一生のうちに1回は誰もが関わる仕事のひとつに挙げられるのが葬儀屋です。
家族が亡くなり葬儀をするときに依頼する葬儀屋ですが、具体的にどのような仕事をしているのだろうと思うことはありませんか?
葬儀に関する仕事内容は多岐に渡り、お客様に対してさまざまな範囲のサポートをしています。
そのためこれから葬儀を考えられている方は、葬儀屋はどのような仕事をしているのかを知っておくことで「どのような葬儀ができるのか?」「どこまで任せられるのか?」などを理解しておくことができます。
今回は、葬儀社はどのような仕事をしているのかについてお話をしていきたいと思います。
葬儀社の主な仕事内容について
葬儀社は人が亡くなってから、初めて仕事が始まると思われている方もいるかもしれませんが、
・生前
・臨終後
・葬儀後
など、それぞれの依頼対応を受けています。
生前に対応する葬儀の仕事
最近では終活という言葉も徐々に浸透してきていますが、葬儀は生前に予約をしておくことができます。
これは、「自分が亡くなった後、残された家族に負担をかけたくない。」という方が年々増加していることが影響しています。
生前に葬儀のことを考える終活を行うことで、
・葬儀社にどのような葬儀をしたいのかという希望を事前に相談しておくことで納得のいくお葬式を執り行うことができる。
・落ち着いた状態で冷静なときに費用の話をすることで適切な葬儀費用を把握することができる。
・もしものときに慌てることなくスムーズに葬儀の手配を行うことができる。
・実際に頼む葬儀社のスタッフの対応や会社の様子を見ることで信頼して任せられるか判断することができる
などたくさんのメリットを得ることができます。
葬儀のことを考えるのは早いも遅いもありませんので、心配なこと気になることがありましたら葬儀社へ問い合わせるのが良いのではないでしょうか。
雅葬会の終活・葬儀事前相談は
こちら
臨終後に対応する葬儀の仕事
葬儀屋の仕事範囲の中でもっともさまざまな対応が必要になるのが臨終後です。
葬儀屋は亡くなった方の遺体を管理し、葬儀の始まりから終わりまでを取り仕切ります。
では、具体的に臨終後の葬儀の流れについてお話していきましょう。
<臨終前の危篤状態のときに行うこと>
危篤とは、今にも亡くなりそうな状態であることで稀に意識を戻すこともありますが、基本的には意識を取り戻す見込みがない状況のことをいいます。
この危篤状態は人によってそれぞれで、数時間で亡くなってしまう場合もあれば、10日以上保つ人という場合もあり、生命力がどこまでもつかということは医師でも正確なことは分かりません。
医師から危篤と宣言されたら最期をみとる覚悟で「最期に立ち会ってほしい人(同居の家族、三親等以内の親族、特に親しい友人や知人の順)」に真っ先に連絡をしましょう。
このとき、病院や他の患者さんに迷惑がかからないよう、最低限の人選とするようにしましょう。
<臨終後は葬儀屋へ連絡しよう>
事前に葬儀屋が決まっている場合は、その葬儀社に連絡をしましょう。
病院で臨終を受けたら、病室や病院の安置屋(霊安室)からなるべく早くご遺体を自宅や安置所に搬送しなければなりません。
葬儀屋は臨終後に連絡を受けると、葬儀担当者が病院まで遺体の搬送に来てもらえます。
<臨終後に病院から葬儀社紹介がある場合は注意が必要>
病院で臨終したときにひとつ注意したいこととして、病院で紹介された葬儀社を必ずしも利用しなければいけないということありません。
病院から紹介される葬儀社は、葬儀費用内に紹介手数料が含まれているので、一般的に葬儀費用が高くなってしまう特徴にあります。断っても失礼にはならないので、ご自身の要望にあった葬儀社を探し葬儀屋へなるべく早急に問い合わせるようにしましょう。
葬儀の打合せ
葬儀屋の正式依頼が決まりましたら、自宅または指定安置所へ遺体を安置します。
自宅の場合は枕机(まくらかざり)を飾り、お線香をあげます。
これらは、すべて葬儀屋が対応してくれるのでお任せしましょう。
また、安置所を確保してから、依頼者と具体的な打合せを行います。
ここでは、「喪主の決定」、「葬儀規模や種類の決定」、「宗教者連絡」、「葬儀日程の調整」、「霊柩車の手配」、「お通夜・告別式・火葬の手配」などを確定していきます。
葬儀・お通夜の手配
お通夜当日は、
・式場の準備
・遺体を納棺し会場へ搬送
・通夜式の司会進行
・告別式の段取りを遺族側へ説明
など、さまざまな仕事を取り進めます。
葬儀・告別式後
告別式当日は、
・会場準備
・司会進行
・進行確認
・参列者の誘導
などをさまざまな仕事を複数のスタッフが分担して進行していきます。
また、告別式が終了し、出棺された後は会場の片づけが行われます。
火葬から見送りまで
火葬は火葬場にて執り行われます。
火夫(かふ)の案内に従い、火葬炉に収まるのを見送り、火葬時間の1時間~1時間半ほどは待合室で待機をします。
その後は収骨を行い、初七日法要、精進落としといった流れが一般的です。
遺族・参列者が会食をしている間に、葬儀屋は遺影や骨壺などを持ち帰れるように準備をします。
食事が終わると、遺族を見送ります。また葬儀屋によっては仏壇や喪中はがきの作成などについて相談にのるような場合もあります。
臨終後から葬儀までの流れは以上となりますが、葬儀の規模や種類、地域のしきたり、宗派などによって仕事内容や手順は異なります。
詳しい葬儀のプランについては
こちら
流れについては
こちら
葬儀後に対応する葬儀の仕事
葬儀後は
・墓地や供養
・四十九日や百日、一周忌、三回忌などの年忌、お盆・お彼岸などの法要
・遺族年金・生命保険などの請求や各種名義変更
・相続
・遺品整理
など、さまざまな事柄や手続きがあります。
これらは複雑で面倒なことが多く、ひとりですべてを実行することはとても大変です。
葬儀屋によってどの程度の範囲のサポートをしてくれるのかは異なりますが、葬儀後のアフターサポートもしている葬儀社もありますので、依頼をする際は葬儀に関わる幅広い範囲の相談や対応をしてくれるところを選ぶようにしましょう。
今回は、葬儀屋はどのような仕事をしているのかについてお話をいたしました。
雅葬会では、相模原を中心に八王子・多摩といった広い地域の葬儀を承っており、ご遺族様専属の担当者が相談から葬儀・アフターサポートまで一貫してお手伝いしています。
葬儀屋を探している、葬儀について詳しく聞きたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。