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葬儀の豆知識
終活の準備や考え方について
今流行っている終活は「人生の終わりの為の活動」のことでエンディングノートともいわれています。人生を振り返ってやりたかったこと、やり損ねていることをまとめていき、自分のこれからをノートにまとめていく活動です。

また、自分しか知らない情報をまとめておくことで、自分が死んだ後の家族が書類などで慌てなくて済むようにしておきます。

自分のことに向き合うことで人生にも向き合えるので、客観的にも自分の人生や人生の終わりを描くことができることでたくさんの方が興味を持っています。

 

しかし、終活はまだ実際にやられている方は数%とごく一部です。

終活をしておくことの意味やメリット、決めておくとよいことなどを見ていこうと思います。

 

終活をすることの意味とは


遺言書

終活を早めにしておくことには、残されたご家族との時間を楽しく過ごすという意義もあります。

死ぬ準備をしていくなんてなんだか怖いと思われがちですが、残りの人生を快適に暮らすために行っている方が多いようです。小さい頃に宿題を事前に終わらせておいて夏休みを楽しく暮らすのと似ていますね。

人生でやり残したことをノートに書いてまとめて行くだけで、自分を見つめなおすきっかけになります。残りの人生がより楽しいものにするためのものなので、今まで目をそらしていたものも決めるときがやってきます。

いろいろ決めていくことが多い終活ですが、その中でも決めておく優先度が高いのが相続関係です。

 

終活で決めておくべき主な事柄は、

 

【自分が生きているときのこと】

  • やり残したこと

  • やりたいこと

  • 行きたかった場所

  • 介護

  • 病院

  • 意識がないときに延命処置するか否か


 

 

【自分が死んだ後のこと】

  • 相続

  • 借金


  • 保険

  • 葬式の内容

  • お墓

  • 家族などのこと

  • ペット

  • 携帯などの解約

  • 銀行の預金


 

上記のようなものがメインになります。遺産や相続などのことをエンディングノートに書いても法的には効果がないので、しっかりと決めたい場合は公正証書遺言 (こうせいしょうしょいごん)で遺言書を作ることをおすすめします。

 

終活で葬儀の内容まで決めておくメリット


お葬式

終活の中で、ご自身のお葬式の内容について決めている方もいらっしゃいます。

お葬式も自分でカスタマイズすることができますので、場所や内容を決めて自分の好きなものにしているのです。

 

当然お金もかかってくることなので、どのくらいの金額がかかるのか調べて自分でお金を取っておきます。

葬儀屋に連絡して事前予約をしておく方もいらっしゃいます。

もっと事細かに決めることができます。

頭金がかかる場合や全額必要になる場合、前払いや後払いもあるようですので、葬儀屋ときちんと話し合いましょう。

 

葬式やお墓など、自分が亡くなった後のことを決めておくと、残された家族の負担が減ります。

特に葬式の内容は決めておくとよいでしょう。

葬式は亡くなってからあっという間に決まっていってしまいます。

遺族の方も、終活のおかげで内容がある程度決まっている事で少し余裕を持つことができ、お葬式を心から行うことができます。また、終活によって亡くなった人が死ぬことを覚悟していたことが分かると、残された側も気持ちの整理がつきやすくなります。すると遺族側もしっかりと見送ることができます。

 

 

葬儀の内容で決めておく大切なこととは


選択

実際に葬儀屋に自分で決めた内容を伝えるときに決めておいたほうが良いものをまとめてみました。

 

  • 喪主・施主になる人


喪主になる人を決めておきます。誰が喪主になるかは子供の場合は長男、夫や妻、と関係が近い方がなります。

 

 

  • 葬儀の仕方・規模


どういった葬式の内容にするかも決めておきます。

お葬式には種類があります。

葬儀の種類

 

  • 参列してほしい人・関係者のリストの作成


まずは自分が葬式に呼びたい人をまとめてみましょう。家族、親族、趣味、ご近所、仕事、同級生、先輩、後輩、など関係によってリストを作っておきます。

お世話になった人を呼びたい方や、家族や親族だけを呼んでほしいなどと決めておくと、ある程度の人数が割り出されてきます。

連絡してほしい方をまとめておくと、その時が来た時にしっかりと連絡をしてくれますので関係をまとめておきましょう。

 

  • 葬儀の内容や希望


 

人数に合わせて式の仕方を変えていくのもよいですね。親しい人にだけ集まってほしいときは、家族葬にしてもらうということもできますので自分がしたいものを伝えておきましょう。

 

自分が好きなもので送って欲しいときはその内容も葬儀会社と相談して書き留めておきます。

お花が好きならば多くのお花で送ってもらったり、音楽が好きならば音楽で送ってもらったりと自分が好きなように送ってもらえるのも終活をした人の特権です。

 

  • 供養の仕方 「納骨・供養の仕方」


 

また、供養の仕方も終活によって決めておきます。

新たにお墓を作るのか。

お墓をどこにするのか。

どのお墓に入るのか。

また、他の供養の方法が希望なのか

「海洋散骨や樹木葬など」

終活が終わった人は、自分のお墓もきちんと買われている方もいます。

 

分からないことは、葬儀セミナーや事前相談などをしている葬儀屋さんに、気軽に資料を請求して聞いてみて下さいね。

 

まとめ


 

終活によって自分を見つめていくことで、楽しい残りの人生を謳歌することができます。

また、葬式やお墓などの自分が死んだ後のことも考えることによって、自分の死への覚悟ができるようになります。

すると残された遺族たちも、しっかりと葬儀の時に死や悲しみに向き合うことができます。納得して送ってくれることが増えるようです。

終活は自分だけでなく、残された側の心の整理にも役に立つのかもしれませんね。