喪主のやることってなに?決め方から挨拶の注意点まで徹底解説 | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
喪主のやることってなに?決め方から挨拶の注意点まで徹底解説
葬儀 飾り

お葬式を円滑に進めるにあたって、大切な役割があるのが喪主です。

喪主は、基本的にご遺族代表として重要な立場となりますが、実際に喪主は誰が努めるべきかご存知でしょうか。

 

また、喪主が行う主な業務内容は挨拶だけではないのを知っていましたか?

今回は、喪主の役割から喪主の決め方、挨拶をするにあたっての注意点まで紹介します。

 

葬儀の喪主とは?やることはなに?


葬儀でとっても大切になる役割である「喪主」は、基本的に葬儀が円滑に進むようにさまざまなやることがあります。

どんな役割があるのでしょうか、詳しく見ていきましょう。

 

葬儀をお願いする会社を探す


喪主が一番最初に行う仕事は、葬儀を依頼する葬儀会社を決めることです。

だいたい亡くなった病院や施設で提携している葬儀会社を紹介されることが多いですが、その場合費用が高額になってしまうことがあります。

 

そのため、確実に費用を抑えるのであれば、複数社を比較して葬儀場を検討することをおすすめします。この作業は喪主に一任するものではありません。喪主が中心となって意見をまとめていきましょう。

 

費用を見積もりする


葬儀に使用するもの1つ1つにランクが存在しています。そのため、費用を細かく見積もる必要があるでしょう。だいたい葬儀会社に問い合わせをすると、病院や施設から亡くなった方をどちらまで搬送するか聞かれるので、事前に決めた搬送先を指定します。

 

次に、どんな葬儀全体の流れを伝えると、その内容に好ましい費用で見積もりを請求できます。その内容を基準にして、細かいところを決めていくと良いでしょう。

また、見積もりにはどのくらいの参列者が来るのかなどの、人数の把握が必要です。

 

ここが一番悩ましいところではありますが、事前にどのくらいの規模で行うのか相談しておくと、比較的スムーズに見積もりを出すことができるでしょう。

 

訃報を知らせる


告別式や葬儀の会場・日時が決まったら、親族や故人が生前深く関わってきた人などに訃報の連絡を流します。電話・FAX・メールなどさまざまな方法で連絡を取ることができますが、最近ではLINEなどのツールを使ってもマナー違反とはならないケースが多いです。

 

地域によっては、有線で流したり新聞に載せることで、最小限の連絡だけで済む場合があります。

 

一般的には以下の人たちへ訃報を伝えます。

  • 菩提寺・教会の信者

  • 家族・親族

  • 勤務先

  • 故人の交友関係

  • 自治会・町内会


この他は必ず伝える必要はないでしょう。

 

寺院に依頼する


寺院との付き合いが昔からある場合は、そちらの寺院に依頼すると良いです。

そうでない場合は、葬儀会社に相談すると寺院を紹介してもらえます。

寺院には枕経(まくらぎょう)の依頼をします。

 

枕経とは、出棺前に故人の枕元でお経をあげることで、依頼の際は「亡くなった日時・故人の名前・生年月日・年齢・喪主の連絡先と名前」など必要な情報をきちんと伝えましょう。

寺院が近くにある場合は、直接出向いて依頼ができますが、葬儀の準備で忙しい場合や遠方の場合は電話での依頼でも問題ありません。

 

葬儀当日のさまざまな挨拶を行う


葬儀当日は、喪主が葬儀全体を取り仕切ります。

だいたいの進行は葬儀の会社で行いますが、その指示で喪主は動きます。

葬儀当日に一番大切な役割が「喪主からの挨拶」です。ここでの挨拶はどんな内容なのかは、また詳しく紹介します。

 

葬儀で大切な喪主の決め方


遺言書

喪主を選ぶときに、最も影響力のあるのは故人の遺言です。

故人の遺言で喪主の指示があれば、それに沿って喪主を決めることが基本となるでしょう。

古くは故人の後継者である方が喪主を勤めていましたが、最近ではそういった認識は薄く、故人の配偶者が喪主を務めることが多いようです。

 

その他にも、血縁関係から選ぶと以下の優先順位になります。

  1. 長男

  2. 次男以降の直系の男子

  3. 長女

  4. 長女以降直系の女子

  5. 故人の両親

  6. 故人の兄弟・姉妹


 

故人に配偶者や血縁関係者がいない場合は、友人や知人・介護施設の代表者などが喪主を務めることもあります。

 

喪主は1人でなければいけないわけではないので、不安な方は何人かで務めるのも良いでしょう。また、仏壇やお墓を継ぐ祭祀継承者を喪主が兼任しなければならない決まりごとはありません。

 

葬儀で喪主による挨拶をするうえでの注意点


葬儀

喪主が務める仕事の中で、一番大きな仕事が参列者と僧侶に対して行う「挨拶」です。

この挨拶は、1度ではなく葬儀の間に約4回あります。

1つ目は僧侶へお布施を渡すときの挨拶、2つ目は通夜挨拶、3つ目は出棺挨拶、4つ目はお斎での挨拶です。

 

また、受付で香典を受け取るときの挨拶も事前に用意しておくことをおすすめします。

ここからは挨拶をするうえで気を付けたい注意点をそれぞれご紹介しましょう。

 

時間に注意しよう


喪主の挨拶は10分、20分行うものではありません。

長すぎず、短すぎずを意識して「1分~3分」を目安で挨拶文を考えると良いでしょう。「葬儀に参列いただきありがとうございました。」という無難な内容で問題ありません。

 

挨拶は暗記しなくても大丈夫です。不安な方はカンペを用意して見ながら話すと、ゆっくりしっかりとした挨拶ができるでしょう。

 

不運を連想させる言葉は避ける


不運を連想させる言葉は避ける必要があります。

  • 浮かばれない

  • 九や四

  • 重ね重ね

  • ますます

  • しばしば

  • 再び


死亡、死ぬ、急死、生存   など・・・。

浮かぶ、九・四などは不吉なイメージを持たれることから好ましくありません。

重ね重ねやしばしばなど、同じ言葉を繰り返す言葉は、不幸が重なるという意味に捉えられる場合があるのでNGです。

死に直結する言葉も喪主の挨拶では避けるように心掛けましょう。

 

まとめ


喪主はだいたいの方が初めて務めることでしょう。大きな役割だと思われがちですが、1人で行わなければいけないのは、葬儀や通夜での挨拶のみです。

喪主だから頑張らなくてはいけない!など重く捉える必要は決してありません。

周りの方も、しっかりと喪主の方に協力して、素敵な葬儀にしてくださいね。