法事と法要の違いとは?法事の流れも解説 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

0120-066-382
葬儀の豆知識
法事と法要の違いとは?法事の流れも解説
224-1

よく耳にするけれど「同じ言葉なのでは?」と思っている人が多い「法事」と「法要」。しかし、法要は法事の中に含まれているものであり、厳密にいうと2つの言葉は意味が異なるものです。この記事を読めば、法事と法要の違い、法事の流れをしっかり把握できます。

法事をスムーズに行うには、法事の流れを理解しておくことも重要なので、ぜひご覧ください。

僧侶を招いて故人の魂を供養する法事。しかし、法事と法要の違いを理解している人は少ないのではないでしょうか。法事についての明確な定義を把握しておかないと、適切な言葉の使い分けができません。また、法事の流れを把握しておかないと、施主になったときに困ってしまいます。今回は、法事と法要の違い、法事の流れを解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

法事と法要の違いってなに?


以下では、法事と法要の違いについて解説します。法事と法要は故人を供養するための行事として一括りにされている場合があります。しかし、法事と法要は全くの別物です。

法事についての明確な定義を把握しておかないと、恥をかいてしまう場合があります。また、知っておかないと思わぬトラブルを招く場合があるので、あらかじめ詳しく把握しておきましょう。

 

「法事」の中に「法要」が含まれる


法事と法要を同じものと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、法要は法事の中に含まれているものであり、厳密にいうと2つの言葉は意味が違います。正しくは、法要と会食がセットになった仏教行事のことを「法事」と呼びます。

また、お盆や彼岸供養などの行事も法事に含まれています。そのため、法要は法事という行事の中の1つの項目ということになるのです。葬儀の後に死者の冥福を祈るために行う仏教行事全般を指すことが多いですが、2つには明確な違いがあることを把握しておきましょう。

 

法事とは  


法事は、亡くなった人の冥福を祈るために行う儀式です。法事には、法要とそのあとに行われる会食のお斎などの行事が含まれています。元々は、仏教に関する事柄や仏の教えを広めることを意味していました。

しかし、現在は死者の追善供養を行う仏事全般のことを指します。また、故人を偲ぶ会としての意味合いも持っています。なお、法事は招待されたら特別な事情がない限り参列するのがマナーです。そのため、招待を受けたらできるだけ参加するようにしましょう。

 

法要とは  


法要とは、死者の冥福を祈るための供養行事のことをいいます。主にお坊さんによる読経や焼香などの仏教的な儀式をさす場合が多く、仏教において法要は故人が極楽浄土に往生するために行われるものとされています。

また、法事の供え物は祭壇に飾るものになるので、贈る場合は早めに届くように手配するのがマナーです。さらに、男女ともに初七日までは喪服を着用して参列する必要があります。平服と書かれていても、カジュアルな格好で参列していいわけではないので注意してください。

 

法要の種類 


法要には、忌日法要・月忌法要・年忌法要・追悼法要などがあります。それぞれの法要で行うべきことが異なるので、故人のためにも違いをしっかりと把握しておきましょう。なお、法事は命日に行うことが望ましいですが、平日で人を呼ぶのが難しい場合は休日を選ぶ場合があります。

しかし、法要の日時が命日をすぎないように命日より前の休日を選ぶようしてください。

また、故人のために行う追善法要以外にも、施餓鬼法要・落慶法要・開眼法要などさまざまな種類があります。今回は、忌日法要と年忌法要の2つについてくわしく解説します。

 

忌日法要 


忌日法要は、日にち単位で7日ごとに行う法要であり、7日目~49日までに7回ほど行います。仏教ではなくなってから49日間までを中陰と呼ぶため、忌日法要のことを「中陰法要」と呼ぶ場合も多いです。

 

また、亡くなってから四十九日を迎えるまでの期間は中陰や中有と呼ばれます。仏教において、中陰や中有は極楽浄土に旅立てるかの審判が7日おきに行われる期間とされています。そのため、それに合わせて故人の冥福を祈る目的として忌日法要を行うのです。

 

年忌法要  


年忌法要は節目の年ごとに行う法要であり、回忌法要とも呼ばれています。命日から満1年目に一周忌を行い、命日から満2年目に三回忌を行います。なお、満2年目に行う年忌法要でも、二周忌ではなく三回忌となるので間違えないようにしましょう。

一周忌や三回忌では、故人を供養する法事を行った後に会食を行います。年忌法要には遺族や親族だけでなく故人の友人を呼ぶことが多いですが、七回忌あたりからは徐々に規模を縮小させていくのが一般的です。

 

〇回忌はいつまで行う?  


