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葬儀の豆知識
葬儀のビジネスマナーとは?弔電の文例や対応について解説

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社会人としてあらゆる場面で求められるビジネスマナー。

ビジネスシーンでは、社員の家族や取引先の担当者の訃報を受ける機会があります。そのため、葬儀に参列した際に失礼がないためにも葬儀に関するマナーを身に着けておかなければなりません。

今回は、会社関係の葬儀に参列する際に注意したいビジネスマナーを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

会社関係での葬儀ではビジネスマナーを意識しよう


会社関係の葬儀では、ビジネスマナーも意識するようにしましょう。

通夜や告別への参列は社会人にとって欠かせないものです。会社の葬儀や取引先の葬儀に行く場合、そこでの印象が今後に関わる場合もあります。

また、会社によっては葬儀に関するルールが決まっている場合があるので、あらかじめ確認しておいてください。

 

ありがちなのが慶事のときの服装やマナーです。

弔事の際に慶事の服装で参列するのは、社会人としてのマナーがなっていないとみなされてしまいます。大事な儀式の場で失礼にならないようにするためにも、弔事のルールをしっかりと把握しておきましょう。

 

会社から弔電を出す際に注意したいマナー


以下では、会社から弔電を出す際に注意したいマナーについて解説します。

弔電を送る際は、届く時間や忌み言葉などに気を付けてください。また、社内規程がある場合は従う必要があるので、社内規程等がないか事前に確認しましょう。

なお、宛名や宛先を間違えると個人情報の流失につながるので、くれぐれも注意してください。

 

訃報を受けたら迅速な手配を


遺族や他会社から訃報を受けたら、迅速に弔電の手配を行いましょう。しかし、お通夜が遅い時間からなのに午前中に送ってしまうと、弔電の受け取りを拒否されてしまう場合があります。そのため、お通夜や告別式の時間をしっかりと確認してから送るようにしてください。

会社から弔電を出す場合は、お通夜や告別式の開始数時間前までに届くように送りましょう。なお、弔電を披露するタイミングに間に合わないのは失礼に当たってしまうので、注意してください。

 

社内規程等を確認する


会社から弔電を出す際は、社内規程等を確認してから送りましょう。

会社で費用やルールが決まっている場合もあるので、事前に手配を担当する部署や金額の基準を確認してください。また、お通夜や告別式の日程、届け先の会場名と住所も必ずチェックしましょう。

差出人を会社名にする場合は、必ず正式名称で記載するのが基本です。なお、一般的な葬儀の場合は宛名を喪主にしますが、社葬の場合は会社の葬儀責任者宛になる場合もあるので確認してくださいね。

 

差出人名はわかりやすく記載


会社から弔電を出す場合は、差出人名をわかりやすく記載してください。

葬式会場にはたくさんの弔電が届きますし、遺族は準備することが多いです。遺族の手を煩わせないためにも、誰からの弔電かすぐわかるように社名や差出人の情報も文面に入れておくとよいでしょう。

また、弔電を出す場合は、必ず名前や会社のフリガナをふります。読みにくい名前や会社名にフリガナをふらずに出すのは、読み手への配慮がないとして失礼に当たります。なお、喪主の名前や受け取る会社の名前を間違えるのはご法度なので注意してください。

 

会社から弔電を出す際の文例


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以下では、会社から弔電を出す際の文例をご紹介します。

 

①会社から社員や取引先に弔電を出す場合






・「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。」

・「ご逝去の報に接し、謹んでご冥福をお祈りいたします」

・「天寿を全うされました貴社会長様の在りし日を偲びつつ、社員ご一同様に心よりご冥福をお祈り申し上げます。」

 

②会社から取引先や社員の家族の訃報に対して弔電を出す場合






・「ご尊父様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。」

・「ご母堂様ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。」

・「ご令息様の突然のお旅立ち、ご家族の皆様のお悲しみいかばかりかと、拝察申し上げます。謹んでご冥福をお祈りいたします。」

 

すぐに手配しなければならない時は、このような文例を活用してみてくださいね。

 

忌み言葉に注意


会社から弔電を出す場合は、忌み言葉にも注意してください。

同じ言葉を重ねると不幸が重なるというイメージにつながります。そのため、「返す返す」「重ね重ね」「ますます」などの重ね言葉は使わないようにしましょう。

「度々」「再三」なども繰り返しを連想させる言葉なので、「また」や「あらためて」などの言葉に言い換えてください。なお、音が死や苦を連想させる「四」と「九」の使用も避けましょう。さらに、生死を直接的に表す言葉の使用も避けた方がいいです。

 

香典の書き方や金額に決まりはある?


