出棺する際の服装は?出棺の流れや注意点、マナーを徹底解説 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
出棺する際の服装は?出棺の流れや注意点、マナーを徹底解説


お葬式に関する一連の式典には、注意点やマナーが多くあります。

葬儀、告別式、出棺まで立ち会うとなると、どんな服装で行けばいいか、注意点やマナー、持ち物はあるのかと不安になる方もいらっしゃるでしょう。

「出棺」一つをとっても、服装や手順など、気にするべき事はたくさんあります。

今回は、そんな出棺の流れや服装・マナーについて、詳しく解説していきます。

出棺とは?


出棺とは、葬儀や告別式の後に、棺の中に納められたご遺体を火葬場まで移動することを表します。

出棺は、故人の方とお別れができる最後のタイミングです。

よくわからずに参列してしまうと慌ててしまい心残りのあるお別れとなってしまいますので、事前に内容やルール、マナーなどを確認しておくとよいでしょう。

告別式後の出棺


出棺は一般的に、葬儀、告別式が終了した後に行われます。

まずは「別れ花」として、喪主や親族の方から棺にお花を入れ、同時に思い出の品などの副葬品を入れます。

その後、遺族や友人などの男性が6〜8人ほどで棺を持ち上げ、ご遺体の足を前にして霊柩車へと移動します。これには、「家に戻ってくることのないように」という意味・しきたりがあります。(諸説あります。)

火葬場へ移動するのは基本的に親しいご遺族だけですが、喪主に火葬の参列を頼まれたり、とりわけ故人と親しくしていた場合、喪主に確認して参列することもできます。

残る参列者に見送られながら、霊柩車で火葬場へ出棺となります。

自宅からの出棺


故人や遺族の意向によっては、自宅から出棺することも可能です。家族葬や火葬だけの葬儀でも、自宅から出棺する場合は自宅葬となり、自宅から出棺する際も、基本的に儀式は同じように進み、自宅前に待機した霊柩車へと移動します。

仲の良かったご近所の方の出棺のお見送りをしたい場合、事前にご家族に申し出て参列することが可能です。

地域によっては、

・行きと帰りに違う道を使う

・窓や縁側から出る

などさまざまな風習があります。中国地方の一部エリアでは、「故人の茶碗を割る」など、独特な風習もありますので、事前に確認しておきましょう。

出棺の形式によって最適な服装は異なる


告別式後の出棺と自宅葬後の出棺では、最適な服装が異なります。

詳しく解説していきます。

告別式後の出棺の場合


葬儀場まで出向き、葬儀や告別式から参列する場合、男女ともに喪服を着用するのが一般的です。

告別式での服装を選ぶ上で大切なのは、故人に哀悼の意を表し、失礼のない格好をすることといえます。

自宅からの出棺の場合


ご近所の方が亡くなり、自宅葬であったため葬儀には参列せず、出棺のお見送りのみ参列することもあるでしょう。その場合は、基本的に普段着で問題ありません。喪服だとかえって目立ってしまうことがあります。この際はシンプルで暗めの色を選択し、なるべく目立たないような服装を心がけましょう。

 

