自宅葬って本当に大変?負担を抑えて自宅で葬儀をするための工夫をご紹介 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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家族葬
自宅葬って本当に大変?負担を抑えて自宅で葬儀をするための工夫をご紹介


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大切なご家族が亡くなれば、「最期は大好きだった家で。」と考える方もおられるでしょう。ご自宅での葬儀「自宅葬」はとても温かみのある葬儀形式ですが、実際に執り行おうとすると「大変……。」と感じてしまう方も多いようです。今回は自宅葬のメリット・デメリット、そしてどこがそんなに大変なのかをくわしくご紹介します。工夫次第で負担を減らせる方法もご提案していますので、ぜひ参考にしてください。

 

自宅葬が大変と言われる理由 


自宅葬は斎場や会館などを使わず、故人様やご遺族のご自宅で行う葬儀形式です。さまざまなメリットがありますが、実際にはご遺族側の準備するものが多く「大変」と感じてしまうことも多くあります。なぜ「大変」だと感じるのでしょうか。この記事では、実際にご遺族が負担に感じてしまうポイントをご紹介しています。

自宅へたくさん人が来る            


自宅葬を大変と感じる大きなポイントは、狭いご自宅へたくさんの人が来るということでしょう。以前の日本では、平屋などの大きな一軒家が主流でした。ですが核家族化の進んだ近年はそこまで広いお宅は少なく、マンションなどの集合住宅にお住まいの方も多いです。部屋だけでなく玄関や通路・エレベーター・自宅前の道路などもあまり広くはないので、「この家ではちょっと大変。」と感じてしまうのです。 

掃除が大変                   


葬儀には多くの方が出入りします。家の中を見られてしまうので、いつも以上に掃除をしなくてはならないことも大変なポイントです。自宅葬では部屋の中に祭壇などを設置しますので、スペースを確保するためにタンスなどの大きな家具を動かすこともあります。長く使っていなかった部分が見え、大掃除のようになってしまうでしょう。また他人には見られたくないものをチェックして収納しておくというのも、ご遺族にとっては手間のかかる作業になります。

控室などを用意する必要がある               


一般的に自宅葬で必要なスペースは、6〜8畳の仏間と言われています。これは祭壇を設置してご遺体を安置し、僧侶をお通しして葬儀を行う部屋です。ですが実際にはこの部屋以外にも、参列者のための控室を確保する必要があります。控室は主に参列者の待機や、通夜振る舞いなどの接待に使われる部屋です。部屋を用意するだけでなくお茶出しや食器の片付けなどもご遺族が担当するので、体力的な負担は大きいでしょう。

 

自宅葬とは


斎場やセレモニーホールなどを使わず、故人様やご遺族の自宅で執り行う葬儀が「自宅葬」です。身内が集まるというイメージがあり規模が小さい葬儀と感じるかもしれませんが、実際には人数の目安やルールはありません。規模が大きくても小さくても、自宅で行えば自宅葬と呼ばれます。ご自宅で亡くなった方はそのまま仏間などで安置し、病院で亡くなった方は病院から自宅へと搬送をします。安置中のドライアイス処理などは、ご遺族が管理するケースが多いです。自宅に祭壇やテントなどを設置して会場を作り、一般的なお葬式のように納棺・お通夜・葬儀・告別式・火葬場へ移動して火葬と、ほぼ同じ流れで進められます。

 

自宅葬を行うメリット


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葬儀は一般的に斎場やセレモニーホールなどで行われます。ですが故人様を温かく見送って差し上げたいと考える方は、自宅葬も検討してみましょう。自宅葬には斎場やホールにはない、さまざまなメリットがあります。故人様との最後の時間に、ご遺族が何を優先するかを基準にして決定してください。

過ごし慣れた場所で故人との時間を過ごせる                      


入院の長かった方などは、「最後は家に帰りたい。」と感じる場合もあります。自宅葬ならば過ごし慣れた場所へ故人様を連れ帰り、いつもの温かい雰囲気の中で最後の時間を過ごせます。斎場やホールには時間制限があり、最後は片付けに追われてしまうご遺族も多いです。人目が気になる方も、安心して涙を流せるでしょう。ご近所の高齢な方やお友達も集まりやすいので、ご遺族のお手伝いや心の支えにもなってくれるでしょう。

式場の費用がかからない            


自宅葬では式場の費用がかからないので、葬儀の総額を抑えられます。自宅葬の費用は、約40万〜100万円です。一般的な葬儀費用の平均は200万円と言われているので、残されたご遺族の負担は大きく軽減できるでしょう。ご逝去後の安置施設利用料や、会食費用も抑えられます。余裕ができた分は祭壇やお料理・演出などに回せば、ご遺族にも参列者にも心に残るお別れの時間となるでしょう。

