葬儀の豆知識
葬儀のときの髪型のマナーについて知ろう
葬儀のときの髪型のマナーについて知ろう
お葬式に参列するときにどのような髪型にしていけばいいのか、わからない人も多いと思います。場違いな髪型で行って失礼があっては困りますよね。そこで今回は葬式のときの髪型とマナーについてお話していきたいと思います。
お葬式に参列するときの髪型
お葬式に参列するときの髪型は髪の長さによって違ってきます。ここではお葬式に参列するときの髪型について女性と男性、子供に分けてお話していきます。
女性
・ショートヘアの場合…スッキリとしたショートの場合は、前髪にかかる部分はスプレーで固めるか、黒か茶色のヘアピンで止めたりします。サイドの髪は耳にかけるのもいいでしょう。
・ミディアム、ロングヘアの場合…ロングの場合は、そのままでは、だらしない印象になりますので、必ずゴムなどでしっかりまとめてください。
バレッタなどで止める場合は、装飾品がついてない、目立たないものを使用してください。
ミディアムの場合は、まとめられる長さは、シニヨンスタイル(束ねた髪をサイドや後頭部でまとめた髪型)でもいいですが、髪の長さが中途半端の場合はネットタイプのヘアアクセサリーで髪をまとめてピンで止めてください。
イメージとしてはホテルのスタッフがしているような感じです。
止められない場合は肩にかかるか、かからないかの長さであれば、後ろ髪を耳にかけてそのまま垂らす感じでOKです。
・パーマヘアの場合…全体的にパーマをかけている状態でおろしたままだと、だらしないイメージを与えてしまいます。ヘアゴムなどでまとめてください。部分的なパーマの場合は、アイロンなどで内巻きにしたりしてください。
男性
男性の場合は短くスッキリと揃えるのが最も適した髪型です。目にかかるような前髪は避けたほうがいいでしょう。ワックスやスプレーでオールバックにしたり七・三にして固めたりしてください。
その際は無香料のものを選びます。また、ワックスの量が多いとテカテカになるので適度な量にしてください。
セミロング、ロングの場合…男性のセミロングの場合は、女性同様に肩に髪がかかる場合はオールバックにセットしてください。髪を後ろにまとめるときは、黒か茶色のゴムを使用しましょう。
パーマヘアの場合…全体的にパーマをかけている場合は、そのままだと葬式の場に相応しくありません。スプレーでストレートに固めるか、ゴムなどを使用してオールバックにするのがいいでしょう。
子供
子供の場合も大人の場合と同じで、女児の場合髪が長ければ黒か茶色のゴムでまとめるようにしてください。装飾がついたものは避けてください。
男児の場合は短くしていることが多いですが前髪が目にかかる長さであれば、目立たない色のヘアピンで止めてください。
お葬式に参列するときの髪の色
お葬式では派手な髪色はNGです。ダークブラウン程度の髪色であれば特に問題はありませんが茶髪よりも明るい金髪に近い髪色やメッシュが入っている場合は、市販のシャンプーで洗い流せるヘアスプレーなどを使用して一時的に黒く染めてください。
お葬式に参列するときの髪型のマナー
ここでは、お葬式に参列するときの髪型のマナーについてお話していきます。
清潔感
お葬式の場では清潔感はとても大事です。
髪型に清潔感がないと恰好がきちんとしていたとしても、だらしないような印象を与えてしまいます。
特に年齢が上になればなるほど、みすぼらしく見えてしまいます。故人や遺族に対し失礼になってしまっては、今後のお付き合いに影響しかねません。
また、お焼香をするたびに顔に髪がかかるのは見ていても気持ちのいいものではありません。ヘアスタイルはきっちり、スッキリと髪が顔にかからないようにしましょう。
ヘアアクセサリーは控えめに
髪をまとめるときにはヘアゴムやヘアピン、バレッタなどを使用しますが、先にものべたように、黒で飾り気がないシンプルなものにしてください。華美なデザインやキラキラの装飾がついているものは控えましょう。
シュシュの場合、黒であっても光沢に輝く素材のものや、レースがついた可愛らしいものは避けたほうがいいでしょう。使用するヘアアクセサリーは黒や茶など地味な色を選ぶのが無難です。
髪をまとめる位置に注意
髪をまとめる場合は、位置に気をつける必要があります。耳より高い位置にまとめるのは、お祝いの席向けなので葬儀の場には不向きです。派手な印象を与えてしまいます。
お葬式などで髪をアップにする場合は必ず耳よりも下の位置でまとめてください。
毛先も散らしたりせずに、きっちりまとめましょう。シニヨンの場合も耳より低い位置でまとめてください。ポニーテールの場合は低めのポニーテールでもOKです。
どの髪型をするにしても、髪をまとめる場合は必ず耳より下になるよう気をつけましょう。
まとめ
お葬式に参列するときの髪型は男女ともに、ショートであれば、スプレーやヘアピンなどできっちり固めたり、ロングであればスッキリとまとめたりすることが大事です。
髪の色も、お葬式に派手な髪色は相応しくありません。
市販のスプレーなどで一時的に染めるなどして目立たないようにしてください。
清潔感のあるヘアスタイルを心がけ、顔に髪がかかったり、髪が乱れたりしてだらしない印象を与えないように気をつけましょう。
ヘアアクセサリーも遺族など、周りの参列者に華美な印象を与えるような派手なものは控えたほうが無難です。
髪をまとめるときは必ず耳よりも下の位置にしてください。これらを参考にして髪型のマナーを知っていざというときに役立ててくださいね。