宗派によって異なる葬儀について | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
宗派によって異なる葬儀について
葬儀を行うときに、事前に確認しておく必要があることのひとつに自分の家の宗教と宗派があります。

自分の家の宗教までは把握している人がほとんどですが、問題なのが宗派です。

具体的に宗派までは分からないということはありませんか?

 

最近は、無宗教の葬儀もあり、宗教が分からなくても葬儀はできるし、宗派まで分からなくても葬儀社に相談すれば滞りなく葬儀はできるだろうと思われている方もいると思います。

このことから、「宗教が分かっているから、細かく宗派まで把握していなくても、問題ないのだろう。」と考えられている方がいますが、これは、要注意です。

 

では、なぜ宗教の宗派まで分かっていないのといけないのでしょうか?

今回は葬儀で宗派が分からないと何で困るのか? 宗教ごとにどのような宗派があるのか? 宗派まで分からないときに確認する方法はあるのか? についてまとめていきたいと思います。

 

葬儀で宗派が分からないと何で困るの?


お寺

現在は、私生活を過ごすうえで自分の家の宗教や宗派が分からなくて困るということは、あまりないでしょう。

しかし、葬儀では、宗教や宗派が分からないことで、さまざまな問題が起こります。

では、具体的にどのようことで困るのかについて、それぞれ例を挙げていきたいと思います。

 

【宗派によって葬儀の形式が変わる】


最近では、無宗教という言葉を耳にすることが多くあると思いますが、先祖代々信仰している宗教が家にあることがほとんどといえるでしょう。

主に宗教は、

・仏教
・神道
・キリスト教
・新興宗教

など、さまざまです。

日本では、全国的に宗教を信仰している人のうち7割~8割は仏教である統計が出ているので、自分の家は仏教だったということも珍しくありません。(※総務省統計局 平成29年度 宗教統計調査より)

そして、この宗教ごとに宗派があり、葬儀の形式もそれぞれ異なります。

具体的に、葬儀のどのようなことが違うか挙げていくと「祭壇の飾り方」「席の配置」「作法」「儀礼」など、さまざまです。

例えば、身内の宗教が仏教であっても、宗派にごとに葬儀の内容が変わるので、宗派が分からなければ、葬式の流れも分かりません。もちろん宗派によって僧侶も変わるので、根本的に誰に葬儀を頼めばいいかが分からなくなってしまいます。

実際に、自分の家の宗派が分からずに、葬儀社に紹介された僧侶に葬儀を依頼して、式の最中、読経したときに親戚から「うちの家系の宗派ではない」と、身内の印象を悪くしてしまうというトラブルが起きてしまうということもあります。

【宗派によってお墓が変わる】


お墓には、宗教が自由なお墓と、特定の宗派専用のお墓の場合があります。

宗教が自由なお墓では、問題ありませんが、宗派が決まっている場合は、必ず宗派を確認することが大切です。先祖代々のお墓があり、供養や法要してもらっているお寺がることを菩提寺といい、その菩提寺と関わりがある人を檀家といいます。

菩提寺があり、故人の遺骨を納めるお墓が決まっている場合は、事前に菩提寺を把握していないといけません。それにも関わらず、そのお寺の住職に連絡を入れずに、葬儀を執り行ってしまうと、問題になってしまうこともあります。

具体的な問題としては、檀家用の墓地では、異なる宗派のやり方で葬儀をあげ、戒名を付けてしまうと、遺骨を納めてもらえなくなる可能性があるということです。

この場合、改めて、その菩提寺で葬儀をやり直して遺骨を納める、または、他のお墓を探さなければいけないという事態になってしますので、これを避けるために、葬儀を執り行う前は、宗派を確認するようにしましょう。

あなたの家の宗派は何?代表的な宗教と宗派について


宗派とお寺

日本での主な宗教には

・仏教
・神道
・キリスト教

が挙げられます。

では、これらの宗教には、どのような宗派があるのでしょうか?

それぞれの宗教の代表的な宗派をみていきましょう。

【仏教の代表的な宗派】


現代の日本には、代表的な仏教の宗派は大きく13派に分けられています。

具体的の宗派は下記のとおりになります。

・法相宗
・律宗
・華厳宗
・天台宗
・日蓮宗
・浄土宗
・浄土真宗
・融通念仏宗
・時宗
・臨済宗
・曹洞宗
・黄檗宗

【神道の代表的な宗派】


神道は日本の宗教で、山や川などの自然、神話や神社に祀られている神など八百万の神を信仰しています。

葬儀では仏教のように焼香は行われず、特有の儀式として玉串奉奠が行われます。

自分の宗教と異なる葬儀をあげてしまわないよう、必ず故人の宗教は確認するようにしましょう。

また神道は八百万の神を信仰していることから、神様の数だけ宗派があります。

ただ、代表的な教派神道系としては、

・出雲大社教
・金光教
・黒住教
・神理教

などが、挙げられます。

【キリスト教の代表的な宗派】


世界中で最も信仰されている宗教はキリスト教です。
キリスト教は、仏教や神道などの宗教における死に対する捉え方が異なり、人の死を「命の終わり」とは考えません。
そのため、キリスト教による葬儀ではお悔やみの言葉がないことが特徴です。

日本で信仰されているキリスト教の代表的な宗派は、

・カトリック教
・プロテスタント教

が挙げられます。

このように、宗教・宗派はそれぞれの種類があることが分かります。

それぞれの宗教・宗派は、生死に対しての思想や解釈に違いがありますので葬儀を執り行ううえで、宗教・宗派を確認しておくことはとても重要です。

宗教は分かるけど、宗派が分からない!宗派を確認する方法


ハテナとびっくりマーク

葬儀をあげる際に、宗教と宗派を確認しておくことが大切ということは分かったけれど、実際にどのように確認すればいいの? と思われる方もいるでしょう。

そこで、ここでは宗派を確認する方法についてお話をしていきます。

まず、故人の宗派が分からなときの、一番簡単な宗派の確認方法は、親戚に聞くことです。ただ、親戚は離れたところに住んでいて確認することが難しい、事情があり確認することができない方もいるかもしれません。

そんなときは、仏壇の位牌や戒名の文字を確認する、先祖からお墓がある場合はお墓を確認することで宗派の確認をすることができます。また、菩提寺が分かれば、そこに直接聞いてみるという方法でもよいでしょう。

葬儀をあげる際は、宗教や宗派によって、形式が異なり、それぞれの葬儀をあげなくてはいけません。

葬儀社によっては、「対応できる宗教・宗派」、「対応できない宗教・宗派」、「得意な宗教・宗派」などがありますので、経験豊富な葬儀社を選ぶことがポイントです。

 

雅葬会は、神奈川県相模原を中心に、東京八王子や多摩地区などの葬儀を対応しています。

仏教・神道・キリスト教はもちろん、新興宗教や無宗教、それぞれの宗派問わず、葬儀を承っています。葬儀のことで相談・依頼を考えられている方はお気軽にお問い合わせください。