葬式と結婚式の日程が重なったら?どっちが優先?喪中の対応もまとめて解説 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
葬式と結婚式の日程が重なったら?どっちが優先?喪中の対応もまとめて解説
葬儀

人は突然亡くなるものです。
しかし、もし結婚式に参列しようとしていた時に不幸が重なってしまった場合、どちらを優先して出席するべきなのか悩むことがあるかもしれません。

今回の記事ではいざという時に困らないために、どちらを優先して出席すべきなのかについて一般的なマナーを説明したいと思います。

また、同じ日でも時間が重なってなければ両方出席しても問題ないのか?ということについても説明したいと思います。

葬式と結婚式が重なったら?


万が一お葬式と結婚式が重なってしまった場合には、どちらを優先すべきなのでしょうか。2つのシチュエーションに分けて考えてみましょう。

◆友人や親戚の結婚式の場合


もしお葬式と重なってしまった結婚式が自分の結婚式ではなく、友人や親戚の結婚式だった場合、葬儀に参列することを優先することが一般的です。

なぜならお祝いの気持ちは、結婚式に出席せずとも後からどのような方法でも伝えることができるのに対し、最後のお別れはその間に行かなければできないと考えられるからです。

また結婚式とお葬式の時間が重なっておらず、両方参加できる場合であれば参加するのも問題ないとされています。

めでたい日にお葬式に参列するのはちょっと気が引けるかもしれませんが、これは仕方がないことといえます。

ただし結婚式を挙げる相手が親族であり、なおかつ亡くなられた方がそれほど親しい間ではなかった場合には、結婚式を優先することもあります。

もし葬儀に参列できなかった場合には、お詫びやお悔やみの気持ちを込めて弔電を送り、後日改めて香典をお渡しするのがスマートなやり方です。

◆自分の結婚式の場合


もしお葬式が重なってしまった日が自分の結婚式の場合には、結婚式をキャンセルするわけにはいきません。結婚式を開催するためにはたくさんの人たちがその日のために準備をしており、来賓の人もそのつもりで用意しています。

もし結婚式自体をキャンセルしてしまえば、来賓の方々に多大な影響を与えてしまいますので、自分の結婚式とお葬式が重なってしまった場合にはそのまま結婚式を開催するのが正解です。

この場合ももし都合がつくのであれば、結婚式が終わった後にお葬式に参列するのが良いでしょう。

優先順位の判断基準はなに?


自分の結婚式の場合には、結婚式を優先することが正しい判断であるとお伝えしましたが、友人や親戚の結婚式の場合であれば判断に悩む場合があるでしょう。

それではここからはもっと細かいシチュエーション別にどちらを優先すべきなのか紹介していきたいと思います。

◆親族が亡くなった場合(友人や知人の結婚式では?)


亡くなったのが親族で、参加する予定の結婚式が知人や友人の結婚式であった場合には、結婚式の参加は見送らせてもらいお葬式に駆けつけるのがマナーです。

もちろん故人との関係も十分に考慮する必要がありますが、知人や友人の結婚式であればよほど関係が薄い親戚でない限り、葬儀に出席するのが一般的といえます。

結婚のお祝いをする気持ちは、後から表現することもできますし、今後も新郎新婦と会ってお祝いやご祝儀をその時に渡すことができるからです。
結婚式の当日にキャンセルが決まってしまった場合、料理等のキャンセルができない可能性は十分に考えられます。その場合には結婚式に出席した場合と同じ金額を包んでご祝儀として渡すのがマナーです。

◆友人・知人はなくなった場合(親族の結婚式では?)


親族が亡くなった場合でさらに参加する予定が親族の結婚式であった場合も葬儀に出席するのが一般的です。

私どうしても葬儀を出席しなければならない場合には、心を込めた弔電を送り、後日お悔やみのお手紙を添えた香典を現金書留で送付します。
直接訪問して仏壇に手を合わせながら、お悔やみの気持ちを伝えるのも良いでしょう。

葬儀に参列できない理由が結婚式であるというと何かとトラブルになることもありますので、結婚式に出席する事は触れずに「どうしても都合が付きませんでした」とぼかしておくことも大切です。

お葬式と結婚式の時間がずれている場合は?