次の項目で自宅からの出棺や告別式後の出棺の際の最適な服装を男女別の詳しい服装を解説します。

出棺の際の最適な服装




次に、葬儀には参列せず、出棺のお見送りに参列する際の最適な服装を自宅からの出棺と葬儀から参列する際の男女別や子どもにわけ、詳しく解説します。

自宅からの出棺の場合


葬儀に参列せず、自宅からお見送りをする場合は基本的に普段着で問題ありません。

普段着といってもカジュアルすぎる服装は避け、紺やグレーなどのダークカラーをメインに選びましょう。

女性なら黒や紺色で無地のシャツやスカートを着用し、男性は色味の濃いビジネススーツなどがおすすめです。

黒や紺・グレーをベースとした服装にして、葬儀の際と同様派手なアクセサリーは控えましょう。

子どもに関しても普段着で問題ありません。その際明るい色は避け、目立たないような暗めの色を選びましょう。

男性の場合


葬儀場に出向く場合、出棺時の男性の服装は基本的に喪服です。

男性の喪服はブラックスーツが一般的です。ただし、黒いビジネススーツに関しては喪服とは異なりますので混同しないよう注意しましょう。

シャツは白無地で、ネクタイや靴下・靴は黒で統一します。

ネクタイピンや時計など光るものは基本的に身に着けないようにしましょう。

女性の場合


女性も葬儀場に向かう場合は喪服を着用するのが一般的です。

黒いワンピースやスーツ・アンサンブルなどを着用しましょう。

アクセサリーは真珠やサンゴのみ可能とされています。二重になるネックレスは不幸が重なるとされるため身に着けないようにしましょう。

イヤリング、ピアスを身に着ける場合は、一粒で揺れないものがおすすめです。

靴やカバンなどの小物も光沢のある素材は避けましょう。

子どもの場合


こどもは学校の制服が礼服となりますので、あれば制服を、なければ黒など暗めの色をベースとしたズボンと白シャツ、ワンピースなどがよいでしょう。

柄やキャラクターのデザインなどは控えます。

革靴、なければ黒や白のスニーカーを着用し、幼児用の音のなる靴などは避けた方がいいでしょう。

出棺の流れ


出棺にも、決まった式典の流れがあるのでご紹介します。

1.葬儀後から出棺までの主な流れは以下になります。

2.葬儀、告別式が終了したら、祭壇にある棺を中央へ移動します。

3.祭壇のお花を、棺に入れる準備をします。

4.棺の蓋を開け、参列者で囲み、お花や副葬品を入れます。

5.それぞれ、最後のお別れをします。

6.釘を打ち、棺の蓋を閉じます。(先に葬儀社スタッフが打った後に、喪主やご遺族が行います。)

7.葬儀場(または霊柩車の前)で、喪主が挨拶をします。

8.喪主と遺族は位牌、遺影、骨壺を持ちます。

9.スタッフや男性などで棺を持ち、霊柩車へ移動します。

10.見送る参列者は、霊柩車の前で黙礼、合掌します。

11.遺族は、バスや自家用車などで火葬場へ移動します。

以上が出棺の際の流れになります。不明な点や確認したいことが出てきたら早めに葬儀会社に確認しておきましょう。

出棺の際のマナー




出棺は、霊柩車へ棺を移動するだけというわけではなく、葬儀や告別式のように守るべきマナーがいくつかあります。

知らずに参列すると思いがけず失礼となってしまうこともありますので、事前にしっかりと確認して最後のお別れの時間を後悔のないものにしましょう。

お見送りの際は霊柩車が見えなくなるまで合掌する


告別式に訪れた方は、基本的には最期の出棺まで参列しましょう。

霊柩車が動き出したら黙礼をします。そして、霊柩車が見えなくなるまで合掌して、故人の冥福を祈りましょう。

数珠を持っている人は、事前に数珠をかけて待機しておき、静かに見送ります。車が見えなくなったからと言って、すぐに話し始めてしまうのは、マナー違反となるので注意しましょう。

私語は慎む


「お見送り」は、故人の方との最後のお別れの場であり、とても神聖な場です。

不要な私語はつつしみ、できるだけ言葉を発さずに、静かに故人を見送りましょう。

お見送りをすることは、残されたご遺族や参列者にとって心の整理をつける時間でもあります。無駄な話はせず、静かに心に刻みましょう。

雨の場合の傘は派手なものを避ける


出棺の際、雨が降っていることもあるでしょう。もちろん傘をさしても問題はありませんが、派手な色の傘などは避ける必要があります。

ビニール傘は失礼にはあたらないので、手持ちのものが明るい傘の場合ビニール傘で参列するといいでしょう。

寒ければコートを着ていても構いませんが、お見送りのタイミングでは上着は脱いでおくのがマナーです。

前に出過ぎず控えめに


お見送りの場では、自分と故人の方との関係性を踏まえ、立つ場所にも配慮をしましょう。より親しかった方よりも前に出るようなことをせず、控えめに振る舞うことが大切です。

反対に、親しくさせて頂いていたのに列の奥に引きすぎてしまうのもマナー違反となるでしょう。

出棺の際のよくある質問


最後に、出棺の際のよくある質問にお答えします。

  • 喪服じゃなくても問題ない?

  • 黒じゃなきゃいけない?

  • 台風など天気が荒れている時の服装は?


以下で詳しく解説します。

喪服じゃなくても問題ない?


通夜や告別式などの式典から参列する場合は喪服でないと失礼にあたります。

ただし、自宅葬を家族だけで行っており、式典に参列せず出棺のみの参列の場合は、普段着でかまわないとされています。基本的には黒を選び、暗めの目立たない服装をするのが無難でしょう。

台風など天気が荒れている時の服装は?


台風など天候が荒れている場合でも儀式に参列する場合は基本的に喪服でなければなりません。もし避難警告などが発出された場合は喪主や家族から連絡があるまで待機するなど、臨機応変に対応する必要があるでしょう。

まとめ


葬儀、告別式の後に行われる出棺がどんな儀式かこの記事を読んでご理解いただけたと思います。

故人の方との最後の大切な時間であり、地域によってさまざまな段取りがあることも紹介しました。

焼香や香典などのマナーは目が行きがちですが、出棺の際の服装や手順までしっかり確認しておくことで安心して式典に参列できると思います。

出棺を行う際に困ったこと、わからないことがあれば、真摯に対応してくれる葬儀社を選び相談してみましょう。すぐに問題を解決できれば、落ち着いた気持ちで、しっかり故人の方を送り出すことができるでしょう。

葬儀に関するお悩みは、一貫して葬儀の段取りをお任せできる雅葬会までぜひご相談ください。