葬儀が終わったら礼状を贈ろう!書き方や疑問点をまとめて解説 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
葬儀が終わったら礼状を贈ろう!書き方や疑問点をまとめて解説

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葬儀を終えた後、感謝の気持ちを込めて礼状を書くことは、日本の伝統的なマナーの一つです。しかし、「どのように書くべきだろうか…」、多くの方にとって難しい課題です。

本記事では、葬儀での礼状の書き方と、よくある疑問点について詳しく解説します。 

葬儀に贈る礼状とは


葬儀における礼状は、故人への最後の敬意と、葬儀に参列してくれた方、支援をしてくれた方々への感謝の気持ちを表現するための重要な伝統です。

この文化は、深い敬意と感謝を伝えるための細やかな慣習とマナーに溢れています。

また、葬儀における礼状は、単なる礼儀以上のものです。それは、故人との関係、生前の感謝、そしてその人の人生への敬意を伝える深い意味を持つ文化的表現です。

 

会葬礼状との違い


会葬礼状は、葬儀に参列してくれた人々への感謝を伝えるために用いられます。これに対し、葬儀の礼状は、葬儀に関して特別な支援や貢献をした人々、たとえば葬儀の手配を手伝った人や弔辞を読んだ人などに、より個別化された感謝の気持ちを伝えるために使われます。

また、会葬礼状は一般に、葬儀に参列した全員に向けて送られるものです。これに対して、葬儀の礼状は、特定の個人やグループに向けて送るもので、その内容は受け取る人の貢献や関係性に基づいて変更されなければなりません。

 

礼状を贈るタイミング


葬儀における礼状を贈る適切なタイミングは、礼状の目的や内容によって変わることがありますが、一般的には葬儀の終了後、適切な時間を見計らって送ることが望ましいとされています。このタイミングは、故人への敬意を表し、遺族の感謝の気持ちを伝える上で重要な要素です。

 

葬儀が終了した直後、遺族は様々な感情や処理すべき事務手続きに追われることが多いため、すぐに礼状を書いて送ることは現実的ではない場合があります。

そのため、多くの場合、葬儀後数日から数週間の間に礼状を用意し、送付することが一般的です。ただし、遅くとも葬儀から一か月以内には送ることが望ましいとされています。

 

葬儀に礼状を贈る相手別の文例


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葬儀に際して礼状を贈る際、その文面は贈る相手によって異なるべきです。

故人との関係性や葬儀における役割、支援の内容に応じて、感謝の気持ちを表現する方法が変わります。ここでは、葬儀において礼状を贈る際のさまざまな状況を想定し、それぞれに適した文例を提供します。これらの文例は、礼状を書く際の参考として活用することができ、故人への敬意と感謝を伝えるための一助となるでしょう。

 

なお、遺族が心を込めて作成する礼状は、故人に対する最後の敬意として、また残された者たちの絆を深める重要な役割を果たします。次に示す文例を参考に、故人との思い出や受けた支援に感謝の気持ちを表現し、心からの感謝を伝えましょう。

 

故人が生前お世話になった人


故人が生前お世話になった人への礼状は、故人とその方との関係性を反映し、深い感謝と敬意を表現する内容であるべきです。このような礼状は、故人が生前に築いた関係の深さや、その人の支援や影響の大きさを認識し、適切に感謝を伝えることが重要です。

例文


「故人が生前 皆様のご厚情に深く感謝しておりました 特に[具体的な支援や関係の詳細]に関しては 故人も大変感謝しておりました 葬儀にも足を運んでいただき 誠にありがとうございました 故人の思い出を大切にしつつ 皆様への感謝の気持ちをここに述べさせていただきます」

 

喪主が務める会社の関係者


家族の訃報に際し、喪主が会社を休むことは避けられない状況となることがよくあります。

この間に、会社からの支援や理解、さらには香典の贈り物を受けることもあります。これらの配慮は、将来の職場内の関係をスムーズに保つためにも重要です。

喪主としては、こうした支援や香典に対し、お礼の言葉を伝えることが重要です。

休暇の間に受けた支援や理解に対する感謝を表すためにも、会社関係者に対して以下のような礼状を送ることが適切です。

例文


「この度は 私の家族の訃報に際し ご理解と温かい支援を賜り 深く感謝申し上げます長期にわたる休暇中にも関わらず ご配慮いただいたことに心からの感謝を表します また 貴重な香典をいただき 故人と私たち家族に対するお気持ちに感動いたしました 今後も貴社との良好な関係を維持し 故人の意志を引き継ぎながら働いて参ります」

遠方の参列者


遠方から葬儀に参列してくれた人々への礼状は、その人たちが特別な努力をして故人を弔うために時間と労力を費やしたことを認識し、感謝を表現するものです。

このような参列者は、長距離を移動し、多くの場合は他の多くの用事を調整して葬儀に出席します。そのため、遠方からの参列者に対しては、その特別な努力と故人への敬意に対して、深い感謝の意を示すことが重要です。

