自宅葬の祭壇の種類や費用は?選び方のポイントや並べ方まで解説 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
自宅葬の祭壇の種類や費用は?選び方のポイントや並べ方まで解説
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自宅葬を行う際の祭壇の種類や選び方、それぞれの祭壇の費用や自宅に設置する場合の注意点などを解説します。

セレモニーホールなどの施設と違い、自宅葬の場合は祭壇の大きさが限られてきます。自宅葬を執り行いたい方は、あらかじめ葬儀社に相談し、費用や祭壇の形などを検討して選ぶ必要があるでしょう。

故人の意向や自宅のスペースを考え、適切な祭壇を選んでいってください。

 

自宅葬における祭壇の意味


祭壇の意味は、宗教的儀式を行う際に使われる台で、神仏や霊などに供物を捧げたり、祭器や祭具を祀るために使用するものです。

日本での自宅葬の祭壇は、昔は故人のために供物を置く台でしたが、現代では亡くなった方を大切に祀り弔うためのもので、故人を象徴するものとして崇められています。

 

祭壇はなしで生花だけでも可能


祭壇は自宅葬で必ず用意しなければならないものではありません。

祭壇は人それぞれの宗教概念によって祭壇の形、祭壇の有無も変わるため、祭壇を使わない葬儀も可能です。

現在の棺桶は蓋が立ち、そこに遺影や故人の好きだったものを飾れるようになっているものもあります。棺台の選択肢は豊富で、ブーケを飾ったり写真を飾ったりできたり、油性ペンでメッセージや絵を描けたり、棺桶一つで工夫できるようになっているため、オリジナルのお別れの空間を表現できます。

 

自宅葬における祭壇の種類とサイズ感


自宅葬における祭壇の種類は、白木祭壇・生花祭壇・生花飾りの3種類があり、それぞれに高さや横幅、奥行きが異なります。そんな祭壇の種類とサイズを表にしてわかりやすく表してみました。
 
高さ横幅奥行き
白木祭壇225cm〜240cm180cm〜310cm90cm〜120cm
生花祭壇120cm〜180cm180cm〜270cm90cm〜120cm
生花飾り30cm〜60cm30cm〜180cm30cm〜60cm
 

白木祭壇


白木祭壇の場合は、一番小さくても高さが225㎝、横幅が180㎝あります。そのため、自宅の玄関の広さや間取りが要点となります。そのため、あらかじめ搬入可能か確認する必要があるでしょう。

4段ある祭壇が主流で、1番上に棺前、中央に遺影写真、1番下の段に生花を飾るタイプが主流となっています。

 

生花祭壇


生花祭壇も自宅のスペースに合わせて段を作り、その段にそれぞれ生花を飾り付けます。

遺影写真や供え物のスペースだけ残し、全て生花で埋めることが特徴です。

自由度が高く、故人の好きだった花などを選んで多く飾ることができるため、オリジナルのデザインで飾り付けることができます。

 

生花飾り


生花祭壇や白木祭壇がスペース的に難しい場合は、生花飾りがおすすめです。棺のまわりを生花で飾る方法を生花飾りといいます。

正確にいうと生花飾りは上記の2つにあった段がないため、祭壇ではありません。段がないことでスペースをとらず、生花のみで棺のまわりを飾る方法のため、自宅葬でよく選択されている方法の一つです。

 

自宅葬の祭壇費用の相場


祭壇の種類別相場金額を、以下で表にしましたので参考にしてください。

 
白木祭壇15万円〜40万円
生花祭壇10万円〜60万円
生花飾り2万円〜15万円
 

祭壇のサイズと生花で祭壇費用が決まる


自宅葬の祭壇は、セレモニーホールなどの広い場所で行う際の祭壇とは違い、比較的小さなサイズの祭壇を選ぶこととなります。

そのため、セレモニーホールなどよりも値段が安く済みます。

また、小さい祭壇に見合う生花の量と、大きい祭壇に必要な生花の量も大きく変わります。

お花の量で費用も変わり、同じ祭壇でもお花の量が選択できるので、予算に応じて決めることができるでしょう。

 

自宅葬の祭壇の並べ方


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白木祭壇上段:遺影と遺骨中段:白木位牌(仮位牌)下段:香炉・ロウソク台・りん・花立て・お供え物
生花祭壇仏花は基本的に、神事の榊のように「ひし形」に整えて飾る 白・黄・柴色など明るめの花を選び、長めの花を一本中心にして、全体的にバランス良くひし形になるように活ける 
生花飾り棺のまわりに生花を飾り付ける故人の好きだったものなども飾れるので自由度が高い
 

白木祭壇


一般的に祭壇としてイメージされるのが白木祭壇です。

4段ある祭壇が主流で、一番上に棺前を置き、中央に遺影写真を設置、一番下の段に生花を飾るスタイルになります。一番豪華な祭壇で、値段も高価です。

 

