葬儀を友引にする?しない?葬儀と友引の関係性 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

0120-066-382
葬儀の豆知識
葬儀を友引にする?しない?葬儀と友引の関係性
葬儀社や火葬場と聞くと、友引の日はお休みしているというイメージはありませんか?

葬儀友引に行うと、「友を引く」ということで縁起が悪いとの理由から、葬儀を友引に行うことは少ないのです。
その為、実際に火葬場では友引を休みと設定しているところもあります。

しかし、本当に友引に葬儀を行ってはいけないのでしょうか?

今回は、葬儀を友引に行っていけない理由と、どうしても日程が合わなくて友引に行うことになった場合、どうしたら良いのかということもお伝えしていければと思います。

葬儀?告別式?火葬?お通夜?友引にしてはいけないもの


友引

葬儀というものはいくつかの段階に分けられますが、その中でも「お通夜」は友引に行っても問題ないとされています。

友引にお通夜をして、次の日の先負に告別式や火葬を行うことは多くあります。

というのも、基本的に火葬場は友引に休むところが多いので、火葬場との兼ね合いで、友引だと火葬ができないことがあります。火葬場によって休みの設定の仕方も違うので、葬儀社や火葬場に確認を取るようにして下さい。

友引で火葬場が休みの場合は、火葬の日にちをずらすことになるので、お通夜を友引に行って、次の日にお葬式を行う方もいらっしゃいます。その際、友引の翌日だと火葬場がどうしても混み合いやすくなりますので、注意が必要です。

しかし、もちろん友引に対応している火葬場を多くあります。
火葬場が休みでない場合、友引に火葬を行っても問題はありません。

また、ご自宅でお通夜を行わない場合、お通夜から告別式・火葬までを斎場で行います。その場合、友引の前の日にお通夜もできなくなってしまうので、気を付けないといけません。


そして、友引に葬儀を行う中で一番周りから嫌がられやすいのが、「告別式」です。
告別式は故人と親しかった人が故人との別れを惜しむ式です。その時に、友引の日を選ぶと、縁起が悪いと懸念する方が多いので、できるだけ避けるようにしている方が多いのです。

現在では、以前より六曜を気にする人は少なくなりましたが、やはりまだそういった日どりを大切にする方は多く、友引に告別式を行う人は少ない傾向があります。

地域によって違いはあるものの、雅葬会で葬儀を行っている東京や神奈川では、お通夜から火葬までを2日で行える事が多いです。

●1日目 ご安置→お通夜
●2日目 告別式→火葬→初七日法要→骨上げ

といった流れで行うことが多くなっており、告別式の後に火葬を行うことから、友引に告別式と火葬のどちらも行う斎場は休むことが多くなっているのです。

地域によっては火葬だけを友引に行って、告別式を違う日に行うことも可能です。

友引でも、斎場によって隔週で友引をお休みにしていることがあって、同じ斎場でも営業している日と休みの日があります。人が亡くなるのはどうしても突然の事なので、どうしても日程が合わない事もあるでしょう。

そんなとき、喪主として友引を選んでもよいのか気になりますよね。

結論としては、斎場が休みでない場合、友引に葬儀を行うことをあまり気にしなくても大丈夫です。

それは、友引の意味からも知ることが出来ます。

葬儀を友引にしなくなった理由とは


虫眼鏡とはてな
葬儀友引に行わなくなった理由は、単純に「友を引く」という響きが縁起の悪いものとされていた、という1点しかありません。

しかし、実際の友引の意味は、「友を引く」や「友を引っ張る」などという意味とは違います。

友引の元来の意味は、「共に引き分ける」という意味なのです。


六曜は「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」といった流れを繰り返していきます。月に一度だけ少し順番がずれることがありますが、基本的にはこの流れです。

順番をみると、先勝→友引→先負、になっていますよね。友引は、先勝の意味と、先負の中間です。勝ちと負けの間、という事で「友引(共引き)」が存在していたのです。

●「先勝の意味」
先勝は「先んずれば即ち勝つ」。急ぐことでよいことが起きるとされています。

●「先負の意味」
先負は「先んずれば即ち負ける」。勝負事は避けたほうが良い意味ですが、本来は小吉などと同じ意味で吉日とされてきました。

「友引の意味」
友引は後から意味が加えられ凶事に友を引くともいわれています。友引は、本来勝負なき日ともいわれるくらい引き分けの意味が強くあるのです。よって漢字も違って友引ではなく、共に引くで「共引き」が本来の意味の漢字でもあります。

そのため、友を引いて冥途に連れていく、といった意味は本来ないので、気にしなくてもよいのです。宗派によっては友引に葬儀を行っても問題ないと決めているところもあります。

しかし、実際の意味はどうあれ、参列者や周囲の事を気にすると友引に葬儀を行うのはちょっと……、という事もありますよね。
そんな中、スケジュールの問題で友引に葬儀を行わなければならなくなった際、どのような事にきを付けていけば良いのでしょうか?

対処方法をみていきましょう。

もし、友引に葬儀をすることになったら


祭壇と椅子
友引に葬儀を行う場合の風習として知られているのが、「友引人形」です。
友引人形とは、火葬の時に棺の中に人形を入れておく、いわば身代わり人形のようなものになります。

「友を連れて行く代わりにこの人形をお願いします。」

という意味が込められているのです。
もともと、人形などを故人とともに埋めたり焼いたりする風習は古来より多く残っています。
今でも、故人が生前大事にしていたものなどを棺に入れる風習もありますよね。もし、故人が生前大事にしていた人形やぬいぐるみがあれば、それが友引人形の代わりになります。
また、三途の川を渡るときのお駄賃としてお金を入れておく風習もあります。

このように、棺の中にものを入れて一緒に焼くという風習は、亡くなる方にとってあの世に行っても寂しくないようにという意味があったり、あの世で使うものを持たせるという意味もあったりと様々ですので、人形を棺に入れる事自体はなにも問題ありません。

友引人形

その中でも友引人形は、主に関西の風習です。
もともと、関東地方では友引に葬儀を行う風習はなかったため、こういった友引の際の風習は存在しませんでした。
しかし、近年、受け入れてくれる火葬場も増えてきたので、友引にも葬儀を行うようになりました。そこから友引人形の風習は全国に拡がり、今では関東でも行っているところがあるようです。

雅葬会では友引人形のご用意は御座いませんが、お持ちいただければサポートさせて頂く事が可能です。

友引の葬儀についてのまとめ


かつて、葬儀を友引に行う事は、縁起が悪いといわれ嫌われていました。
しかし、今では気にせず葬儀を行うところも増えてきています。

もともと、友引と葬儀は特に関係ないという宗派もありますし、「友を引く」という意味も後からついた印象ですので、本来は友を冥途に引くといった意味は持ち合わせていません。
もしかすると、斎場側で定期的に休みが欲しいとのことで昔に作った習わしなのかもしれませんね。

どうしても友引に葬儀を行うこともあるかと思いますし、参列することもあるかと思います。どちらも心の持ちようなので、その時は出来る限り気にせず、心を込めて故人を送るようにして下さいね。

特に年末になってくると、今年中にということで葬儀の日程がうまく取れない場合があり、友引に葬儀を行うことも多くあります。

そんな時、雅総会では友引でも利用できる斎場をご紹介することも可能です。
24時間、365日お気軽にご連絡ください。

真心を込めて、丁寧に対応させていただきます。