【カトリック葬儀】作法とマナー | 相模原・八王子・多摩で低価格で高品質の葬儀なら【雅葬会】

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葬儀の豆知識
【カトリック葬儀】作法とマナー
近年、日本でも一般的になったカトリック式葬儀ですが、式の流れやマナーなど知らない方は少なくありません。

カトリック式葬儀に参列した際、不明点が多く戸惑った方も多いのではないでしょうか。

今回は、カトリック式葬儀の特徴と式の流れや注意点をまとめました。

今後カトリック葬儀に参列予定の方や、カトリック葬儀を考えている方へ必要なポイントをご紹介します。

雅葬会は神奈川県相模原を中心に、東京八王子・多摩地区の葬儀を専門に受付しております。葬儀の相談・依頼がありましたらぜひ、お気軽にお問い合わせください。

 

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カトリック式葬儀の特徴


カトリック

日本にキリスト教であるカトリックが伝来したのは、1549年の室町時代でフランシスコ・ザビエルによって伝えられました。

 

カトリックという名前はローマ・カトリック教会の略称です。

ローマ教皇を最高指導者と仰ぐキリスト教最大の宗派で、現代ではキリスト教の総信徒者数が約21億人いるとされています。

そのうち約11億人がカトリックで、その他がプロテスタントや正教会などです。

 

カトリックの特徴は、聖母マリアに対する崇敬とローマ教皇を中心とした聖職位階制度です。

カトリックでは、イエス・キリストではなく聖母マリアを崇敬します。

聖母マリアはイエス・キリストの母マリアを指し、カトリックでは「聖母マリア」と呼ばれます。

もしくは「神の母」と呼ぶこともありカトリックでは聖母マリアが信仰の対象です。

 

聖職位階制度とは、教皇を最上とし,司教,司祭,他の教役者からなる聖職者のピラミッド状の組織のことを指します。

また、カトリックでは、「洗礼」、「ゆるし」、「ご聖体」、「堅信」、「叙階」、「婚姻」、「病者の塗油」という七つの秘跡と呼ばれるものがあります。

 

【洗礼】


キリスト教で、信者となる際の儀式

 

【ゆるし】


自分の犯した罪を告白し、罪のゆるしを願うことにより神からの罪のゆるしが与えられること

回心、悔い改め、和解、癒しの秘跡とも呼ばれる

 

【ご聖体】


カトリック教会、正教会、東方諸教会などキリスト教諸教派においてミサや聖体礼儀でパンを、キリストの体の実体として信じ食べること

 

【堅信】


信者が洗礼を受けた後、一定の儀礼において聖霊の力や聖霊の恵みを受けるとされる概念

 

【叙階】


貞潔・清貧・従順の三つの誓願を立てて生涯を奉献する男子修道者に与えられるもの

 

【婚姻】


互いに愛と忠実を尽くし、神の創造のわざにあずかり、生まれてくる子どもを信仰のうちに育てる夫婦共同体としての使命を果たすこと

同意を交わし神への誓約

 

【病者の塗油】


臨終の床にある病人のゆるし/病の癒しの塗油


カトリックの葬儀の作法・マナー


カトリック

カトリック式葬儀はイエス・キリストによって亡くなった人を神に委ね、キリストの再臨と死者の復活を願い祈ります。

葬儀と告別式は別で行われ、葬儀を執り行う場所は、個人が所属していた教会が一般的です。

葬儀の日に自宅から教会へ棺を運ぶ場合は、神父に自宅へ来てもらい「出棺の祈り」を捧げてもらいます。

 

葬儀と告別式の流れ


祈り

カトリック式の葬儀と告別式の流れをご紹介します。

 

【葬儀】



  1. 1,入堂聖歌


入堂聖歌が流れ神父が入堂されます。その時、参列者は起立して迎えましょう。

神父が聖水を注いでから祈りを捧げます。

 