時計

もしお葬式と結婚式が行われる日が同じであっても、時間帯がずれているために両方出席することができるという場合はどのように判断したらよいでしょうか。

もし両方出席することができるのであれば、お葬式も結婚式も出席しても問題はありません。どちらとも大切な儀式だからです。

ただし2つの式場が離れていたり、時間の制約で厳しい場合にはどちらかを優先して出席します。

両方に出席する際の注意点


黒の礼服であれば冠婚葬祭いずれも着用することができますが、礼服とビジネススーツでは若干カラーが異なりますので注意が必要です。

ビジネススーツの場合少し明るい黒が多いので、葬儀に参列すると目立ってしまうかもしれません。葬儀の場合には、礼服を着用したほうが無難でしょう。
また両方の式に出席する場合には、服装にも充分に気をつけましょう。

葬儀に参加する際は喪服を、結婚式に参加する際は女性であればパーティー用やお祝いにふさわしい服装をチョイスし着替えることが可能ならば、できるだけ着替えた方が良いでしょう。

カバンや靴もTPOに合わせてふさわしいものを選びます。

男性ならば特にネクタイと靴下の色を変えることを忘れないように注意しましょう。
礼服で結婚式に参加するのであれば、チーフやネクタイピン、カフスをつけて少し華やかさを演出するとうまくいくでしょう。

喪中・忌中に結婚式を挙式・出席するのはあり?


葬儀 女性

喪中や忌中に結婚式を挙式・出席するのはありなのかどうか、悩む人もいることでしょう。
この間に結婚式を挙げたり、出席するのはありなのでしょうか?

◆そもそも喪中・忌中とは?


喪中や忌中とは家族や親族が亡くなってしまった後の身を慎む期間のことです。
忌中は「穢れである死を忌む期間」であり、喪中とは「死者のことを思い、偲ぶ期間」とされています。

忌中は仏式では四十九日の法要までとされているのに対し、神式では五十日祭りまでとされています。一方の喪中とは宗派には関係せず、家族・親族が亡くなってから一年間のことを指しています。

意外と混同して理解されがちなので、しっかりとこの機会に把握しておきましょう。

◆喪中に結婚式を挙式・出席することはできる?


肝心の喪中に結婚式をあげたり、出席することができるのかという質問に対する答えですが、この間は基本的に慶事は避けるのが基本とされています。

もし結婚式に招待を受けてしまった場合でも、喪中の時間ならば事情を話して出席を辞退するのがマナーとされています。

いうのも身内を亡くした親族には汚れがあると信じている人がまだまだ多いため、この間は慶事に参加する事は嫌がられることもあるのです。

最近ではそれほど厳しく考える人も少なくなってきましたが、お年をめした方の中には昔の考えを今でも厳密に守っている人も少なくありません。ですからどうしても出席したい時や結婚式をあげたい場合には、事前によく相談して理解を得ることが大切といえるでしょう。

◆喪中に結婚式にお呼ばれした時の断り方


万が一喪中に結婚式のお誘いがあった場合、どのように断るのがスマートなのでしょうか。この場合には喪中だからとはっきりした理由を告げないほうが良いかもしれません。

ただし結婚式を挙げる方と新しい間柄であるならば、正直に話しておいた方が後々の関係が良好になるかもしれません。またもしかしたら「そんな事は気にしないので出席してほしい」といわれるかもしれないので、しっかりと説明した上で判断することがベターです。

まとめ


お葬式と結婚式の日取りが同じ日になってしまった場合

どちらを優先して出席すべきなのかということや、もし同じ日にあった場合時間帯がずれていれば両方に出席しても良いのか、さらには喪中の間には結婚式を控えるべきなのかといったことについて詳しく解説してきました。

基本的に結婚式とお葬式が同じ日になってしまった場合、結婚式を出席せずにお葬式に出席することがマナーとされています。

なぜならお祝いはいつでも伝えることができますが、最後のお別れはその時にしかできないからです。