面で使わないように注意しましょう。

 

直接的な表現は避ける


家族葬の挨拶の場面では、直接的な表現を避けることも大切です。

死ぬ・自殺・急死・心中などの言葉を使うと、参列者に不快な思いをさせてしまう場合があります。「生きていた頃」や直接的な死因も同様であるため、喪主挨拶の場面では避けましょう。

 

数字の4や9なども、家族葬の挨拶の場面では使わない方がいい言葉として知られています。数字の4と9はそれぞれ「死」「苦」を連想させてしまうからです。

なお、特定の宗教の葬儀でのみ避けた方がいい言葉もあるので、宗教ごとで確認し、喪主挨拶の際は細心の注意を払いましょう。

 

喪主の挨拶のポイント


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喪主挨拶のポイントは主に以下の2つです。喪主は、遺族の代表者かつ葬儀を行う上での責任者としての役割も担います。喪主挨拶をスムーズに進めるためにも、喪主挨拶のポイントを押さえておきましょう。

 

・話をする時間は2~3分程度

・原稿を読みながらでも大丈夫

 

以下で詳しく解説します。

 

話をする時間は2~3分程度


喪主の挨拶は2〜3分程度、長くても5分以内に収めるのがポイントです。

その場の雰囲気に合わせて少し長めに思い出を語ったり、言葉が出ないという理由から一言で済ませたりしてもかまいませんが、長すぎると参列者の負担になりかねないので注意しましょう。

 

なお、会食前の喪主挨拶はできるだけ短めに切り上げることをおすすめします。

会食前に長く話すと、せっかくの料理が冷めてしまうためです。

会食前の喪主挨拶では、参列してくれたことへのお礼とくつろいでいってほしいとの言葉を述べて終わらせましょう。

 

原稿を読みながらでも大丈夫


喪主挨拶はメモなどの原稿を読みながらでも問題ありません。喪主挨拶は、うまく話すより故人への思いや参列者への感謝を丁寧に伝えることが大切です。

 

緊張して話がうまくまとまらなくなってしまう場合もあるので、あらかじめ原稿を用意しておくといいでしょう。

 

まとめ       


今回は、家族葬の喪主挨拶について解説しました。

家族葬は基本的に親族のみで執り行われることから、喪主挨拶が必要ないのではないかと考えている方も多いようですが、喪主挨拶はどんな葬儀であっても必ず必要な儀式となっています。一般葬ほどかしこまった形で用意する必要はないものの、参列してくれた人への感謝や故人への弔いの言葉をしっかりと伝えましょう。

家族葬の喪主挨拶では、参列者への感謝の気持ちや今後の遺族どうしの付き合い方などを述べるのが一般的です。家族葬で喪主を務めるときに困らないためにも、ぜひ例文を参考にして文章を作成してください。