命日から満1年目に行われる一周忌から始まり、三回忌・七回忌・十三回忌と行われていきます。三回忌までは法要後に会食を行いますが、七回忌以降は住職にお経を唱えてもらうだけの場合が多く、五十回忌で弔い上げとなります。

なお、宗派や地域によっては五十回忌を越えても五十年ごとに百回忌・百五十回忌・二百回忌と行うところもありますが、30年以上経つと法要を行う世代が変わるという理由から、最近では三十三回忌で弔い上げとなるケースも多いです。

 

法事の流れ 


224-2

以下では、命日から満2年目に行う三回忌の法事の流れについてくわしく解説します。

施主になった場合はお布施・お供え・引き出物・会食など、さまざまなものを用意する必要があるので、法事に必要なものを揃えるためにも流れを頭にいれておきましょう。

法事の流れを把握しておかないと、施主になったときにスムーズに行えません。また、知識がないと故人の気持ちに沿った法事を行えない可能性もあるので、ぜひ以下の流れを覚えておいてください。

 

施主、参列者着席 


まず、施主・遺族・参列者が着席します。法事では、住職が最上座の主席に座ります。そして、次に親族か故人と特に親しかった友人の順に座ってください。なお、施主やその家族は末座に座るのが一般的です。親族の並ぶ順に迷った場合は年長順に座るのがおすすめです。

また、祭壇を中心に行う場合は、右側に施主・遺族・親族、左側に近親者・友人、会社関係者が座ります。お寺で行う場合は、個人と関係が深い人から前に座りましょう。

 

開始の挨拶·僧侶の入場


施主や参列者が着席し、僧侶が入場したら施主は開始の挨拶が行ってください。なお、僧侶が入場していないのに開始の挨拶を行うのは避けましょう。しっかり僧侶が入場していることを確認してから挨拶を始めてください。

また、開始の挨拶は長々と話すのではなく、短く簡潔に話すのがポイントです。集まっていただいたことに対する感謝と、三回忌の法事を開始することを簡潔に述べましょう。

 

読経 


施主による開始の挨拶が終わったら、僧侶が読経を行います。読経とは亡くなった人の供養のためにお坊さんがお経を読み上げることです。なお、読経は15分程度で終わる場合が多くなっています。

読経にはよく白木位牌や本位牌が使われますが、位牌は宗派によって異なるのであらかじめ確認しておきましょう。午後や夕方の法要を受けない寺院もあるので、読経を依頼する際は寺院とよく相談してください。

 

お焼香 


僧侶による読経が終わったら、遺族の後に参列者という順番でお焼香を行います。焼香を行うときは、まず焼香台の少し手前で遺族と僧侶に一礼します。そして、焼香台の前に進んで再び一礼を行ってください。礼をしたら、数珠を左手にかけて右手で抹香をつまみます。

額につける場合もありますが、焼香のやり方は宗派によって異なるので事前に確認しておくといいです。

そのあとは、抹香を静かに香炉の炭の上にくべましょう。合唱が終わったら後ろに下がって遺族に対して一礼を行います。

 

法話·僧侶退場 


お焼香が終わったら、僧侶による法話を聞きます。法話では、仏教の教えについてわかりやすく説いてもらいます。法話の内容は僧侶によって異なりますが、基本的には参列者に対してありがたいお話をしてくれます。しかし、最近の法要では軽く済ませる場合も多いです。

そして、僧侶による法話が終わったら僧侶が退場します。このとき、施主は僧侶に対してお布施・御膳料・お車料などを渡してください。

 

施主からの挨拶 


僧侶が退場したら施主が法事を締める挨拶を行い、ここまでが法要となります。この挨拶では、参列者への感謝と会食があることを伝えるのが一般的です。また、開始の挨拶の時よりも二言くらい長めに話すといいでしょう。

しかし、挨拶内で忌み言葉を使ってしまうと縁起が悪いと受け取られてしまう場合があります。そのため、重ね言葉や死を直接的に表す言葉は避けてください。

 

会食(お斎) 


施主の挨拶が終わったら会食に移ります。仏壇には故人の好物をお供えし、参列者はお斎でもてなしましょう。昔は精進料理を出すことが多かったですが、最近が会席料理を出すのが主流になっています。

また、会食の前にも簡単に挨拶を行うのが儀礼です。参列者に集まってもらったお礼や無事に法事を迎えられた感謝を述べるといいでしょう。

 

参列者に引き出物を渡し、閉式 


会食が終わったら、参列者に引き出物を渡して閉会します。なお、ここまでを法事を言います。引き出物は、解析の予算と合わせて考えると2,000円~5,000円くらいのものを用意するといいでしょう。また、法事の引き出物は後に残らないものが良いとされています。そのため、引き出物に迷ったらお酒や海苔などの日持ちがするものを選ぶのがおすすめです。

 

葬儀に関するご相談なら「雅葬会」へ


224-3

今回は、法事と法要の違いについてくわしく解説しました。この2つを同じものと思っている人は多いですが、全く意味が違うので注意してください。また、2つの違いを把握しておかないと、思わぬミスをする恐れもあるのでしっかり覚えておきましょう。

 

この記事では法事の流れも紹介しましたが、法事の流れは、法事を行う場所や宗派によって異なる場合があります。法事の流れを理解し、故人の希望をかなえてあげられるような法事を行いましょう。

 

法事は葬儀の後に行うものですが、葬儀のことでお困りなら、「雅葬会」にご相談ください。葬儀のプランや供養の形式など、幅広い要望にお応えできます。