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葬儀でマナー違反にならない腕時計は?特徴や選び方を解説
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葬儀でマナー違反にならない腕時計は?特徴や選び方を解説
通夜・葬儀で腕時計を付けてもマナー違反にはなりません。ただし、身に付けても問題ない腕時計にはいくつか条件があります。
この記事では、葬儀に付けられる腕時計を具体的にイメージできるよう、デザインや素材など細かな点を解説しています。フォーマルな腕時計を持っていないときの対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
葬儀は腕時計をしても大丈夫?
葬儀では腕時計を身に付けて参列してもマナー違反にはなりません。葬儀中に時間を気にするのは失礼にあたるため、時間を知るツールである腕時計はできるだけ目立たないものが好ましいのです。
しかし、華やかなデザインや遊び心があってカジュアルなデザインの時計は悪目立ちするのでおすすめしません。葬儀ではブラックフォーマルかブラックスーツを着るので、ベーシックな腕時計がふさわしいとされています。
葬儀で付ける腕時計選びのポイント
腕時計を選ぶときのポイントは、全体的な雰囲気や文字盤の色、ケースの大きさ、機能、ベルトの色などです。
端的にいうと、葬儀でも付けて行ける腕時計は、シンプルで機能も付いていないオーソドックスなタイプが良いでしょう。フォーマルな腕時計を買うときには、自分の好みで決めずに、改まった場にふさわしいかどうかで判断してください。
形・サイズ
腕時計でオーソドックスな形は、丸形か四角形です。楕円形や長すぎる長方形のものは避けましょう。
また、適正な時計のサイズは、手首の幅とのバランスで判断します。腕時計を付けてみて、ケースが大きく感じるものは選ばないようにします。
ケースの厚みにも注意してください。腕時計はケースが薄いほど高価に品よく見えます。ケースが大きいものや、厚みのあるもの、いびつな形はチープなイメージなので改まった場所では付けないほうが良いでしょう。
デザイン
時計のデザインで注意すべき点は、文字の形とケース周りの装飾です。文字盤のまわりやリューズに、宝石がちりばめられているものはマナー違反になります。
また、文字盤や針が太すぎるものや蛍光塗料が使われているもの、数字が不揃いなものもふさわしくありません。これらは、華美であったりミリタリー調でカジュアルすぎたりするため、葬儀で付けるデザインとしてはあまり向かないでしょう。できる限りデザイン性がなく、機能だけのシンプルな時計を選んでください。
色・素材
時計の文字盤の色やケースの素材にも気を配りましょう。文字盤の色は、白がもっともふさわしいですが、黒でもマナー違反ではありません。それ以外の色は遊び感が出てしまいますので付けないほうが無難です。
ケースの色はシルバーのみにし、金色やピンクゴールド、色の濃いチタンは避けます。また、ケースの素材は金属製が最良です。プラスチック製やラバー製は、どんなに高価な時計でもチープな印象を与えるのでおすすめしません。
ベルト・ストラップ
時計を付けていて意外に目立つのはベルトです。黒の牛革か豚革のベルトを選びましょう。革製品は、殺生を禁じる仏教ではタブーですが、現代においては靴と時計のベルトを身に付けて参列しても良いとされています。
ただし、直接的に殺生を連想させるクロコダイル、ヘビ、オーストリッチは避けましょう。光るものもマナー違反のため、エナメルもNGです。ベルトのステッチが大きいものは、カジュアルに見えるのでふさわしくありません。
葬儀でマナー違反になる時計の特徴
ここからは、葬儀ではマナー違反になってしまう時計の特徴を取り上げます。フォーマルな腕時計の条件と合わせて、腕時計選びの基準にしてください。
マナー違反の腕時計の例として、ここではクロノグラフ機能とデジタル時計について解説していきます。どちらも人気があり、ビジネスシーンでは使えるのですが、冠婚葬祭ではふさわしくない腕時計とされているので、注意しましょう。
