【臨済宗の葬儀】作法やマナー | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
【臨済宗の葬儀】作法やマナー
臨済宗の葬儀や法事の際に、宗派や葬儀の大まかな流れは知っていても、マナーまで理解している人は多くありません。

臨済宗の葬儀を考えたときに、どのような宗派で、葬儀の内容はどのように異なるのかを理解しておくことは大切なことです。

葬儀をスムースに執り行うために、臨済宗の葬儀の作法とマナーについて確認しておきましょう。

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臨済宗の葬儀の特徴


臨済宗①

臨済宗の開祖は、栄西という僧侶で、起源は中国にあるといわれています。

日本には鎌倉時代に伝わった宗派で、禅宗の一つです。

臨済宗の教えは、己の心にお釈迦様の心を宿し生きるというもので、仏に近づくために座禅を組んで悟りを開きます。

臨済宗の葬儀では松明が用いられます。

松明には、悪霊を遠ざける、煩悩を焼き尽くすなどの意味があります。

また、この世とあの世をつなぐ役割も果たします。

昔は本物の松明を使用していましたが、現在では松明に見立てた赤い棒を用いることが多く、僧侶は引導渡しの前にこの松明に見立てた棒を空中で円を描くように回し、その後その棒を投げます。

 

臨済宗の葬儀では、故人を仏の道へと導くための法語として、引導法語送りが用いられます。引導法語送りには、故人を未練なくこの世から突き放すという意味で、お経の後半に僧侶が「喝」と大きな声で叫ぶ場面があります。

 

これらは、知識として持っておくことで、お経の最中でも驚くことなく故人を送ることができます。

葬儀の後半になると、僧侶は妙鉢といわれるシンバルに似たようなものを打ちます。

妙鉢を擦り合わせたり打ち鳴らしたりする光景は、臨済宗のほかにも浄土宗などでみることができます。

妙鉢による音は、仏へ音楽を用いて供養をするという意味が込められています。

臨済宗の葬儀では、お焼香のお香は1度のみ香炉へくべ、このときに額にはいただかずに香炉へくべます。

そのほかの葬儀の流れは、一般的なものとさほど変わりはありません。

 

臨済宗の葬儀の作法・マナー


臨済宗②

臨済宗の葬儀では、まず故人の枕元では迷い世界を浄化する力があります。

悪鬼を打ち破る力がある大悲心陀羅尼や、観音様に救いを求める観音経といった念仏を唱え最後に仏や先人たちの徳を讃える意味合いを持つ和讃を唱えます。

通夜の席ではお釈迦様が入滅するときに弟子たちに対して唱えた最後の教えである遺教経、父や母への恩に報いるよう唱える父母恩重経、全ての生命は仏であるとする宗門安心章を唱えます。

 

臨済宗ではお焼香の仕方が他の宗派と異なる場合があります。

全体的な流れとしては、仏前で合掌をし、一礼して抹香を指で摘みます。

抹香は香炉へ入れて、再び合掌し、礼拝をします。

このお焼香の際に、臨済宗では回数が厳密には決められていませんが、1~3回とするものが多く抹香は額にはいただきません。

このとき持っている数珠は左手にかけるようにしましょう。

お線香の場合には、1本を立てるようにしましょう。

このとき、線香についた日を息で吹き消すことはマナー違反に当たります。

必ず左手で仰いで消すか、線香を軽く振るなどして線香についた火を消すようにしましょう。

線香を立て終わったら手を合わせますが、このときに隣や傍にいる人に体がぶつからないように注意しましょう。

臨済宗には、妙心寺派と建長寺派に分派していますが、葬儀でのマナーにはさほど変わりはないといわれています。

 

 臨済宗の葬儀を執り行うときの注意点


臨済宗③

臨済宗の葬式は、他の宗派と異なる部分が多くあります。

 

【楽器の音】


故人を忍んで誰もが僧侶の経典に耳を傾けますが、臨済宗の葬式では経典の途中で松明に見立てた棒などを空中で円を描くように回したり、喝と叫んだり、シンバルにも似た楽器で大きな音を打ち鳴らしたりする場面が多々あります。

葬式の場は静かな場合がほとんどです。

そのため、臨済宗の葬式の方式を知らない方にとっては、急に大きな音がして驚いてしまうこともあります。

故人を静かな気持ちで送るためにも、臨済宗の葬式の特徴をよく理解し、葬儀の流れをしっかりと掴んでおきましょう。

 

【言葉】


臨済宗の葬儀には忌み言葉といわれて使ってはいけない言葉が存在します。

「たびたび」や「重ね重ね」などといった言葉は不幸が重なることを連想させてしまいますし、「死ぬ」や「生きる」などといった直接的な言葉は避け、「永眠」や「逝去」、「ご存命」や「ご生前」といった言葉に変えて使うようにしましょう。

 

【経典】


お経の内容は、宗派によって異なります。

臨済宗で主に読まれるお経は、妙法蓮華経、般若心経、大悲心陀羅尼、観音経、白隠禅師坐禅和讃です。

臨済宗で読まれるお経がどの経典であるかを知り、内容を理解することは故人へのより良い弔いにもつながります。

慌ただしく迎えてしまうことが多い葬儀だからこそ、事前に葬儀の内容や宗派、場所を相談してきましょう。

 

臨済宗の葬儀のご相談は雅葬会へ


今回は、臨済宗の作法やマナーについて解説しました。

実際の葬儀となると事前準備や、突然のトラブルへの対処に戸惑うことがあるかもしれません。

神奈川県相模原市にある雅葬会では、随時、臨済宗の葬儀についてのお問い合わせやご相談を承っております。

専門資格を有したプロフェッショナルなスタッフが多数在籍しており、安心してお任せいただけます。

相模原市近隣にお住まいの方は、雅葬会へぜひご相談ください。