例文


「この度は 遠方より葬儀にご参列いただき 誠にありがとうございました 貴重なお時間を割いていただいたこと また長い距離をお越しいただいたことに 心から感謝申し上げます 故人も 皆様がこのような形で最後のお別れに参加してくださることを 大変喜んでいることと思います 故人との思い出を大切にし 皆様への深い感謝の気持ちをお伝えします」

 

弔辞奉読者


弔辞奉読者への礼状は、葬儀において重要な役割を担った人への感謝を表現するものです。

弔辞奉読者は、故人の生涯や人格、遺族への思いなどを代表して伝える役割を果たします。

この役割は、深い思慮と敬意をもって選ばれ、故人に対する敬愛と、遺族への慰めの言葉を込めて行われます。よって、こうした役割を担った人への礼状は、その努力と故人への敬意を認識し、感謝する内容であるべきです。

例文


「葬儀における貴方の弔辞は 故人の人生と精神を美しく表現しており 私たち家族にとって大変心に響くものでした 故人の思い出を丁寧に言葉にしていただき ありがとうございました 貴方の言葉は 私たちが故人と共に過ごした時間の価値を再確認する手助けとなりました 故人への深い敬意と愛情が感じられる弔辞に 心から感謝申し上げます」

葬儀委員長


葬儀委員長への礼状は、葬儀の計画、準備、そして運営において重要な役割を果たした人物への敬意と感謝を示すものです。

葬儀委員長は、葬儀がスムーズに進行し、故人の意志と遺族の願いが尊重されるように、細心の注意を払って多くの責任を担います。

彼らは、通常、葬儀の全体的なコーディネート、参列者の案内、式の進行など、多岐にわたる業務を管理します。そのため、この役割を果たした人への礼状は、その献身的な努力と故人および遺族への配慮を称える内容であるべきです。

例文


「この度の葬儀において 委員長としての貴方の献身的な努力と細やかな配慮に心から感謝申し上げます すべての段取りが滞りなく進行し 故人にとっても 私たち家族にとっても 心に残る式となりました 貴方の尽力があったからこそ 故人を尊重し 適切に送り出すことができたと深く感じております 故人への最後の敬意を形にするための貴方の貢献に 深く感謝いたします」

葬儀における礼状の書き方


葬儀における礼状の書き方は、故人への敬意を表すための重要なプロセスです。

礼状は、遺族の感謝の気持ちと故人への最後の敬意を伝えるための形式として、伝統とマナーに則って丁寧に書かれるべきです。そこで、以下では礼状の書き方に関する細かな点を詳しく解説します。適切な礼状の書き方を学ぶことは、故人への敬意を適切に表現し、受け取る人に遺族の心からの感謝を伝えるために不可欠です。

句読点を使わない


葬儀の礼状において句読点を使わない習慣は、日本の伝統的な書簡の作法の一部です。

この習慣は、文章の流れを優雅で連続的に保ち、読む人に対して穏やかな印象を与えることを目的としています。句読点を使用しないことにより、礼状はより形式的で、敬意を表すものとして受け取られる傾向があります。

また、句読点を使用しない場合、文の区切りは、言葉の選択や文章の構造によって自然に表現されます。例えば、伝統的な日本語の礼状では、文の終わりには「存じます」や「申し上げます」といった尊敬語や謙譲語を用いることで、自然な文の区切りを作り出します。

このような表現は、礼状の受取人に対する深い敬意と謙虚さを示し、故人への感謝や思いをより柔らかく、かつ丁寧に伝えることができます。

繰り返し言葉を使わない


葬儀の礼状において繰り返し言葉を使わない習慣は、文章を簡潔かつ洗練されたものにするための重要な要素です。

日本の文化では、過度な繰り返しは避け、言葉の選び方に細心の注意を払うことが重視されます。これは、礼状が持つべき品格と敬意を保つために不可欠です。

繰り返し言葉を避けることで、文章はより明確で、読み手に対して深い思慮と配慮があるという印象を与えます。

 なお、繰り返しを避けるためには、類義語を用いるか、異なる表現を見つけることが有効です。たとえば、「感謝」を表現する際には、「厚く御礼申し上げます」「心より感謝しております」「深くお礼を申し上げます」といった異なる言い回しを使うことで、同じ意味を繰り返すことなく表現することができます。

縦書きで書く


葬儀の礼状を縦書きで書く習慣は、日本の伝統的な書簡の形式を尊重することを意味します。

縦書きは、日本の文化において正式な文書や伝統的な書き物に用いられる形式であり、それが礼状にも適用されます。この縦書きの形式は、読み手に対して礼儀正しさと格式を示し、文章に重みと格式を与えます。