  1. 2,開式の辞


神父が棺に聖水を注ぎ、祭壇と棺に献香し開式の辞を述べ、式が始まります。

 

  1. 3,一同着席


席順は最前列が喪主、遺族席となっています。その後ろに親族、友人・知人などが続くことが一般的です。

 

  1. 4,葬儀のミサ


「言葉の典礼」と「感謝の典礼」を行います。

言葉の典礼とは、聖書の朗読を中心に、歌・説教・祈りなどを行います。

典礼の中心は福音書の朗読で、一年間のサイクルでイエスの生涯を記念していきます。

 

感謝の典礼とは、パンとぶどう酒の食卓を囲んで「主の晩餐」を行うことです。

供え物の準備に始まり、キリストの死と復活を記念して、パンとぶどう酒を捧げる祈りが唱えられ、最後にカトリック信者はキリストの体と信じて聖体のパンを食べます。

 

【告別式】



  1. 1,入堂聖歌


告別式は神父の司式で行います。

参列者一同で聖歌を歌い、告別式の開式を告げます。

 

  1. 2,弔辞・弔電代読


個人の経歴などを紹介し、その後弔辞・弔電の代読があります。

 

  1. 3,献花


順番としては、喪主→遺族→親族→一般会葬者で行われます。

 

  1. 4,遺族あいさつ


そして最後に喪主から会葬者に向けて感謝のあいさつがあります。

参列者が多い場合は献花後すぐに退場できるように、献花の前にあいさつをする場合もあります。

 

カトリックの葬儀を執り行う時の注意点


カトリック式葬儀についての注意点とはどのようなものでしょうか。

 

【香典が必要ない】


キリスト教はお香をたく文化がないためお香典がありません。

しかし、代わりに御花料(おはなりょう)を包みます。

 

【御花料の金額】


御花料の額は、故人との関係性や自身の年齢によって変わります。

 

  • 両親 5~10万円

  • 兄弟姉妹、その配偶者 3~5万円

  • 祖父母 1~3万円

  • 叔父叔母、姪甥、いとこ 1~3万円

  • 嫁の実家、娘の嫁ぎ先 3~5万円(先方の両親・祖父母の場合 1~3万円)

  • ご近所 3千円~1万円

  • 会社関係者、友人 5千円~1万円

  • 友人の親 5千円


 

御花料を包む際は、百合の花や十字架が描かれたのし袋、もしくは白無地の封筒を使用し、表書きに「御花料」とフルネームを書いて受付で渡します。

 

【献花の方法】


献花とは仏教でいうお焼香と同じで、祭壇に白い菊やカーネーションを捧げます。

献花の手順は次の通りです。

 

  1. 両手で花を受け取った後、遺族に向かって一礼して献花台に進みます。

  2. 茎を祭壇に向け、献花台に捧げます。

  3. 一礼して黙祷します。

  4. 前を向いたまま数歩下がり、遺族に一礼して戻ります。


 

【参列時の服装】


葬儀で着用する服は、仏式と同じ通常の喪服で大丈夫です。

男性の場合は喪服かもしくは暗い色のスーツ、女性の場合は喪服、黒のワンピースやアンサンブルなどです。

装飾品は、時計や派手な避け靴やバッグなども黒が望ましいでしょう。

 

カトリック式葬儀のご相談は雅葬会へ


キリスト教徒の葬儀には、プロテスタントとカトリックの二種類あります。

カトリック式葬儀ならではの特徴や、注意点がいくつか存在するため事前に確認しておくことが大切です。

 

カトリック式の葬儀に参列する際や、ご自身の葬儀をカトリック式で考えている場合は不明点も多いことでしょう。

神奈川県相模原市にある雅葬会では、カトリック式の葬儀についてもお問い合わせやご相談を承っております。

 

専門資格を有したスタッフが多数在籍しており、些細なことでも安心してお任せいただけます。

相模原市近隣にお住まいの方は、雅葬会へぜひご相談ください。