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お葬式で帽子はマナー違反?帽子を被るときの注意点を徹底解説
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お葬式で帽子はマナー違反?帽子を被るときの注意点を徹底解説
お葬式に参列する際は、喪服を着用します。このことは広く知れ渡っている一般的なマナーですが、喪服以外の靴やバッグ、アクセサリー選びにもマナーがあることをご存知でしょうか?
今回は、お葬式に参列する際の服装のマナーから、「帽子」に注目して解説いたします。
お葬式のときに帽子は被ってもいいの?
喪服に帽子を合わせてお葬式に参列するのはマナー違反に当たるのかというと、実はそうではありません。天候の事情などで帽子を被って参列しても、故人に対する失礼な態度として受け取られることはないのです。
ただし、帽子を着用して参列する際の細かい決まりや、男女によって異なるマナーはあります。
次項から、詳しくご紹介いたします。
お葬式に参列する際の帽子のマナーをご紹介
お葬式に限らず、帽子を着用して正式な儀式に参加する際は場内で脱帽するといった基本的なルールはきちんと知っておきましょう。
ここでは、お葬式に参列する際の帽子のマナーをご紹介いたします。
女性はトークハットを被ることができる
男性は洋装の正装の場合、帽子を被ることができる
一つずつ見ていきましょう。
1.女性はトークハットを被ることができる
トークハットとは、つばがなく頭部にフィットさせる婦人用の小ぶりな帽子です。トークハットは正装の一部とされているので、女性の喪服に合わせて着用できます。
ただし、全ての宗教の葬儀で着用できるわけではなく、基本的にはキリスト教式の葬儀に限られます。また、トークハットは正装の喪服となるので、遺族と親族のみ着用できます。参列する側はトークハットを着用しないように注意しましょう。
2.男性は洋装の正装の場合、帽子を被ることができる
男性は洋装の正装で参列する場合に限り帽子を被ることができます。
男性の正装とはモーニングコートのことで、先ほどのトークハット同様遺族と親族のみ喪服として着る服装になります。モーニングコートに合わせる帽子は一般的にシルクハットとなり、近年ではあまりモーニングとシルクハットを合わせることはありませんがマナー上は問題ありません。葬儀会場内では、脱帽をするようにしましょう。
帽子を被るときの注意点
お葬式で帽子を被る際の注意点を、より詳しく解説いたします。
帽子は遺族·親族の装い
お葬式の会場では、遺族と親族のみ正装が許されています。男女問わず帽子は正装の一部となるため、帽子は遺族と親族のみが着用するものとなります。
参列者が、遺族側よりも格式の高い格好をすることは葬式のマナーに反するため注意が必要です。葬式の会場での中心は遺族と親族であるということを心に留めておきましょう。
葬儀中は男性の帽子は取る
葬儀中の帽子のマナーは男女で異なります。
男性の帽子は葬儀会場で必ず脱帽をしますが、女性が着用するトークハットは外さずにそのままでOKです。自宅からトークハットを付けて参列し、そのまま帰宅して問題ありません。
トークハットを被る際のマナー
ここまでで、男女ともに葬儀での帽子着用のマナーを解説いたしました。
男性の帽子は一般的な儀式全般に言えるマナーですが、女性のトークハットの方はデザインや服装にも決まりがあります。
トークハットを被る際のマナーについて、より詳しくお伝えいたします。
華美な装飾の帽子は避ける
色は黒のみ
黒い手袋も着ける
一つずつ見ていきましょう。
1.華美な装飾の帽子は避ける
トークハットには、花飾りや羽飾りといった装飾がついたものもあります。例え落ち着いた色合いであっても、華美な印象を与える装飾が付いたものは着用しないようにしましょう。
また、羽飾りは殺生をイメージさせるため、葬儀の場ではマナー違反となります。短いレース飾りや、小さなリボンの飾りがついているものなら問題ありません。
2.色は黒のみ
言うまでもなく、喪服に合わせる小物は全て黒色で揃えることが最低限のマナーです。トークハットも例外ではないので、黒以外の色は選ばないようにしましょう。
「葬儀用」といった形で販売されているトークハットであればより安心です。
3.黒い手袋も着ける
葬儀における、トークハット着用時に限ったマナーとして「短い黒の手袋と合わせる」というものがあります。
結婚式に参列する際などに、女性が肘まである手袋を着用することがありますが、例え色が黒だったとしてもそのような手袋は好ましくありません。手首あたりまでの、華美ではない黒色の手袋を着けるようにしましょう。
帽子ではなく「ベール」は被ってもいい?
キリスト教式の葬儀の服装についてのマナーを掘り下げてみましょう。
教会での葬儀に参列をしたことがある方は見たことがあるかもしれませんが、女性は頭を覆う薄いベールを被ることがあります。これは海外のキリスト教圏での葬儀は一般的な光景ですが、国内では珍しいでしょう。あのベールは帽子と同じ扱いでは?と思うかもしれません。
あのベールは葬儀というよりキリスト教という宗教の文化に根ざしたものであるため、これまで解説してきた帽子のマナーは適用されません。
ただし、ベールの長さには決まりがありますので、ご紹介いたします。
ベールの長さは故人との関係性による
黒色のベールには長いものと短いものがあります。故人との関係が深いほど、長いサイズのベールを着用します。お葬式の会場でベールを着用する際には、その長さに注意しましょう。
故人の近親者が着用しているベールより長いサイズのものは着用できないため、参列者であれば短めのベールを用意しておくことをおすすめします。
日本では基本的に帽子を被る習慣はない
喪服に合わせる小物の中でも、靴やバッグは必ず必要になるため、「家にあるコレで参列して大丈夫かな?」と不安に思うことがあるでしょう。
帽子に関しては、必ず必要な小物ではないため、迷ったら着用しないのが無難と言えます。マナー違反かどうかというより、日本では葬儀に帽子を被る習慣が無いため、遺族や他の参列者から良くない印象を持たれてしまう可能性もあります。
喪服に合わせるものは宗教·宗派のルールにならおう
喪服を身につけるときは、見栄えばかりを気にして基本的なマナーを無視してしまわないようにしましょう。大切なのは、お葬式はおしゃれをする場ではなく故人を悼むための儀式であるということを忘れないことです。
故人の宗教や宗派によって、葬儀の形式や求められるマナーも異なります。参列するための服装や小物を選ぶ際はまず、葬儀の宗教や宗派の決まりを第一に考えるようにしましょう。
葬儀のことなら雅葬会にご相談ください
葬儀での帽子着用のマナーについてご紹介いたしました。
葬儀に参列する際、服装できちんとマナーを守ることは、故人を悼む意思を遺族に伝えることにもつながります。喪服に帽子を合わせることは明確なマナー違反ではありませんが、相手にどのように受け取られるかはわかりません。特別な理由がない限り、避けた方がいいでしょう。
葬儀のことでお困りなら、「雅葬会」にご相談ください。宗教、宗派による葬儀の違いから最適な葬儀プランのご提案まで、幅広く対応いたします。
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