 また、縦書きで書かれた礼状は、その視覚的な配置からも敬意と優雅さを伝えることができます。文字は右から左に配列され、上から下へ流れるように配置されます。

この配置は、日本の伝統的な読み書きの流れに沿っており、古典的な美しさと落ち着きを感じさせます。

 

正しい敬語を使う


葬儀の礼状において正しい敬語を使うことは、礼状の品位と受け取る人への敬意を示すために極めて重要です。敬語は、日本語の礼儀作法の中心ともいえ、相手への尊重と遺族の礼節を伝える手段の1つです。

葬儀の礼状における敬語の正しい使用は、受け取る人に対して深い敬意と感謝を示すとともに、故人への敬愛を表現することにも繋がります。

 

なお、敬語を使用する際には、相手の立場や関係性を考慮し、尊敬語、謙譲語、丁寧語を適切に使い分けることが求められます。

尊敬語は相手を敬う際に、謙譲語は自分や自分のグループについて謙遜する際に、丁寧語は一般的な礼儀を示す際に使用します。たとえば、相手に感謝を伝える際は「感謝申し上げます」「お礼を申し上げます」などの表現を用いるのが適切です。

忌み言葉・重ね言葉を使用しない


葬儀の礼状において忌み言葉や重ね言葉を使用しない習慣は、言葉による不吉な意味合いを避け、受け取る人に対して敬意を示すための配慮です。

日本の文化では、言葉の選択に特に気を配り、特に葬儀のような繊細な状況では、不運や不幸を連想させる言葉(忌み言葉)や、意味の重なりが生じる言葉(重ね言葉)を避けることが重要とされています。

なお、忌み言葉とは、死や悲しみなどの不吉な事象を連想させる言葉です。

これらの言葉は、葬儀の礼状では避けるべきであり、代わりにより穏やかで前向きな表現を使うことが望ましいです。

一方、重ね言葉は、同じまたは似た意味の言葉を重ねて使うことで、故人の前にて死を繰り返すといった表現になるのがふさわしくないため、使用されるべきではありません。

葬儀における礼状でよくある質問


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葬儀における礼状に関しては、遺族や関係者の間で多くの疑問が生じることが一般的です。

そこで、以下では葬儀に関連する礼状を書く際によくある質問とその回答を提供します。

これらの質問はいずれも、礼状の作成における一般的な疑問点や不安を解消し、適切な礼状を書くための指針として、ぜひご参考ください。

礼状はメールでも大丈夫?


伝統的には、葬儀の礼状は手書きで郵送することが一般的です。

これは、手書きの文書がより個人的で心のこもったメッセージを伝えるとされるためです。

手書きの礼状は、受け取る人への深い敬意と遺族の感謝の気持ちを示す、非常に個人的な方法とみなされています。 

しかし、デジタルコミュニケーションの普及に伴い、メールでの礼状送付が受け入れられるケースも増えています。

特に、時間的・地理的な制約がある場合や、受け取る側が日頃からデジタルコミュニケーションを好む場合には、メールでの礼状が選択されるケースもあります。

また、環境への配慮や迅速な対応が必要な状況では、メールが用いられる場合もあります。

礼状にふさわしい紙はある?


葬儀の礼状を書く際に使用する紙の種類は、礼状全体の印象に大きく影響します。

適切な紙を選ぶことは、故人への敬意と礼状の格式を表現する上で重要です。

一般的に葬儀の礼状には、シンプルで上品な紙が用いられます。

選ぶ紙は、一般的に白色または淡い色合いが好まれます。

これは、清潔感と落ち着きを表現し、故人への敬意を示すためです。

また、質感も重要であり、ある程度の厚みと質感がある高級感のある紙が選ばれることが多いです。よって、派手なデザインや鮮やかな色の紙は避けるべきで、代わりに落ち着いた色調とシンプルなデザインの紙を選ぶことが望ましいとされています。

礼状を贈る期限はある?


一般的に、葬儀後の礼状は、故人への最後の敬意を表し、支援や参列に対する感謝を伝える重要な手段です。そのため、この礼状をいつ送るかは、故人への敬意と参列者への配慮を示す上でも重要な要素の1つです。

そのため、葬儀の礼状は葬儀後早めに送ることが望ましいとされています。

具体的には、葬儀が終わってから約1ヶ月以内に送ることが一般的です。

これは、参列者や支援者への感謝の気持ちをタイムリーに伝えるとともに、故人への最後の敬意を適切なタイミングで示すためです。

 

まとめ


葬儀の礼状は、故人への敬意と参列者への感謝を伝える重要な手段です。

適切なタイミングで、適切な相手に贈ることが大切で、その際には縦書き、正しい敬語、忌み言葉の避け方、適した紙の選択が重要です。

また、手書きが伝統的ですが、現代ではメールも受け入れられています。

礼状作成においては、個人の状況に応じて適切に対応し、故人への最後の敬意を形にすることが重要です。礼状はマナーを守って贈るよう心掛けてください。