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亡くなった報告は誰に伝えればいい?範囲と言い方を紹介
身近な人が亡くなった場合、関係者へ報告を行わなければなりませんが、誰にどのような報告をすれば良いのかわからず困ってしまうことがあります。とくに事故などで急に身近な人が亡くなった際には、慌ててしまうことも多いです。この記事では亡くなったことの報告をどのように行えばいいのかを解説していきます。
亡くなった報告は「訃報」という
誰かが亡くなったことを報告するのを「訃報」といいます。
普段使わない漢字なので、読み間違えている方もいるかもしれませんが「ふほう」と読みます。
訃報は人の死を知らせるために行うものなので、きちんと行う必要があります。
生前関係のあった人達に対して、基本的には親しい間柄の人から順に行っていくのが基本です。とはいえ、訃報の知らせを入れる体験は、多くの人がやったことがないのではないでしょうか。詳しく解説していきます。
簡潔を意識し、詳細は後日連絡
訃報は多くの関係者に連絡をする必要があります。
そして訃報を流すタイミングはなるべく早い方が良いので、なるべく簡潔に亡くなったことを報告しましょう。
その後どうするかといった話を含め、詳細な連絡は後日改めて行うのが常識です。
こうすることで、関係者各位へ訃報を流すタイミングを早めることができます。
事後報告はできるだけ避ける
訃報は基本的に早めに流すことが一般的です。亡くなった人と関わりがあったにも関わらず事後報告とすると失礼にあたる場合もあります。
可能であれば、事後報告となってしまわないように早めに報告を行った方が良いです。ただし、これは一般的な葬儀を行う前提の話となります。
例えば家族葬を行うため親族以外に対しては参列を遠慮してもらうといったケースでは、
事後報告となる場合もあります。この場合でも職場などへは亡くなったことを報告する必要があるため、家族葬であっても必要な範囲に関しては事後報告を避けるべきです。
亡くなった報告をする範囲
亡くなった報告をいざしようと思っても、実際に報告を行う範囲がわからなければ連絡のしようがありません。親族や勤務先・学校などへの報告については想像しやすいと思いますが、実際には他にも報告をする相手は居ます。
どの程度の範囲の人に故人が亡くなったことを報告するのが一般的なのかを知っておけば、スムーズに連絡していくことができるでしょう。ここでは、亡くなったことを報告するべき相手は誰かということについて解説していきます。
親族
まずは、亡くなった故人の親族へ報告することが必要です。真っ先に報告するべき相手ではありますが、親族と言っても遠い親戚まで含めれば非常に広範囲になってしまいます。
一般的に亡くなったことを報告するのは三親等までが目安です。もちろんケースバイケースなので、それ以外に連絡しないというわけではありませんが、まずは三親等の範囲で亡くなったことを報告できれば一安心できるでしょう。
菩提寺
菩提寺という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、先祖代々のお墓があるお寺の事を言います。仏式で葬儀を行う場合には、亡くなったらなるべく早い段階で報告をしましょう。
葬儀を行うにしてもスケジュールの関係などがあるため、菩提寺側としても早めに連絡をもらえないと困ってしまいます。以前は24時間いつでもすぐに連絡して欲しいという認識が一般的だったようですが、近年は葬儀の規模が小さくなってきたこともあって、深夜や明け方などの連絡は避けるのが一般的になってきました。失礼のない時間でなるべく早いタイミングを選ぶと良いでしょう。
故人の友人・知人
故人の友人や知人へ亡くなった報告をすることも大切です。特に仲の良かった間柄の人へは早めに報告してあげた方がよいでしょう。
基本的には、葬儀に参加して欲しい相手に報告するという形になり、故人の知人と言っても無制限に報告をするのは現実的ではありません。
しかし、どの程度の知人まで報告するかの具体的な目安はないので、少し難しい部分でもあります。自分では親しかった相手の判断ができない場合は、故人と仲が良かった人から教えてもらって報告をする方法が良いかもしれません。
勤務先や学校
もちろん亡くなった報告は、勤務先や学校に対しても必要です。故人が通っていた勤務先や学校にも早めに報告するようにして下さい。特に勤務先では手続きや対応をしなければならない案件など、亡くなった連絡がなければ困ってしまう部分も多いです。
また、故人の職場や学校だけでなく、自身の職場へも身内が亡くなったことは早めに報告した方が良いでしょう。
身内が亡くなった場合、自分も働いているのであれば仕事を休むことになるため、早い段階で上司へ身内が亡くなったことを報告しておいた方がスムーズに動くことができます。
地域関係者
故人と関わりのあった地域関係者へも亡くなったことを報告します。優先度としては少し低めですが、例えば町内会などで関わりがあった相手へ亡くなったことを報告しないのは失礼だと思われてしまう場合があります。
地域関係者全体への連絡は大変なので、組織内の故人と親しかった人へ亡くなったことを報告して、そこから全体へ連絡してもらうといった方法を取るとよいでしょう。こうすることで全体へ伝わるのが早くなりますし、連絡漏れが起きにくくなります。
亡くなった報告の伝え方
亡くなったことを報告する相手がわかっても、報告をどのように伝えれば良いのかも難しい問題です。伝え方に迷ってしまって亡くなったことを報告するのが遅れてしまってはいけないので、どのように伝えればよいのかを知っておくとよいでしょう。
連絡方法によっても言い方は変わってくるので、どういった連絡方法で伝えるべきなのか、そして連絡方法ごとにどういった言い方をすれば良いのかを解説していきます。
連絡方法は基本電話
亡くなったことを報告するための方法として最も選ばれるのが電話です。相手に確実に素早く報告することができるため、親戚や親しい間柄の相手への連絡では、ほとんどの場合で電話が利用されます。
スムーズに伝えるために、伝えるべき相手をリスト化して伝える内容も事前に準備すると良いです。伝える内容としては主に亡くなった日時や葬儀の方針、あるいは決まっていないのであれば後日改めて連絡する旨、その他に連絡先なども必要となるでしょう。
また、電話する際には故人と自分の関係がわかるようにしておきます。例えば「〇〇(故人)の息子の××です」といった形で、亡くなったことを「死去」と表現すると、相手側の聞き間違いなども防げるでしょう。
亡くなった報告をメールでする場合
状況によっては亡くなった報告をメールで行うこともあります。ただしメールで伝える場合、相手にしっかりと読んでもらう必要があるので、件名に訃報や他界のお知らせといったワードを入れると良いです。
また、メールにおいても故人と自分の関係や亡くなった日時を伝え、葬儀の方針についても案内を書いておくと親切なメールになります。
そして一般的には電話で報告を行うところ、メールでの報告になるので、失礼にならないように断りの文章を入れておくことも忘れずに行ってください。
はがきや手紙で伝える場合
現在でははがきで連絡を行うことは少ないと思いますが、場合によってははがきを利用することもあります。その場合の文面はメールとほとんど同じにするとよいです。
ただし、メールと違って届くまでに時間がかかる点などを考慮して、連絡が遅くなってしまった旨を詫びる言葉があった方が良いでしょう。
また、はがきの文末に喪主の名前や投函日、連絡先などを記載しておきます。
まとめ
訃報はとにかく早く流すことが大切です。それほど難しく考えず、必要な情報を親しかった間柄の人から順次伝えていけば問題ありません。詳細は後からでも構わないので、一通り関係者へ報告することさえできれば大きなトラブルにはならないでしょう。
これらの亡くなった報告を一人で全て管理するのは難しいので、場合によっては手分けして行うことも必要かもしれません。
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