自宅葬を行うデメリット            


自宅葬では、斎場ではできない温かいお別れの時間を過ごせます。ですが自宅での葬儀では、一般的に斎場のスタッフがしてくれるサービスを、ご遺族がしなくてはいけないというデメリットがあるのも事実です。ご遺族やお手伝いの方の人数が少ない・高齢などのご事情があれば難しいので、事前にどんな点に注意すべきかを確認しておきましょう。ここでは、自宅葬を行うときのデメリットをご紹介します。

 

片付けまですべて自分で行う必要がある                   


自宅葬では、ご遺族で葬儀周辺の作業をすべて行う必要があります。ご遺体が病院から搬送されればドライアイスなどの冷却処置を行ったり、祭壇の準備には大きな家具を動かしたりすます。さらに、葬儀中には受付やお茶出しなどの接待、駐車場の誘導などまで自分たちで準備をしなければなりません。葬儀や火葬が終わった後には、すべての片付けも行うため、体力的・精神的に、負担を感じてしまう人も多いです。

近所への配慮が必要                   


自宅で葬儀を行う時は、ご近所への配慮も必要です。規模にもよりますが自宅葬では多くの方が出入りをするため、話し声や路上駐車がご迷惑になるケースがあります。葬儀の前後にはご遺体の搬送などもありますので、事前にご近所や自治会などにご挨拶をして理解を求めておきましょう。特に集合住宅ではお線香やお焼香の香りも漂ってしまいます。両隣だけでなく、上下階の方にもご挨拶をしておくと良いでしょう。

家の物が壊れる可能性がある                   


自宅葬では十分なスペースを確保するために、家の中のさまざまなものを移動します。ふすまや障子・ドア・扉などの建具を取り払うこともあるので、慣れない作業で壊してしまう方もいるでしょう。現状復帰をするのも、初めての方には難しいです。ご遺族が女性ばかりであれば、安全に作業をするためにお手伝いの方を手配する必要もあるでしょう。

 

自宅葬で大変な思いをしないための工夫とは      


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自宅葬にはゆっくりお別れができるという大きなメリットはありますが、ご遺族の負担が大きいというデメリットもあります。葬儀はご遺族に心理的・体力的な負担のかかるタイミングなので、くれぐれも無理をしないように計画を立ててください。自宅葬は比較的自由な雰囲気の葬儀なので、工夫次第でご遺族が「大変」と感じずに葬儀を執り行えます。こちらでは工夫できるポイントをいくつかご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

呼ぶ人数は最小限にする            


近年は小さい葬儀のニーズも高まっているので、ご自宅のサイズによって声をかける方の人数を最小限に調整しましょう。一般的に6畳での葬儀には、参列できるのは5〜6人とされています。1畳につき3人が会葬と考え、自宅に呼べる人数を割り出しておきましょう。 

省略できる項目は減らす  


こだわっていない項目を思い切って省略すれば、ご遺族の負担を軽減できます。伝統的な宗教葬儀は形式的なものも多いです。ご遺族やご親族が気にしていない部分は、省略しても良いでしょう。自宅葬のような小さな規模の葬式では、お香典や供花も省略すれば受付や香典返しも不要です。お通夜も負担の大きな行事となるので、お通夜をなくした「一日葬」を選択すれば、体力的・精神的にも楽になるでしょう。

宗教にこだわらない                   


日本の葬儀は主に仏式ですが、故人様やご遺族が特に宗教にこだわっていないのであれば、無宗教葬を選ぶのもおすすめです。宗教にのっとって葬儀を行うと儀式や宗教用具が多く、時間や費用がかかってしまいます。無宗教葬は形式が自由なので、ご遺族や参列者の方が故人様とのお別れの時間を十分にとる準備ができるでしょう。お布施なども不要なので余裕があり、そのぶんを思い出の料理や音楽・参列者の方へのお礼などに回せます。ただし菩提寺を持っている方は、無宗教葬儀にすると先祖のお墓に入れないこともありますので気をつけてください。

精進落としはレストランなどを利用する               


自宅葬では、会食もご遺族が準備をするケースが多いです。お料理を外注したとしてもお茶やお酒、食器やグラスなどの準備は必要となるでしょう。会食後の片付けや部屋の掃除も大きな負担です。中でも精進落としは火葬の後なので、ご遺族も疲れ切っているタイミングです。そんな時は無理をせず、思い切ってレストランなどを利用しましょう。予約時には葬儀後であることを伝え、店内にご遺骨を持参できるのかも確認しておくと良いです。

 

まとめ            


自宅葬は故人様の「家に帰りたい。」という希望を叶え、思い出に囲まれて見送れる温かい葬儀形式です。その反面ご遺族で準備するものが多く、「大変」と感じてしまう方もいるようです。しかし、自宅葬は比較的自由な葬儀形式なので、工夫すればそこまで負担を感じずに葬儀を執り行えます。葬儀の準備は葬儀社にもサポートを依頼できますので、ご家族の状況を考慮して無理のないプランを検討してください。