急な訃報を受け、急に葬儀を執り行う。
そういった限られた時間の中で、冷静な判断で葬儀社を選び、提示された葬儀のプランを選択し依頼をするということはとても難しい事です。しかし、前もって日常生活のなかで、葬儀の種類や葬儀社の選び方について知っておく機会はなかなかありません。
今回は急な訃報にも焦らずに対応できるよう、葬儀社の選び方から実際に執り行われる葬儀の種類と選び方まで実際の流れに沿ってご説明していきたいと思います。
葬儀社・お葬式サービスの違いと選び方
まずお葬式に関する選択肢の中で大きな分岐点になるのが、葬儀社やお葬式サービスの選び方です。なぜならば依頼する会社・サービスによって、お葬式への考え方、そしてプランや費用まで全く異なってくるからです。
ただインターネットでお葬式について検索をしてみると数多くのサイトが出てきてしまい、内容も多種多様なため余計に混乱してしまうかもしれません。
まず、お葬式に関わるインターネット上のページは、大きく分けると2種類存在します。
- ●地元の葬儀専門業者
- ●それ以外の協会やインターネット上での仲介業者
葬儀には昔から互助会といわれる組織があったり、最近では別業種の大手企業がインターネットを活用する形で葬儀の案内を行っていたりします。
協会や互助会などの組織を利用しお葬式を行う場合は、積立金もあるため若干お得になりやすいなどのメリットがあります。
では、インターネットでの葬儀社紹介サイトを使うメリットはどこにあるのでしょうか。
インターネットを活用し、全国区で葬儀の案内をしているサイトの場合、サイト上に記載があるため葬儀の金額やプランなどが明確になり、比較的トラブルは少なくなります。しかし依頼を受けてから先は、全国の各葬儀社に外注している場合がほとんどです。
そのため故人の方や親族の方が「こういった葬儀をしたい」といったイメージをお持ちの場合は、実現することが難しくなる可能性があります。
ご飯を食べる時に、決まったメニューで安心の価格のフードチェーンを選ぶのか。地元で好みの味付け、アラカルトを出してくれる高品質な飲食店を選ぶのかという感覚に似ているかもしれませんね。
地元の葬儀社の選び方と違い
皆さんは、地元でやられている葬儀社においても違いあるのはご存知でしょうか。
もちろん金額やサービス面などの違いは当然ですが、設備や資格といった、確認しづらい部分からも違いを見つけることができます。
【葬儀場・ホールを持っているかどうかの違い】
お葬式は、基本的には自宅またはホールで行うことになります。
セレモニーホールの事を斎場や葬祭会館などと呼ぶ場合もあります。昔は、お葬式というものは自宅、または近隣の公民館などの公共施設で行うことが多かったようですが、現在ではマンションなどの集合住宅に住む方も増え、大勢の人を自宅に呼ぶことは困難な方も多くなっています。
そのため、お葬式を、ホールや葬儀場を借りて行う事が一般的になっているのです。
そして斎場には【公営斎場】と【民営斎場】が存在します。
公営については、地方自治体が運営しているため宗派などには関係なく利用ができます。そして大きなメリットの一つに金額が安いということも上げられます。
しかし独自のルールが決められているような事もあり、場合によっては火葬式ができないといったこともあるようです。また、都内では埋まっていることも多く、すぐに利用できないため一週間ほど安置しなければお葬式を行えないこともあります。
その点民営斎場であれば、依頼した葬儀社によるスケジュール調整などで融通が利きやすいというメリットがあります。
そのため葬儀社の中には葬祭ホールを複数構えている業者なども存在します。
しかし、葬祭ホールを持つという事は、人も場所も必要になることであり、維持の為には当然お金もかかります。その日常的にかかるお金を賄うために、葬儀の金額を上げざるを得ない状況になる事もあります。
【霊柩車などを所有しているかどうかの違い】
葬儀社と霊柩車はセットのものと考えている方も多いと思います。しかし出来たばかりの葬儀社などでは、霊柩車を所有していないこともあります。
理由としては、霊柩車は別の免許が必要になるという点、維持費が必要になるという点が上がられます。