クロノグラフ機能付き
クロノグラフとは、ストップウォッチ機能が付いた腕時計のことで、文字盤に小さな針が3つ付いています。リューズは通常のもの以外に、スタート用とストップ用がついており、ケース自体大振りで厚みがありゴツゴツとした作りです。
時計を操作する楽しみやスポーティーなデザインで、主に男性に人気があります。しかし、ストップウォッチ機能は葬儀に関係ない機能ですし、カジュアルな傾向が強く、フォーマルな腕時計とはいえません。
デジタル式の時計
直感的に時間を把握できるアナログ時計に対し、デジタル時計は正確に時間が分かる見やすさが魅力です。しかし、デジタル時計も、クロノグラフ同様葬儀ではあまりおすすめできないアイテムです。
デジタル腕時計のメリットである多機能性は、葬儀には必要ありません。見やすいデジタル表示は、チープなイメージが漂ってしまうため正式な席には不似合いです。デジタル時計しか持っていない場合は、外してバッグかポケットに入れておくほうが無難でしょう。
スマートフォンを腕時計代わりにするのはマナー違反
葬儀ではスマートフォンを時計代わりにするのはマナー違反です。携帯電話やスマートフォンは、会場に入る前に電源を切るかマナーモードに切り替えておくようにしてください。
最近では葬儀の様子をスマホで撮り、SNSで公開するケースも見られ、遺族によっては嫌悪感や違和感を覚える人も少なくありません。
時間をチェックするためでも、紛らわしい行動は周囲の迷惑になります。式の最中は手に持たないなど気遣いを忘れないようにしましょう。
スマートウォッチはデザイン次第
スマートウォッチは、先に述べたようなベーシックなデザインであれば問題ないといえます。便利な機能や近未来的なデザインで認知度が上がったスマートウォッチですが、現在ではビジネスシーンでも違和感をおぼえないようなデザインのものも増えています。そういった製品であれば、問題はないでしょう。
しかし、一般的に知られているデジタル要素が強いスマートウォッチは、よく知らない人から見ると、時計というよりはスマートフォンに近いイメージがあるようです。周囲の理解を求めるのが難しいようであれば、スマートフォンと同じ扱いで会場では外しておくほうが良いでしょう。
腕時計以外に付けても良いアクセサリーは?
男女ともに腕時計以外で付けて良いアクセサリーは、結婚指輪です。
女性の場合、洋装に合わせて真珠のネックレスを身に付けても構いません。真珠の色は白、グレー、ピーコックがふさわしく、ホワイトゴールドは避けます。喪服の格に合わせて、アコヤ真珠かタヒチ真珠を選びましょう。
ちなみに、二連・三連は不幸が繰り返される、長いものは不幸が長引くとなりタブーです。パールのピアスやイヤリングは、土台の金具の色がシルバー系のものにしてください。
男性の場合
男性の場合は、腕時計と結婚指輪以外のアクセサリーは付けません。普段使いのブレスレットや、ピアス、装飾性の高い指輪は外しましょう。
また、葬儀でネクタイピンはNGです。ベルトは合成皮革か本革で色は黒、クロコダイルやヘビ、オーストリッチは避けるようにしてください。
女性の場合
一般的に、和装では時計と結婚指輪以外のアクセサリーは付けません。洋装の場合は、アクセサリーを付けるべきとする説もあり、ネックレスやイヤリング・ピアスを身に付ける方もいます。
主流は真珠で、それ以外のジュエリーでは、ジェットやオニキスがおすすめです。ピアスやイヤリングの土台はシルバー色が好ましく、揺れるデザインは避けます。葬儀にふさわしいアクセサリーか迷うようであれば、何も付けないで参列して構いません。
まとめ
この記事では、葬儀でマナー違反にならない腕時計やアクセサリーについて解説しました。
葬儀では、受付で名前を書いたり、焼香したりと手元に視線が集まるシーンも多いので、腕時計にも細心の注意を払いたいものです。
腕時計はステータスだけでなく、付ける人の人柄も表します。普段使いとは別に、腕時計を揃えておくのも大人のたしなみといえるでしょう。フォーマルな腕時計を買うときには、ぜひこの記事を思い出して参考にしてください。
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