大切な家族が亡くなると葬儀を執り行わなくてはいけません。
その葬儀の進行やサポートの対応をするが葬儀社です。
ただ、葬儀社といってもさまざまな種類があるため、どういった業者に依頼をすればいいか分からないということはありませんか?
葬儀業界は全国のなかでも小規模から大規模といったたくさんの会社が存在することが特徴としてあります。なぜ、葬儀社はたくさんの会社が存在するかというと、葬祭業は許認可制の業種ではないからです。そのため誰でも参入ができる業界となっています。
このことから、最近では新規参入している企業も目立ち、業界の競争も激しくなっています。
安心して、良い葬儀を執り行うためには、どういった葬儀社に依頼をするのかがとても大切になりますので、どのような種類や特徴があるのかという知識を付けておくことが重要です。
葬儀社の種類について
葬儀社といってもさまざまな種類や業態があります。
主に
・一般葬葬儀社
・病院指定葬儀社
・互助会
・葬儀紹介業者
などが挙げられます。
それぞれの葬儀社について解説をしていきましょう。
<一般葬会社>
一般葬儀会社はいわゆる、一般的な葬儀専門業者です。
大小問わずさまざまな葬儀社があり、全国的にみると5000~6000程度の会社があるといわれていて、葬儀社の種類のなかでも最も割合が多い形態です。
特徴としては全体の7割は小規模で従業員が10名以下で運営されており、地域密着型で家族経営の葬儀社も少なくありません。
長く地域に根差していることから、それぞれの地域の習慣や風習に詳しく、葬儀の専門的なこと以外の相談も受けてくれる葬儀社もあります。
<病院指定葬儀社>
病院と契約を結んでいて、病院で死亡した場合に紹介されるのが病院指定葬儀社です。
人が亡くなるときの場所は「病院」「自宅」「老人ホーム」などがありますが、そのほとんどは病院で亡くなることが対多数を占めます。
病院で亡くなると、なるべく早急に病室を明け渡さなければいけないのですが、このときに自宅か葬儀社指定の安置場所まで搬送します。
前もってお願いしている特定の葬儀会社がなければ、病院から業者を紹介されるということがあるのですが、必ずしも「病院から紹介される葬儀社だから安心できる会社」ということはありません。
病院側はあくまで契約葬儀会社を斡旋しているだけになるので、どのような葬儀会社か良く分からず「いわれるがまま」に葬儀が進行していくというのも珍しくありません。
また、病院からの紹介料などが葬儀費用に含まれることがありますので、一般葬会社に比べて相場が高いという特徴があります。
<冠婚葬祭互助会>
互助会とは経済産業省に許可された事業で、加入者から割賦で預かっている掛け金を葬儀や結婚式などの冠婚葬祭に利用するというものです。
事業者数は約300程度が存在し、一般葬会社の1割程度しかありませんが、売上高は葬儀業界の4割を占め、葬儀社の売上高別ランキングではいつも上位に互助会系の事業者がランクインしているほど、規模が大きなものとなっています。
葬儀は高額な費用がかかることから、積み立てを生前から行うことにより将来に対して安心感を持つことができますが、その積立金ですべての葬儀が賄えるとは限りません。
なぜなら、互助会といってもあくまで民間の営利団体だからということがあります。
サービスの内容はそれぞれの互助会によって異なり、実際の葬儀をあげるときは追加料金が発生するといったこともあるようです。
そのため「互助会に加入をしているから安心して葬儀を執り行える」という保証はないといえるでしょう。
<インターネットによる葬儀社紹介業者>
一昔前までは葬儀は地域に根差している会社が口コミなどで広がり、利用されること多くありましたが、近年ではインターネットの普及によりインターネットを利用した葬祭サービスの利用が増加している傾向にあります。
そのなかで、特に露出が目立っているのが葬儀社紹介業者です。
葬儀費用をパッケージ化している会社が多く、比較的に費用が安いという印象を受けることも多々あるでしょう。ただ、必要なオプションなどを追加すると、他の種類の葬儀社と大差ない葬儀費用が発生することもあります。
また紹介会社は実際に葬儀現場で仕事を行う訳ではなく、斡旋している葬儀社を紹介しているのみになるので、細かな希望や要望を受けてもらいにくいということも少なくありません。
さまざまな種類がある葬儀社。選ぶ基準は?