しかし葬儀社で霊柩車を所有している場合、ご要望があった際にすぐにお伺い出来るというメリットがある為、可能であれば霊柩車をしっかりと持っている葬儀社を選ぶことをお勧めします。
【働いているスタッフの資格】
葬儀に関する資格の一つに、「葬祭ディレクター」という資格が存在します。葬祭ディレクターは、厚生労働省の認定資格であり、葬儀に関わる知識や技術を、学科試験・実技試験に分けて試験をします。
日本全国では現在32,000人程の葬祭ディレクターが活躍しており、その割合は葬儀に関わるお仕事をされている方の約40%と半数を下回ります。その上1級葬祭ディレクターにもなると、その合格率は約50%と、誰でも受かるような資格ではありません。
もちろん資格が全てではありませんが、サービスの「質」というのはなかなか分かりづらい部分もありますので、こういったものを基準に葬儀社を選ぶという方法もあります。
葬儀のプランや種類でみる適切な選び方
1つの葬儀社にも、様々なお葬式のプランや種類が存在します。最近では個性的なプランを用意する葬儀社も増えていますが、今回は一般的なプランからその特徴とその選び方をお伝えしていきます。主な葬儀の種類は以下のように分けられます。
- ●直葬・火葬式
- ●一日葬
- ●一般葬・家族葬
直葬を選ぶメリットやポイント
直葬・火葬式は、お通夜や告別式などを行わないので、シンプルにお葬式を行うことができます。直葬は、身寄りのない方や、近親者の方が少なく、なるべくシンプルに葬儀を行いたいという方向けの形式で、予算を抑えてお葬式を行えるという事が選ばれる大きな理由の一つです。
そして国の制度を利用する場合は、火葬費用のみが対象となるためこのプランを選ばれる方も多くなります。
【直葬の流れ】
- ①お迎え
- ②ご搬送
- ②ご安置
- ④火葬
参考費用:130,000円(追加費用なし)※雅葬会の場合
一日葬を選ぶメリットやポイント
一日葬の特徴は、お通夜を行わないことです。
お通夜は、もともと親族の方と故人によって過ごすものでしたが、最近では一般の方が参列することもあります。そのため、お通夜と告別式の参列者の違いも出づらくなっています。
また名前の通りですが、一日葬を行うメリットとしてはお通夜がないため、一日でまで完結するというのもポイントです。
親族が遠方の場合などは宿泊先の確保や仕事とのスケジュール調整が難しくなりますが、一日葬であればそういった悩みもなくなります。
【一日葬の流れ】
- ①お迎え
- ②ご搬送
- ③ご安置
- ④告別式
- ⑤火葬
参考費用:280,000円 ※雅葬会の場合
一般葬を選ぶメリットやポイント
一般葬は、昔からの伝統的な儀礼にそってお葬式を行うものです。
現在でも多く選ばれるかたがいらっしゃいます。一日葬や火葬式ではどうしても個人の方と最後の時を過ごす時間が短くなります。また時間も限られるため参列者の方が多くいらっしゃる場合は、お通夜・告別式と選択肢があることもメリットになります
【一般葬の流れ】
- ①お迎え
- ②ご搬送
- ③ご安置
- ④通夜式
- ⑤告別式
- ⑥火葬
参考費用:620,000円~※雅葬会の場合
雅葬会が選ばれる理由~地元密着の高品質な葬儀とは~
雅葬会では、相模原、八王子、多摩というエリアでお葬式を執り行っている、先ほどのジャンルでいうと「地元の葬儀専門会社」という立ち位置になります。
お客様の中には地元の会社で葬儀をお願いしたかったけど、料金などが不明確で分かりづらい。
なんとなくホームページの見た目が汚くて、頼みづらい。
葬儀社に連絡したら電話に出なかった。対応が悪かった。
こういった経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
どうしても「葬儀社」という特殊な業務上、職人気質な会社なども多かったりするためです。
ただ、私たち雅葬会では、
- ●サイト上で明確にわかる見積もりシステム
- ●一級葬祭ディレクターによる、スムースな進行管理
- ●経験豊富なスタッフによる適切なお葬式のご提案
ができるようになっています。地元の密着の企業でありながら、お客様に明確で高品質で安心できる葬儀をご提供したいという思いがあります。
是非お葬式を選ぶことにお悩みの際は私たちにご相談ください。