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以下では、香典の書き方や包む金額について紹介します。

香典の表書きが間違っていると、ビジネスマナーがなっていないと思われてしまうので注意してください。また、個人で出す場合と連名で出す場合で異なる点があるので、事前に確認しておきましょう。

なお、香典袋は表書きだけでなく中袋にも記入するところがあるので、忘れないようにしてください。

 

個人で出す場合


個人で出す場合は、香典袋の水引の下に自分の名前を記入してください。このとき、誰が出した香典か遺族がわかりやすいように、フルネームで書くのがマナーです。

また、香典に包む金額は、個人との関係性によって異なります。

取引先の担当者なら5,000円〜10,000円、取引先の社長なら10,000円〜100,000円が目安です。

取引先の社長の親族に送る場合は、5,000円~50,000円くらいがいいでしょう。なお、就業規則で取り決めがある職場は決まりに従ってください。

 

連名で出す場合


部署でまとめて渡す場合は香典の表書きは3名までとし、それ以上の場合は右側に会社名を書き、その左側に「〇〇課一同」と書きましょう。

また、中に別紙を入れて、香典を出した人の氏名・金額・連絡先・住所などの情報を書くと遺族側が御礼状の際に困らないのでおすすめです。

会社名を書くときは、株式会社を除かず正式名称で記載してください。なお、同僚と複数人で香典を出す場合は、事前に上司や総務に確認してからの方がよいでしょう。

 

通夜・告別式の参列について


以下では、お通夜や告別式に参列するときのビジネスマナーを解説します。

会社の代表として参列するのに、マナーを把握していないと印象が悪くなってしまうので注意しましょう。また、遺族に挨拶する際は、忌み言葉を使わないようにしてください。

宗教によってはマナーが異なる場合があるので、事前に宗教・宗派を確認しておくのがおすすめです。

 

服装やマナーに気を付ける


お通夜や告別式に参列する場合は、服装やマナーにも注意が必要です。

会社の代表として参列しているので、最低限のビジネスマナーも忘れないようにしてください。特に服装は目につきやすいので、マナーに気を付けましょう。

男性の場合はブラックスーツ、女性の場合黒のワンピースやアンサンブルが一般的です。また、ネクタイ・靴下・靴は黒で揃えてください。結婚指輪以外のアクセサリーは好ましくないですが、もしつける場合は、パールのネックレスとイヤリングを選んでください。

なお、2連や3連のネックレスは不幸が重なることを連想させるので避けましょう。

 

香典を渡す際は、遺族と面識がない場合は自分の立場を受付で示し、挨拶を述べてから渡してください。

 

役職が上の人から順番に受付・焼香を


受付や焼香は役職が上の人から行うのが基本です。

順番を守らないと失礼に当たるので、上司と参列する場合は気を付けましょう。また、焼香のマナーや所作は宗派によって異なります。そのため、あらかじめ参列する葬儀の宗派を確認してください。

 

天台宗・浄土宗・臨済宗・曹洞宗は特に決まっていませんが、真言宗や日蓮宗は焼香を3回行います。右手でつまんだ抹香を額に押しいただかない宗派もあるので注意してください。なお、キリスト教の葬儀の場合は、焼香ではなく献花を行う場合が多いです。

 

まとめ


今回は、葬儀に参列する際に注意したいビジネスマナーを紹介しました。

会社の代表としてお通夜や葬儀に参列する場合もあるので、悪い印象を持たれないように注意しましょう。また、遺族と面識がない場合は自分の立場を受付で示してください。

さらに、弔電を披露するタイミングに間に合わないのは失礼に当たります。そのため、届く時間を見越したうえで送るようにしてくださいね。

ビジネスマナーを身に着けて、葬儀の場でのマナーを守れるようにしましょう。