生花祭壇


生花祭壇は、たくさんの生花や造花が祭壇を囲む形で並べられます。

こちらはそれぞれの段を使って生花を飾ります。遺影写真や供物のスペースを残して、それ以外は全て生花で飾り付けを行います。

自由度が高く、オリジナルなデザインの祭壇を作ることができるのが特徴です。

 

生花飾り


祭壇のない生花だけを使った生花飾りが生花飾りです。棺のまわりを全て生花で飾り付ける方法で、こちらも自由度が高く、生花だけでなく故人の大切にしていたものを飾ることもできます。オリジナリティ溢れるデザインが演出できるでしょう。

 

自宅葬における祭壇選びのポイント


自宅葬で祭壇を選ぶ際のポイントを解説していきます。

故人がどのような意向だったのか、部屋のサイズはどうか、費用はどれくらいなのかなども祭壇選びのポイントです。

 

故人の意向をくみ取る


自宅葬で祭壇を飾る際にどうしたいのか、故人から要望がある場合やエンディングノートなどに記してあればそれに従いましょう。

もし意向がなければ故人の生前好きだった色の花や趣味を取り入れたオリジナリティ溢れる祭壇にしていきましょう。

 

部屋のサイズ感を考える


自宅葬で祭壇を設置する際は、メインで棺を置く部屋のサイズに合わせ、祭壇のサイズも選ぶ必要があります。祭壇だけでなく参列者も入るスペースを考え、あらかじめ片付けをするなどしてスペースを確保することをおすすめします。

また、部屋に行くまでの動線上で狭いスペースがあるようだと祭壇はもちろん、棺が搬入できないケースも考えられるため注意が必要です。

 

祭壇費用は最小限から見る


自宅葬で祭壇を決める場合は、最小限の金額から検討することをおすすめします。

祭壇だけ大きすぎても生花スタンドと組み合わせると、見栄えが悪くなる恐れもあります。最小限から提案していくと、祭壇と生花のつり合いがとれる見栄えのよい祭壇が想定できるでしょう。

 

祭壇の横に生花を置く想定をする


生花スタンドや枕花を多く飾る場合は、祭壇幅が重要です。

祭壇が大きすぎると生花が並べられなくなる場合も考えられるでしょう。

そのため、祭壇を選ぶ際は、祭壇の横に生花を置くスペースがあることを想定して選ぶことをおすすめします。

 

祭壇を置かない選択も視野に入れる


祭壇とは神様や仏様に供え物を捧げ、供養に用いるための壇の意味合いがあります。しかし必ずしも用意しなければいけないという訳ではありません。宗派や宗教の異なりによって祭壇の有無も変わります。

祭壇を使わない葬儀も可能で、お仏壇を使える宗派もあります。お仏壇がない場合は葬儀社に依頼をしてご本尊様の用意をしてもらいましょう。基本的にご本尊様は無料で用意してくれる場合が多いです。

 

自宅葬の祭壇でよくある質問


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自宅葬の祭壇でよくある質問に解答しています。

 

・自宅葬での祭壇はいつまで飾る?

・自宅葬の祭壇は和室でないと飾れない?

 

自宅葬での祭壇を飾る期間や部屋の種類について解説します。

 

自宅葬での祭壇はいつまで飾る?


葬儀が済んだら、四十九日が明けるまでは自宅に「後飾り祭壇」や「中陰壇(ちゅういんだん)」と呼ばれる祭壇を用意して供養を行うのが基本です。 四十九日が終わり、納骨が済んだら片付けましょう。

四十九日までに弔問客があった場合には、この祭壇の前でお参りします。また、 祭壇にはお花やお線香が絶えないように気を配り、毎日欠かさずお参りするようにしましょう。

 

自宅葬の祭壇は和室でないと飾れない?


仏壇が大抵和室(仏間)にあることから、祭壇も和室と考える方がいらっしゃるようですが、和室に必ず置かなければならない決まりはありません。

家庭の間取りを考え、ご家族の方が日々お参りをしやすい部屋や、弔問客を案内しやすい部屋に設置するとよいでしょう。

 

まとめ


自宅葬の祭壇の種類や費用と選び方のポイントや、祭壇の並べ方を解説してきました。

自宅葬に祭壇を設置する場合は、玄関や部屋の広さを確認して、それに合った祭壇を選ぶことが大切です。白木祭壇や生花祭壇が大きすぎて置けない場合は、花飾りといった祭壇のない生花だけを置く方法もあります。

また、祭壇の種類や大きさ、生花の量によっても金額が大きく変わってきますので、葬儀社によく相談してから決めていくとよいでしょう。