お葬式をするとダメな日はある?カレンダーの「友引」に注意 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
お葬式をするとダメな日はある?カレンダーの「友引」に注意
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「友引のお葬式はNG。」と、聞いたことがある方も多いと思います。カレンダーに書いてある暦「友引(ともびき)」は、一般的にはお葬式をしてはダメな日と言われています。しかし、なぜダメなのでしょう。今回は、暦の占い「六曜(ろくよう)」のひとつ、「友引」について、本当にお葬式をしてはダメなのかを解説していきます。

 

お葬式をするとダメな日をカレンダーで見よう


では、「友引(ともびき)」の日を、2023年のカレンダーでチェックしてみましょう。


1月6日/12日/18日/23日/29日
2月4日/10日/16日/20日/26日
3月4日/10日/16日/22日/28日
4月3日/9日/15日/25日
5月1日/7日/13日/19日/24日/30日
6月5日/11日/17日/21日/27日
7月3日/9日/15日/20日/26日
8月1日/7日/13日/17日/23日/29日
9月4日/10日/15日/21日/27日
10月3日/9日/20日/26日
11月1日/7日/17日/23日/29日
12月5日/11日/16日/22日/28日

基本的には6日に一度の定期的なサイクルでめぐってきます。

 

お葬式をするとダメな日「友引」とは


友引は、もともと「共引き」という漢字で書かれており、「お互いに勝ち負けがない、引き分けの日」という意味がありました。そのため、「共引き」は争いごとや賭け事には向いていない日とされていたのです。

現代では「友引」と表記されるようになったため、「友を引きこむ」というイメージから、葬儀や火葬などの儀式を行うと「友を一緒にあの世に連れて行ってしまう」という意味合いを持つようになりました。そのため、お葬式には不向きとされるようになったのです。

 

カレンダーでよく見る「六曜」とは?


六曜は中国から日本に伝わった古い占術です。その由来には諸説あり、唐の時代の「六壬時課(りくじんじか)」という時刻を使った占いという説や、三国志で有名なあの諸葛孔明(しょかつこうめい)が、戦略に使うために作った占術などとも言われています。

もともとは軍事のために作られたものでしたが、その後、鎌倉時代に日本へと伝わり、陰陽道と合わさることで、現代の私たちになじみのある六曜の形になったとされています。

 

仏教やその他宗教との関わり


六曜の「仏滅」は、「仏も滅するほどの大凶日」とされています。また、結婚式やお葬式などの正式な儀式の際に、現代でも六曜を気にする風習があることから、「六曜は仏教用語?」と感じる方も多いと思います。

しかし、六曜は仏教(または神道)などの宗教とは、何も関係がありません。六曜は古く中国で使われていた暦がもとになって生まれた占術です。由来が全く違うので、お葬式がどの宗教形式であったとしても、関係はないでしょう。

 

友引には本当にお葬式をしたらダメなの?


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「結婚式は大安に」と並んで良く耳にするのが、「お葬式は友引を避けて」だと思います。ただ、これはあくまで縁起の話であり、実際にはお葬式を行ってはいけないという決まりはありません。業者に葬儀をお願いすることもできますし、火葬場の予約がしやすいといった一面もあるでしょう。

 

地域や年代によってタブーの場合も


それでも多くの方が、友引の葬儀を避けるのは、やはり参列者に配慮をしてのことでしょう。六曜を優先する考え方が薄まってきた現代でも、とくにご年配の参列者の中には言い伝えを信じている方もいます。「友引に葬儀なんて……」と心の中で思ったままでは、安心して故人とお別れできないのではないでしょうか。

また、友引に葬儀を行う際には、独特の風習を持っている地域もあります。どうすればいいか迷った時は、年配の親族の方に意見をうかがったり、地域の事情にくわしい葬儀社の方に相談してみるのも、良い方法です。

 

お葬式をするとダメな日は存在する? 


本来の意味では、「お葬式をするとダメな日は存在しない」ということになります。ですが、先ほどご紹介したように、お葬式は自分たちだけのものではありません。自分たちが「友引は気にならない」と思ったとしても、参列者の方には、気にする人がいるかもしれません。

地域のルールも無視すれば、故人のイメージが悪くなり、安らかに送ってあげることができなくなってしまうでしょう。葬儀の日程は慎重に考え、トラブルを避けるためにも、友引を選ばない方が無難な場合もあるということは覚えておきましょう。

 

葬祭社や火葬場の休日は利用ができない


どんなに「友引は気にしない」と思っていても、葬祭社や火葬場が定休日であれば、もちろんお葬式はできません。現代でも友引の日の葬儀は比較的少なく、火葬場などでは「友引を定休日」としていることもありますので、事前に確認しておきましょう。また、友引の次の日は、火葬場は大変込み合いますので注意が必要です。

友引でも火葬場がお休みでなければ、もちろん利用できますので、家族葬などの小さな葬儀で全員が六曜を気にしないというのであれば相談をしてみてもよいでしょう。

上記の理由から友引の日は空いている可能性が高いため、落ち着いて故人を送ることができます。

 

僧侶のスケジュールを考慮する場合も


仏教式の葬儀では、僧侶に読経をお願いする場合が多くあります。自分たちがいつでもかまわないと思っていたとしても、僧侶のスケジュールが合わずに、葬儀を行えない日というのは出てくるでしょう。

葬儀の段取りは突然訪れるものなので、すぐに菩提寺(一族のお墓があるお寺)へ連絡を取り、僧侶のスケジュールを考慮して日程を決めましょう。予定が合わなければ、他の僧侶を紹介してもらうこともできます。菩提寺がない場合は、葬儀社の方に相談すれば、懇意の僧侶を紹介してもらえるでしょう。

 

お葬式の日程に関してよくある質問


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ではここからは、お葬式の日程に関するよくある質問をまとめていきます。

 

友引人形とはなに?


友引の日に葬儀を行う場合、「友引人形」という人形を用いる風習がある地域も存在します。棺の中に入れて故人と共に燃やす人形のことで、「友をあの世に連れて行く代わりに、この人形を連れて行って下さい。」とする、いわゆる身代わりのようなものと言われています。友引人形は、人の形をしていればどのようなものでも問題ありません。

 

仏滅や赤口にお葬式をしてはダメ?


六曜の中では凶日とされる仏滅や赤口ですが、お葬式との相性が悪いわけではありません。仏滅は一日中大凶、赤口は11〜13時以外は凶で、新しく何かを始めるような行事は向いていないとされており、ともに結婚式などの慶事は避けるべきと言われています。

葬儀や告別式はもともと縁起の悪い行事であり、新しい事の始まる場面でもありませんので、この日に行っても特に悪いとされてはいません。大安の葬儀も少ないですが、一番気にするべきは友引と言えるでしょう。

 

まとめ


友引は六曜のひとつで、宗教とは無関係、基本的には葬儀とは関係のないものです。ですが、現代でも「友引の葬儀はよくない」と考えている方はいらっしゃるため、配慮が必要になる場合があるということが分かりました。

ただし、家族葬など、葬儀に参列する人が少なかったり、参列者全員が友引の葬儀について悪いイメージを持っていなかったりする場合などは、友引に葬儀を行ってもなんら問題ないのです。

最終的に葬儀の日程は、喪主の方が、親族、参列者、菩提寺や金銭的な都合など、さまざまな面を考慮して決定します。どうしても日程が決められない場合は、葬儀社に決めてもらうことも可能です。皆が心おだやかに、安心して故人を見送れる日程を選ぶようにしましょう。