一時期流行った
エンディングノート。
今でもまだまだ人気が高く、自分の人生をより高いものへと変えていく決心として書く方も多いようです。
エンディングノートとは、和製英語なので英語での意味は通じませんが、自分の最期のとき、又は、生きているうちにやっておきたいことをまとめるノートといわれています。自分が死んだあとどのように埋葬してほしいとか、遺族にやっておいてほしいことなどをエンディングノートにまとめたりしています。
エンディングノート専用のノートや手帳も売られているくらいなので、エンディングノートを書きたいと思っている方も多く、エンディングノートに対する興味はとても高くなっています。
しかし、実際にエンディングノートを書いている人は少なく、書き方もよく分かっていない方や何から書き始めていいのか分からない方が多いようです。
今回は、エンディングノートに書きたいこと、書いといた方がいいこと、書き方、また、エンディングノートに書いておいても意味がないことなどまとめてみましたので参考にしてみてくださいね。
人気のエンディングノート、書いておく意味とは
エンディングノートは、「自分が死んだ後にやってほしいことのまとめ」を書くイメージが強いのですが、「
今自分がしたいこと」などをまとめておくのに最適なのがエンディングノートです。
というのも、急に死んだあとのことについてまとめて書いてみよう!って言われても、なんだかイメージしにくいですよね?
実際にエンディングノートについて伺ってみると、気になるけど何から書き始めていいのか分からないとよく言われ、書いていない方も多くいらっしゃいます。
確かに何を書けばいいのか分からないと、何から書いていいのか分からなくなってしまいます。
まず、「死ぬまでにやりたいこと」をまとめるノートだと思って書いてみると、死んでから不安なことについても書くことが出来るようになります。
「エンディングノート」とは、今すぐにはやらないけど自分がやっておきたいことをまとめておくようにする、いわば夢日記のようなものです。
エンディングノートを書いておくと自分がしたいこと、自分がしなければいけないことなど自分と向き合うことが出来るようになります。
しかし、現実と合わせていかないといけない夢日記になるところがエンディングノートと夢日記との違いです。
エンディングノートにはやり残したこと、自分が死ぬまでに行きたい旅行先などをまとめておく場所になります。
実際にエンディングノートにかいたことがある人は、このようにまとめている方が多いようです。
エンディングノートの書き方とは
【生きているうちにやらないといけないこと】
・行きたい場所
・会いたい人
・知りたいこと
・目標
【自分が死んだ後にやってほしいこと】
・ペットのこと
・家のこと
・子供のこと
・相続
・お墓
・葬儀の内容のリクエスト
・お金
【もしこうなってしまった場合】
生きているうちにでも、介護が必要になってしまうこともありますし、事故に合ってしまうこともあるかもしれません。最悪脳死になってしまったときの対処方法も書いておいてあげると遺族側が辛い思いをしなくてすむことが出来ます。
・介護
・事故
・脳死
など、口をきけなくなってしまうことがあるときに「自分はこんなことを考えている」というメッセージを残すことが出来ます。
エンディングノートでは無効!遺言書とエンディングノートの違い
しかし、エンディングノートに書いたからって安心することは出来ません。
エンディングノートは自分の気持ちを伝える場であったり、自分の考えをまとめるものとしての認識です。
すると、エンディングノートに書かれていることが無効になってしまいます。
それは、遺言書に書かれるような内容です。
土地や資産、預金といった財産などの相続で自分の意思を伝えたい場合、遺言書が必要になります。
誰に何をいくら残すという意思表示が必要です。
遺言書は、その人が手書きで書いたものならば有効と考えてしまうかもしれませんが、法的手続きをしたものでしか遺言書として認められません。
法的手続きとは、
「自筆証書遺言(じひつしょうしょゆいごん)」「公正証書遺言(こうせいしょうしょゆいごん)」「秘密証書遺言(ひみつしょうしょゆいごん)」として作成しておくとよいでしょう。
まとめ
エンディングノートは、生きているうちに自分と向き合うことが出来るノートです。
ノートに書くことで自分がやりたかったこと、やり残していることなどをまとめることが出来て、心残りを減らすことが出来ます。
また、エンディングノートは、残された遺族にとっても思い出深いものなるでしょう。自分が好きな言葉も書き留めておくのもよいかもしれませんね。
エンディングノートを書いて自分と向き合って自分を理解することで、周りにも理解されるようになるかもしれません。同じ趣味の仲間できてこれからの人生がもっと豊かなものになることもあるでしょう。
エンディングノートを書いて、自分の新たな可能性を見つけてみてはいかがでしょうか。