一般的に葬儀は上記で挙げた種類の葬儀社に依頼をして、執り行っていくという流れになります。
では、さまざまな葬儀社があるなかで、何を基準に葬儀社を選べばいいのでしょうか?
ここでは、葬儀社を選ぶ基準についてお話していきたいと思います。
<どのような規模の葬儀を対応しているか>
葬儀には、「一般葬」「家族葬」「火葬・直葬」「社葬」など形式があります。
これらの形式は、どのような規模の葬儀を行うかによって選択するプランが変わります。
葬儀社の種類によって、どの葬儀が得意で、どのような実績があるかというのは異なりますので、葬儀社を選ぶときは自身の要望する葬儀条件に合った葬儀社を選択するようにしましょう。
<どのような宗教を対応しているか>
葬儀は故人が信仰している宗教によって、葬儀内容が異なり
主に「仏教」「神道」「キリスト教」「無宗教」などの宗教と、それぞれの宗派があります。
葬儀社によって総合的にどのような葬儀でも対応している会社もあれば、宗教・宗派ごとに得意不得意のある会社もあります。
そのため、葬儀社を選ぶときは自身の要望する宗教・宗派の対応ができる条件に合った葬儀社を選択するようにしましょう。
<どの地域での経験・実績が多いか>
葬儀は地域ごとに習慣や風習が異なるため、地域に合わせた葬儀を行うことがとても大切です。
例えば、業者紹介のような葬祭サービスを利用する場合、地域外の葬儀社を斡旋されることも珍しくないため場合によっては葬儀の進行に満足できない原因となることもあります。
葬儀社にはさまざまな種類がありますが、地域密着で対応している葬儀社では、地域ごとにきめ細かい相談や要望を受けてくれるところも多いので、葬儀社を選ぶときは丁寧な会社を見極めて依頼をするようにしましょう。
<葬儀社を選ぶ基準となる資格>
冒頭でもお伝えをしたように、葬祭業は許認可制の業種ではありません。
特別必要な条件としては、貨物運搬事業の許可のなかの霊柩車運送業の遺体搬送に関する許可さえ取得していれば、どのような企業でも葬祭業サービスを行えるということになります。
そのため、「この会社は良い会社か?悪い会社か?」ということは、判断しにくいということがあります。
そこで、信頼して頼める葬儀社かどうかということを判断する基準のひとつに「葬祭ディレクター」という葬祭資格があります。
葬祭ディレクターは厚生労働省が認可している資格になっており、取得するには葬祭業に関しての高度な知識と施工技術が必要になります。
この厚生労働省認定の葬祭ディレクターは葬儀業界におけるプロでないと取得ができないものとなっていますので、高品質な葬儀会社を選ぶときはひとつの目安としましょう。
葬儀社の種類は会社の規模ではなく、信頼できる会社を選ぶことが大切
今回お話をしたように葬儀社にはさまざまな種類と業態に分けられています。
そのため、どのような会社に葬儀を依頼するか考えたときには、自分に合った葬儀を行える葬儀社を見分けることが大切です。決して「規模が大きい」「病院の紹介」などの理由だけでは、良い葬儀社か? ということは図ることができません。
・相談や要望を親身に受けてくれる会社か。
・ご自身の地域での経験・実績がある会社か。
・信頼して頼めるスキルや資格を取得しているか。
などを比較して葬儀社を検討することで、安心して信頼のできる会社にお願いすることができるでしょう。
東京・神奈川での葬儀は雅葬会にお任せください
雅総会は相模原を中心に八王子・多摩などの地域に密着して葬儀サービスの対応をしております。
当社では、ひとりひとりのお客様に対して高品質で良く届いたサービスの葬儀を心がけ、相談・問い合わせ・依頼を受付けています。
葬儀社はさまざまな種類や業態があるので、どこに相談しようか? と考えてしまうことも多々あると思います。
東京・神奈川で葬儀についてご不安やお悩みごとがありましたら、ぜひ雅葬会までお気軽にご連絡ください。