葬儀をあげたり、参列するという機会は突然やってくることが多いです。
葬儀をどのようにあげるのか、正しいマナーに則った行動はなにかといったことは、普段はあまり意識していない方が多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは真言宗の葬儀に関することを紹介していきます。
時間がない方にもわかりやすく、簡潔に理解ができるような内容になっているので、葬儀の前に目を通して確認しておきましょう。
注意点も記載しているので、併せてチェックしてください。
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真言宗の葬儀の特徴
お通夜は仏間や広間でされることが多いです。
ご遺体は、布団に寝かせた状態で北枕にします。顔には白布をかぶせ、胸の上で手を組みます。
さらに、布団の上から胸の位置に「守り刀」を置くことも特徴的です。
真言宗の儀式は、「密厳浄土(みつごんじょうど)」に送り届けようという考えがあります。儀式のひとつに、灌頂(かんじょう)というものがあります。
故人の頭から水をそそぎかける、他ではあまり見られない方法です。
この儀式を行うことで、個人が仏の位にのぼるとされています。
また、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」という御宝号を唱えます。
順番としては、まず僧侶が入堂します。そして塗香(ずこう) 、三密観(さんみつかん)、護身法(ごしんぼう)、加持香水(かじこうずい)の法が始まります。
僧侶の方が準備を行ってくれるので、こちらがする必要はありません。
そして香を体に塗り、けがれをとります。
そして三密観・護身法・加持香水の法と進みます。
聞きなれないものばかりだと感じるかもしれませんが、曽呂の方がしてくれますので安心してください。
剃髪・授戒では、僧侶が故人の髪の毛を剃ります。本当には剃らず、剃る真似の場合もあります。
仏の弟子として帰依しますと誓い、戒名を授けていただきます。
参列者のお焼香は、葬儀の後半となります。みなさんがお焼香をし終えると、僧侶が退堂します。
他の宗派に比べて特徴的なものもありますが、流れを予めつかんでおくとスムーズです。
真言宗の葬儀の作法・マナー
お焼香の回数は三回です。
咄嗟に回数を忘れてしまわないよう、自分の番が来たら、頭の中で数えておきましょう。
ただし、参列する方が多い場合は、省略されることもあります。直前で「お焼香は1回でお願いします」といわれることもあり、その場合はその回数に従います。
お焼香の後は、遺影を正面にしたまま二、三歩下がります。
次に遺族に一礼、参列者に一礼した後、自分の席に戻ります。
これも一般的な流れですので、真言宗だからと特に緊張する必要もありません。
納棺の際は、清められた土砂をご遺体に撒きます。
これは「土砂加持(どしゃかじ)」と呼ばれ、体が柔らかくなるとされています。
また、お墓に撒くと故人の罪を消してくれるとも考えられているものです。
お布施に関しては、相場が幅広いため一概にはいえませんが、最低でも10万円はすると考えておきましょう。
その他にも、戒名の料金が加わるので注意が必要です。
お線香の本数は、四九日まで一本、喪明けからは三本と変わります。
喪服は、真言宗の場合なにか特別な物を用意する必要はありません。
一般的な喪服でかまいませんので、真言宗だからといって慌てなくても大丈夫です。
派手な小物やアクセサリーは、もちろんやめておきましょう。使用する場合は、どれも黒など目立たない色を選びます。
続いては、悩むことが多い香典袋。
表には「御霊前」と書くのが一般的です。四十九日を過ぎた後からは「御仏前」「御香典」と書くようにしてください。
真言宗の葬儀を執り行うときの注意点
真言宗の葬儀では、本来108個の玉が連なった「本式数珠」を用います。
参列するだけの方なら、これではなく一般的な数珠で参列してもかまいません。
わざわざ真言宗だからと買いに走らなくても大丈夫です。ただ、ご遺族の方はやはり本式数珠が必要です。
なかなか取り扱っているお店は少ない本式数珠。
いざというときのためにも、事前に用意をしておいたほうが安心です。
お葬式の前についうっかり家に忘れてしまったが、近くのコンビニに売っていたので助かったという話もよく聞く数珠ですが、真言宗の場合は難しいことを覚えておきましょう。
不安な方は、念のため曽呂の方に確認しておくことをおすすめします。
また、数珠は擦り合わせて使用することがあります。
これは、108の煩悩を祓うという意味を持ちます。
ただ数珠を握るだけではなく、擦り合わせて音を出すという他の宗派とは異なるという点に気をつけましょう。
火葬の後は、それぞれの方が骨を拾う機会があります。
このとき、骨を拾う順番はだいたい決められています。
参列する場合は積極的に行うのではなく、係りの人が指示をしてくれた順番で行うようにしてください。
骨を拾うお箸は、下に置いてはいけません。
使ったら、下に置かずにそのまま次の人に、また次の人にという繰り返しです。
もし自分が最後の番で、次に渡す人がいないという場合でも、勝手に下に置かないようにします。手に持っていた状態で、係りの人の指示を待ちましょう。
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