火葬場に行ってはいけない人はいる?妊婦や故人の親が参列できないって本当? | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

0120-066-382
葬儀の豆知識
火葬場に行ってはいけない人はいる?妊婦や故人の親が参列できないって本当?
火葬場のイメージ

火葬場は亡くなった人の遺体を火葬するための施設ですが、妊婦や故人の親は参列できないという話を聞いたことがある人もいると思います。妊婦や故人の親は、本当に参列することはできないのでしょうか?今回は、火葬場に行ってはいけない人はいるのかどうか、解説していきます。

火葬場に行ってはいけない人はいる?


火葬場は、基本的に誰でも利用することができます。しかし、火葬場に行くのに注意が必要な人はいます。故人の親戚ではない人や体の弱い人、高齢者、妊婦、故人の親などです。その理由について紹介します。

故人の親戚ではない人


お通夜や葬儀には、故人に関わりのあった多くの人が参列します。家族や親戚、会社関係者、友人、近隣住民などさまざまです。参列する人の範囲は、その地域の風習や葬儀のスタイルによっても異なります。

その際、火葬場に行って火葬に立ち会うのは、家族や親戚など故人に縁の深い人に限られます。友人や会社関係者などは基本的に火葬に立ち会うことはありません。しかし、喪主を含め家族の強い要望がある場合には火葬に立ち会っても大丈夫です。親戚ではなくても故人と家族ぐるみで交流があったり、故人にとって非常に大切な人物だったりする場合などは喪主から参列を求められることもあります。

体の弱い人や高齢者


体の弱い人や高齢者は、火葬場に行く際には注意が必要です。火葬場には昔から使われている古い施設も多く、バリアフリーになっていなかったりエアコンが完備されていなかったりするところもあります。

高齢で普段から車椅子を利用しているという場合、バリアフリーになっていない火葬場に行くのは難しいでしょう。また、遺体を火葬してお骨にするには、時間もかかります。その間待っていなければいけないので、エアコンがないと寒さが厳しい冬や夏の猛暑の時期には体調を崩してしまうこともあります。

ただし、新しく作られた火葬場の場合、待合室やエアコンが完備されているなど設備が整っているところが多いです。そういったところであれば体の弱い人や高齢者でも負担にならないので、参列しても問題ありません。

 妊婦


妊婦が火葬場に行かない方がいいというのは、昔からの言い伝えによるものです。妊婦は、火葬場だけではなく葬儀やお墓に行かない方が良いという地域もあります。

火葬場に行くと生まれてくる赤ちゃんに痣ができるという話もありますが、これは信憑性の薄い迷信です。昔は赤ちゃんに障りがあってはいけないと考え、火葬場に行くことを諦める妊婦も多かったようですが、現代では気にする人は少なくなっています。

地域によって風習や考え方などは異なるので、妊娠している場合には喪主や家族とよく話し合っておくことが大切です。

故人が子どもだった場合の親


亡くなった人の親は、火葬場には行かない方がいいといわれています。親より先に亡くなるのは親不孝だからだという説もありますし、子どもの遺体を見せるのはあまりに気の毒なので配慮したからという説もあります。

我が子に先立たれるのは大きな悲しみで、かなり取り乱していることもあるでしょう。そういった場合には、火葬場に行くことを避けることもあります。その反対に親として火葬にも立ち会いたいと考える人もいます。現代では親が火葬場に行くことは特に問題ではないので、状況や考え方次第といえます。

火葬に参列できるのはどんな人?


火葬に参加している人のイメージ

火葬に参列するのを決めるのは、喪主やその家族になります。喪主の許可があれば親戚ではなくても参列できますし、親戚でも喪主が許可しなければ参列することはできません。

待合室があるかどうかなど火葬場のキャパシティによっても変わってきます。火葬場が狭くてあまり人数を収容できないという場合や親戚が多すぎるという場合には、参列できない人も出てきてしまいます。

地域によっても風習が違うので、その地域に合わせることも大切です。

 

火葬場でのマナー


火葬場に行って火葬に立ち会う場合には、気を付けておきたいマナーがいくつかあります。ここからは、火葬場でのマナーを見ていきましょう。

むやみに騒がない


火葬場では、むやみに騒いだりしないようにしましょう。火葬場は遺体を焼く場所なので、騒々しくするのはマナー違反になります。

また、他の利用者がいる場合には、周りに迷惑をかけてしまうことにもなります。悲しみに打ちひしがれている中で騒々しくされたら、不愉快な気持ちになるでしょう。子どもがいて騒いでしまうという場合には、火葬場に連れて行くのを止めたり、大人しく遊べるようなおもちゃなどを持っていったりするのもいいかもしれません。

写真撮影は禁止


火葬場では、基本的に写真撮影は禁止になっています。近年は身近な写真をSNS等にアップする人も多いですが、火葬場は人の死に大きく関係している場所です。そういう場所で写真撮影するのは、不謹慎だと考える人がほとんどでしょう。

今の時代はカメラを持っていかなくても、スマートフォンで簡単に写真撮影ができてしまいます。火葬場での写真撮影はマナー違反と考え、控える必要があります。

また、何らかの事情があって写真を撮らなければならないという場合には、事前に火葬場の職員や喪主などに相談しておくことが重要です。

火葬場に関するよくある質問


火葬場に関するよくある質問のイメージ

火葬場に関して気になることもあると思いますが、その中でもよくある質問について紹介します。火葬場で生き返る人がいるのか、火葬場で振り返ってはいけないというのは本当なのか、火葬場から帰ったらすること等です。

火葬中に生き返る人がいるって本当?


火葬中に生き返る人は、現代ではまずいません。日本では亡くなってから24時間以上経たないと火葬することはできない仕組みになっていますし、死亡も医師が確認をします。死亡診断書がないと、火葬することはできないのです。

火葬中に生き返った人がいるというのは、火葬中に聞こえた音を死体が動いたと勘違いする人がいたからと思われます。家族の生きていて欲しいという思いが、そういった勘違いを生むこともあるでしょう。

また、死亡を厳密に確認しない海外では、埋葬しようとしたら生きていたといったことも実際にあるようです。そういったニュースを耳にしているため、もしかしたら生き返るのではないかと考えてしまうのかもしれません。

火葬場では振り返ってはいけないって本当?


火葬場で振り返ってはいけないという話を聞いたことがある人もいると思いますが、特に根拠などはないようです。振り返ると死者の霊がついてきてしまうという話もあるようですが、あまり信憑性の高い話ではありません。そのためあまり気にしなくても大丈夫です。

火葬場から帰ったらやることはある?


火葬場から直接自宅に帰る場合には、自宅に入るタイミングに塩でお清めを行うのが一般的です。塩には浄化する作用があるので、体に振りかけて穢れを落とし清めるのです。

ただし、清めの塩は必ずやらなければいけないことではありません。宗教や個人の考え方にもよるでしょう。あくまで、そういう方法もある、という知識だけは持っておきましょう。

まとめ


火葬場に絶対に行ってはいけない人というのはいませんが、喪主の許可は必ず必要です。また、行くのに注意が必要な人もいます。妊婦や高齢者、体の弱い人、故人の親等です。その地域の風習や葬儀のスタイルなどによっても変わってきます。また、火葬場ではむやみに騒いだりしない、写真撮影はしてはいけない等のマナーもあります。

火葬場は、故人を火葬するところですから、あまり馴染みがないという人も多いでしょう。火葬場について詳しく知っておけば、いざというときにも慌てず対処ができるはずです。