葬式と一口に言っても、一般葬、家族葬、一日葬、火葬式といったように様々な種類があります。
亡くなった方をきちんとした形で送ってあげたいと思うのはみなさん同じですが、葬式には様々な形があるので、亡くなった方にとっても最高の式になるように選んでいきます。
どのように違ってきて、どんな葬儀になるのか、種類別に見ていきたいと思います。
人が亡くなってから一般葬を執り行う際の順番や流れ
一般葬とは、いわゆるお通夜や告別式を行い、今まで故人がお世話になった方も参加できる葬儀の形です。
昔から行ってきた基本的な流れに沿ってたくさんの方に送られることで、故人を偲ぶことができるので、多くの方が葬式と言ったら一般葬を思い浮かべるのではないでしょうか。
葬式とは本来、亡くなった方とお別れができる最後の機会です。
どのように故人を送り出すかは、遺族などの送り出す側の意向で決まります。
基本的には人が亡くなることは突然訪れます。
少しでも流れを入れておくことで突然訪れることでも少しでも余裕をもって準備することができます。
一般葬の主な流れとしては決めていくことは、
- 遺体を搬送する場所を決め、葬儀社も決めていく。
- 葬儀の場所も決めていく。
- 枕飾りや打ち合わせをし納棺していきます。
- 役割や予算などを決めていく。
- 僧侶を呼ぶ場合のお布施や、葬儀にかかる金額などを用意します。
- 故人がお世話になった方たちに連絡をしていきます。
- 遺影や喪服や数珠、葬儀に必要なものもこのときに用意していきます。
喪主になった方はやることがとても多くて大変です。遺族もとてもやることが多くなっていきます。喪主だけ任せるのではなく、助け合いながら葬儀を行うと良いでしょう。
他の葬儀方法と比較して、一般葬のメリット、デメリットとは?
一般葬のメリットは、たくさんの方が集まってもらえるというところでのメリットが大きいと思います。
まず、金額の面でも、一般的な葬儀に一人が払うお香典の相場平均は3千円から1万円ほどです。関係性にもよって変わってきますが、お香典の金額は一人一人は高くはないにしろ、お香典があるとないのとでは違ってきます。
葬式は突然訪れ、金額も多く使うことになります。
故人を偲ぶ気持ちはあっても、少しでも葬儀にかかる費用は抑えなければならないことはありますよね。
でもせっかく来てくれる方に、おもてなしもしたいとやきもきする方もいると思います。
こういった面でも、たくさんの方に別れを偲んでもらえ、気持ち的にも金銭的にも安心できるところが一般葬のメリットといえる部分だと思います。
また、一般葬にすることで、葬式などが終わってから偲びに来てくれる方の対応も少なくすむのもメリットであります。
いつ来るか分からず、一人一人に対応していると大変です。その点でも一般葬で一気にお世話になった方へ挨拶ができるのはメリットになります。
一般葬のデメリットは、どのくらいの方が来てくれるのか分からないので、食事を用意しても余ってしまったりしてしまうことがあることです。
どのくらいの人数が集まってくれるか把握しにくいので、予算が組みにくい点はデメリットになってしまいます。
また、葬儀を行う親族にとって、初めて顔を見る方もいらっしゃいます。おもてなしや、役割分担などをして、来てくれた方にも失礼がないようにすることで負担を感じてしまうこともあります。
しかし、見送るために集まってくれた方たちに対して、集まってくれてありがとうという気持ちや、亡くなった方の偉大さを知ることができるのも一般葬でしか味わえないものになってきます。
一般葬の順番から、お通夜や葬式でやることの一覧
葬式は、まずお通夜を行い、葬儀をして告別式を行います。
順番としては、
- お通夜
- 葬儀や告別式
- 火葬
- 環骨法要
- その他お礼や手続きなど
やることはまだまだたくさんあります。
葬式を管理してまとめてくれた葬儀社への支払いや、手続き、お香典などの整理などでまだまだ一息つける状況ではありません。
やっと一息つけるようになるには、実はまだまだ先のことです。忙しさの中で大切な人が亡くなった悲しみが薄れることはないですが、感傷的に浸れる時間が少なくて考えすぎる時間を与えないのも、昔からの儀式に盛り込まれた意味があるのかもしれません。
【お通夜】
- 供花を贈ってくれた方の記録と、並べるための関係の確認
- 礼状や返礼品の確認
- 受付で弔問客の名前や住所などを記入してもらいと香典などの確認
- 焼香
- 通夜振る舞いへ案内、礼状や返礼品を渡す
- 僧侶への接待など
- 通夜お開きの挨拶
- 線香やロウソクを絶やさないように、交代で一晩見張る
【葬儀、告別式】
弔電を確認。葬儀の最中に読む弔電も、順番や誰を読むのかなどこのときに確認しておきます。名前は間違えないように確認しておきます。
このとき、お通夜に参列した方には記帳のみ頂き、礼状や返礼品はお渡しします。
僧侶への挨拶と、帰りの際にも挨拶とお布施を渡しますのできちんと用意しておきます。
向かって右側に遺族や親族など、左側には関係者が座ります。
- 喪主は、出棺時や精進落としの時挨拶をするので、文面も考えておく必要があります。
また、埋葬許可証(火葬許可証)を受け取っておかないと火葬や埋葬ができませんので、死亡診断書を医師からもらい、役所に行って受け取っておきます。火葬場から火葬許可証に判をもらい埋葬許可証になりますので、なくさないようにしておきます。
『一般葬とは?メリットデメリット、そして亡くなってからの流れ』のまとめ
今回は一般葬として、日本人の約94%が仏葬を行うことからそれに伴いまとめてみました。
一般葬のメリット、デメリットはありますが、自分たちの予算や、都合、などで葬式の種類を選ぶといいと思います。
葬儀は華やかにやることがいいというのではなく、あくまで個人を偲ぶために行うものです。
雅葬会では、長年葬儀に携わる専門スタッフが、お客様・故人のご要望に適切な葬儀をご提案いたします。
一般葬のページでは、お見積りがホームページ上でも確認可能ですのでご希望の葬儀へカスタマイズを行ってみていただければと思います。